「人は人、自分は自分」。冷静さを見失う時、思い出すといい言葉。

人の感情は脳の活動によりいろいろ変化し、「喜怒哀楽」の感情も人ぞれぞれです。基準になる値が無くばらばらなため、「琴線に触れる」「地雷を踏む」などという言葉があり、他人との関わりが難しくなったりします。

スケールの点からみれば、政治観の違いや宗教観の違い、倫理観の違いから、好きな音楽や、好きな食べ物の違いまで大小さまざま。これらは時に戦争を引き起こす原因になることもあれば、他人と意気投合したり共感し合うこともあります。あらゆる点で同じ意見や考えが一致する人を見つけるのは不可能と思います。一言でいうと「価値観の相違」です。

人は他人と自分を比較するのが好きな性質を持つのかどうかわからないですが、他人を羨ましく思うこともあれば、自分を卑下することもあります。他人に認めてもらいたいと思うこともあれば、同じ空気を吸うのも嫌がったり。つかみどころ難しい、わがままな生き物なんでしょう。

しかし、人との関りは社会において避けては通れなく、時に「人とは価値観が違う」ということを忘れ心理的に不安定なることがあります。ほんのちょっとしたことで相手と口もきかなくなったり、相手を無視するようになることもあり、自分の感覚を見失います。

インターネットの普及によるものか、相手を攻撃する人がやたらと多い気がしますし、逆に、かなり他人の気持ちや行動を気にする人も多いと感じます。もともとこれくらいが普通なのか、インターネットがそれらの行為を誘発させているのか。爆発的に情報量が増えたため、情報の交通整理が不完全なためかもしれません。

ネット上には、歳も違えば、知識量も経験値も違う人たちが、うじゃうじゃいます。そして価値観も違う。まさに「自分の常識は他人の非常識」の世界です。

ネット上に限らず、もし自分よりもかなりレベルの高い話を耳にしたり、コミュニケーションがうまくいかなかったり、みんなが楽しんでいることを共感できないことが起こった時は、慌てず騒がず、是非、「人は人、自分は自分」という言葉を思い出してください。たぶん魔法の言葉になると思います。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?