米国株式投資の真実を伝える [Vol.172]2024年12月23日配信
※12月30日は休刊です。
【人生を豊かにする日経の読み方】
社会人になって40年以上読み続けている日経新聞の中から気になる記事をピックアップしコメントする企画だ。毎週土曜日午前9時〜9時45分にズームへの参加形式で実施している。
参加は無料なのでご興味あるかたはPeatixでお申込みください。
1.マーケット振り返り(12月16日~12月20日)
<主要指数>
・NYダウ -2.3%
・S&P500指数 -2.0%
・ナスダック総合指数 -1.8%
=駆け足バージョン=
FOMCとその後の会見で示されたFRBのタカ派姿勢を受けて金利が急上昇し、株式市場は水曜日に全面安となりました。ただし、金曜日に発表されたPCEデフレーターが落ち着いていたことから金利が低下したため、反発して週末を迎えました。
=ちょっとだけ詳しく=
月曜日は半導体などのIT成長株が買われてナスダック総合指数は史上最高値を更新しましたが、NYダウは2018年6月以来となる8日連続の下落となりました。
水曜日に終了した連邦公開市場委員会(FOMC)では0.25%の利下げが決定されましたが、2025年の利下げ見通しが4回から2回に減ったほか、パウエル議長の会見でも金融緩和に対する慎重姿勢が示されたことから金利が急上昇し、株式市場は全面安の展開となりました。
金利の上昇は木曜日も続き、ナスダック総合指数は続落となったものの、NYダウはようやく反発しました。
金曜日は、個人消費支出(PCE)デフレーターが市場予想を下回ったことからインフレに対する安心感が広がり、反発して週末を迎えました。
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