米国株式投資の真実を伝える [Vol.122]2023年12月11日配信
【人生を豊かにする日経の読み方】
社会人になって40年以上読み続けている日経新聞の中から気になる記事をピックアップしコメントする企画だ。毎週土曜日午前9時〜9時45分にズームへの参加形式で実施している。
参加は無料なのでご興味あるかたはPeatixでお申込みください。
以下は先週土曜日にカバーした記事の表題をいくつか。
1.マーケット振り返り(12月4日~12月8日)
<主要指数>
・NYダウ +0.0%
・S&P500指数 +0.2%
・ナスダック総合指数 +0.7%
=駆け足バージョン=
週前半は様子見姿勢が強く、利食いの動きに押されたものの、金利低下が下支えとなりました。11月の雇用統計は予想以上に強い内容でしたが、一時的な要因との見方を背景に買い直され、主要株価指数は年初来高値を更新しました。
=ちょっとだけ詳しく=
週前半は金曜日の11月の雇用統計の発表を前にして様子見姿勢が強く、これまでの上昇に対する利食いの動きから軟調に推移しました。
しかし、民間の雇用状況を示すADP雇用統計などが労働市場の軟化を示して金利が低下したことが下支えとなりました。
原油価格が5カ月ぶりの低水準になったこともエネルギー株を除いて安心材料となりました。
雇用統計は市場予想を上回る強い内容となり、金利が上昇して株式市場は下落で始まりましたが、一時的な要因によるものだとの見方や、ミシガン大学消費者マインド指数で1年先のインフレ見通しが大幅に低下したことなどから買い直されました。
S&P500指数は2022年3月以来、ナスダック総合指数は同4月以来、NYダウは同1月以来の高値となりました。
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