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2023年の株式投資のふり返り

こんにちは!
この記事は、株式投資に関心のある方に向けた、カビュー(スマホアプリ)の情報をもとに2023年の株式投資についてふり返ったものです。


⚫️はじめに

投資歴は30年以上と長い方だと思います。
けれども、その割には投資は上手ではありません。
今思うと、自分の投資についてふり返ることの少なさが投資力が上がらなかった最大の原因と考えています。
やはり、毎月給与をいただけていたことで投資が”甘く”なっていたことは否定できません。
けれども定年退職をした今は丁寧な投資を心がけています。
その意味で、たまたまnoteで2023年のふり返りというテーマで1年間の投資をレビューする機会を得たことは非常に有益だと感謝しています。

⚫️カビューについて

代表的な株式投資アプリの一つで、無料版と有料版があります。
最初に無料版を試してみて良かったので、今は有料版(プライム会員、980円/月)を愛用しています。
株式投資という見えないものを様々な形で”見える化”してくれたおかげで投資力もアップしました!
お世辞も入っていると思うのですが、直近の偏差値は74!?
褒めすぎです。
おそらく、投資歴が長いため、資産合計が”根雪”のように固く積み上がっているためだと推測します。
その意味で、伸び代はたくさんあると考えています。

投資家偏差値74は褒めすぎ

⚫️カビュー情報を踏まえた分析

カビューが集計してくれた2023年の株式投資の損益について下記の3点を取り上げて分析します。

【確定損益】

確定損益

着目したのは次の2点。
・配当金が1番:利益の確定が上手ではない
・霞ヶ関キャピタルが2番:リスクの取り方が十分でない

配当金が1番の確定利益ということは、株式による利益の確定額が相対的に小さいことを意味します。
もう少し、チャートを見ながら利確のタイミングを丁寧に探っていくことに努めたいと思います。
また、霞ヶ関キャピタルについては5年間で利益が10倍と会社が中計で発表しそれを1年前倒しで上方修正する優良株。
そんな素晴らしい会社に着目しながら単位株しか買えなかった(リスクを取れない)”ヘタレさ”故に、利確の金額が伸び悩んだと反省しています。

【評価損益】

評価損益

この図から言えることは2つ
・投信が1番:長期積立分散投資の強さ
・日本郵船が2番:優良株の強さ

『敗者のゲーム』などで、インデックスファンドの強さが謳われていますが、ここでも実証されたようです。
やはりコア・サテライト戦略に乗っ取って、資産運用は長期積立分散投資が主体、株式投資はエンタメぐらいの位置付けが妥当と考えます。
ただし、エンタメといえども資金効率を上げるために真剣に取組むためのふり返りであると認識しています。
また、日本郵船は複数単位株を保有していたため、利益を確定しつつも含み益が積み上がっていました。
ある程度会社を研究し優良株とみなした場合は、複数単位株を保有することは有効と考えます。
なお、投資家タイプがキタオポッサムで、たくさんの銘柄(日本株だけで70銘柄以上)を保有しているが故に個々の銘柄分析にかけられる時間が少ない(管理の限界)を反省しています。

【合計損益】

年初来の確定損益+評価損益の合計の推移

この図から言えることは2つ。
・パフォーマンス:16.6%は日経平均の28.2%に負けていること
・トレンド:6月と9〜10月にかけて下落トレンドがあること

カビューの偏差値74は褒めすぎ考える根拠がこの1年間のパフォーマンス。
インデックスファンドに負けています。
これは、保有株式の半分が新興市場銘柄であることが原因です。
グロース250指数は2年前の2021年は1400だったのが、2023年は半分以下の700未満
塩漬け株を多く引きずっています。
あと、”節分天井彼岸底”のように1年を通じた定番のようなトレンドがあるように思います。
よって1〜2月で売却し、3月で優待取りのようなカレンダー投資にも今後は留意してみます。

⚫️今後の投資に向けての教訓

前項の分析を踏まえて2024年の株式投資の留意点について
・銘柄分析により理解を深めた優良株については複数単位株を保留
・NISA口座であってもタイムリーな利益の確定(または損切り)
・3月と9月は相場は下落しやすい事に留意
・70以上ある銘柄を50銘柄程度まで絞る
・損切りしたお金を長期分散積立投資に回すことで資金効率の向上を図る

などです。

投資家タイプはキタオポッサム

⚫️まとめ

2023年の株式投資についてふり返ってきました。
さまざまな物事についてふり返りは有効だと思います。
その中でも、株式投資は資産運用という生活の基盤に関わるものだけにとても大切なもの。
しかも、真剣にやればやるだけ効果が上がります。
今回、数枚のスライドをもとに色々と考えただけでも様々な気づきが得られました。
カビューの偏差値評価とは異なりまだまだ”伸びしろ”がたくさんある事は明らかです。
そして、投資についてのふり返りを丁寧に積み重ねることが市場と上手くやっていく事につながる事を実感しています。
この記事が、株式投資に関心のある方の何らかの参考になれば幸いです。
お読みいただき、ありがとうございます。

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