米国株式投資の真実を伝える [Vol.150]2024年7月15日配信
【人生を豊かにする日経の読み方】
社会人になって40年以上読み続けている日経新聞の中から気になる記事をピックアップしコメントする企画だ。毎週土曜日午前9時〜9時45分にズームへの参加形式で実施している。
参加は無料なのでご興味あるかたはPeatixでお申込みください。
以下は先週土曜日にカバーした記事の表題をいくつか。
1.マーケット振り返り(7月1日~7月12日)
<主要指数>
・NYダウ +2.3%
・S&P500指数 +2.8%
・ナスダック総合指数 +3.8%
=駆け足バージョン=
7月1日からの週は休日を挟んで様子見姿勢は強かったものの、金利低下を受けてIT成長株を中心に高値更新となりました。7月8日からの週も金利低下を背景に続騰となりました。CPI発表後にIT成長株が売られる場面はあったものの、すぐに反発しました。
=ちょっとだけ詳しく=
7月1日からの週は木曜日に独立記念日の休日があったため、様子見姿勢が強い週となりました。
しかし、ISM製造業景況指数などの経済指標が市場予想を下回り、これを受けて金利が低下したことから、半導体などのIT成長株が買われてナスダック総合指数が連日の高値更新となりました。
景気敏感株は軟調だったものの、金利低下は株式市場全般の下支えとなり、S&P500指数も史上最高値を更新しました。
5日に発表された雇用統計で4月と5月分が下方修正され、金利がさらに低下したことも、この流れを強めました。
7月8日からの週の前半もIT成長株を中心に買われました。
米連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長の議会証言や6月の消費者物価指数(CPI)の発表を前に様子見姿勢が広がる場面もありましたが、金利低下や個別株の好材料が下支えとなり、10日までS&P500指数とナスダック総合指数は連日の高値更新となりました。
11日に発表されたCPIが予想外に落ち着いていたことで金利はさらに低下しましたが、材料出尽くし感などから成長株は一転して売られました。
しかし景気敏感株や小型株に買いが入ったことから大きく売り込まれることもなく、12日に反発し、NYダウは4万ドル台を回復しました。
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