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広告代理店系のコピーライターはクソなのか?

こんにちは、川崎です!


以前、ある社長がこんな話をしていました。


「川崎さん、広告代理店系のコピーライターって
マジで使えないですよね。

自分がいかに賞取ることしか考えてないですもん。

DRMわかってないライターなんてクソですよね」


この社長の言い分は一理ありますし、
僕も以前はそう思っていました。

要するに、

「ひと言キャッチコピーを作る
代理店系のコピーライターって、
ターゲットのレスポンスを引き出せない。

行動させられないから、売れない。

売れない=コピーライターの役割を果たしていない。

=クソ」


という論法です。


昔の僕も、同じように考えていましたし、
敵のように考えている時もありました。


でも、今は考えが違います。


というのも、僕たちとは、
そもそもの目的が違うんですよね。


意図してやっている・やっていない
というのは置いておいておきますが、
代理店系のコピーライターがやっていることは

・大衆操作
・文化づくり

なんですよ。


そのために効果的なのは、
長ったらしいコピーじゃありません。

それだと、誰も覚えられませんから。


だから、「ひと言キャッチコピー」なんです。


たとえば、「国内旅行の人気観光地は?」
と聞かれ、「京都」と答える人は多いでしょう。


その理由のひとつに、

「そうだ、京都行こう」

というキャッチコピーがあげられます。


これ、調べたところ
1993年から始まり、今年で27年目だそうです。

で、1995年から京都の観光客数は
リーマンショック時をのぞいて、
ずーっと右肩上がりで伸びているんですよね。


たしかに、僕も2006年、2012年と
観光で行きましたが、人の多さが全然違いました。

2006年:京都いいわぁ。また行きたい♪

2012年:人多過ぎ。もう絶対行きたくない。

これくらい肌感覚に差がありましたね(笑)


もちろん、キャッチコピーだけの力じゃ
ないですが、シンプルなメッセージは人の記憶に残ります。


それがボディブローのように
ジワジワと人の潜在意識に効いてくるということですね。


これ、一昔前は「資本力」がある
会社しかできない方法でした。

なぜなら、「徐々に浸透していく」という
性質がゆえ、繰り返し広告を出さないといけないからです。

それに、反応もないので、
それによって売上が上がるか?も予測できません。


なので、マネしようもんなら、
手痛いしっぺ返しが待っていたんですね(笑)


ですが、今、我々も

・SNS
・メルマガ
・ブログ

などで、費用をかけずに
見込客に繰り返しメッセージを
届ける環境が手に入るようになりました。


ネットができる前だったら、
資本のある人しかできなかった

「情報を反復して刷り込む」

ことが、我々にも簡単にできるようになった、ということです。


なのでこれからは、
DRM系のコピーライターも
「ひと言キャッチコピー」を作るスキルが
求められる時代になってくるでしょう。

つまり、

DRM系×広告代理店系のハイブリッドで
セールスできるスキルを持つライターが
重宝されるようになる、ということです。


あなたはどう思いますか?


川崎達郎

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