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米国株式投資の真実を伝える [Vol.135]2024年3月18日配信


【人生を豊かにする日経の読み方】

社会人になって40年以上読み続けている日経新聞の中から気になる記事をピックアップしコメントする企画だ。毎週土曜日午前9時〜9時45分にズームへの参加形式で実施している。

参加は無料なのでご興味あるかたはPeatixでお申込みください。
以下は先週土曜日にカバーした記事の表題をいくつか。

1.マーケット振り返り(3月11日~3月15日)

<主要指数>
・NYダウ         -0.0%
・S&P500指数         -0.1%
・ナスダック総合指数     -0.7%

=駆け足バージョン=
物価統計が市場の予想を上回ったことから、先週は金利の上昇が続きました。エネルギーや素材などの景気敏感株が買われてNYダウは小幅な下落にとどまりましたが、金利上昇が嫌気されて成長株に対する売り圧力が大きくなりました。

=ちょっとだけ詳しく=
月曜日は翌日の消費者物価指数(CPI)の発表を前に様子見姿勢が強く、IT成長株が売られる一方、エネルギーや素材株などの景気敏感株が買われ、NYダウは上昇しました。

CPIは前年比で+3.2%と市場予想を上回り、金利の上昇が続きましたが、株式市場では利下げ期待が残り、決算発表が好感されたオラクルなどの成長株も買われました。

水曜日は再び景気敏感株だけが買われる展開となりましたが、木曜日の生産者物価指数(PPI)も市場の予想を上回ると金利上昇は週末まで続き、長期金利は2月下旬の水準まで上昇しました。

これらを受けて成長株が再び売られる展開となりましたが、景気敏感株は相対的に堅調となり、NYダウは週間でわずかな下げにとどまりました。

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