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えぞ松さん 〜またぞろ新しいウクレレを入手

※本記事は2021年4月20日に執筆をはじめたものの諸般の事情から下書きとして放置されたまま、今頃になって公開するものです。

 一昨年の2019年8月から、ウクレレにどハマリしている。

 きっかけは我らがバー『浪漫社』のご常連たるご婦人のお一人が、何かのはずみで発した、
「桑田さんの『若い広場』をウクレレで弾けたらかっこいいよねえ」
 という言葉だったのだが、ママ(オーナー&女房)も、マスターと呼ばれている俺もウクレレは触れたことがある——本っ当に触れたことがある程度——だったので、
「じゃあ皆さんで、マイペースでウクレレの練習をする会でも開きましょうか」
 ということになった。

 その名も、『ウクレレみんなで独学』

 月イチ程度でウクレレに興味のあるお客様で集まり、YouTube動画や入門書などを参考に簡単なところから練習をしていこうという趣向。
 これが少なからぬお客様にご好評で、開催の都度にメンバーの入れ替わり立ち替わりはあれども、今年の1月までは不定期に開催してきたわけだ。
(2月以降の中断に関しては、説明不要であろう)

 で、誰が一番ハマったかというと、誰あろうこの俺(笑)

 なにせ当初は上記のお客様がネットで見つけたお手頃価格で万が一の時にも惜しげのないウクレレ(最も一般的なソプラノウクレレ)を某通販サイトで購入しそれは今でも愛用しているのだが、ニンゲンちょっとでも楽器が弾けるようになった〝つもり〟になると不思議なもので、半年も待たず、もうちょっと高級なモデルが欲しくなってしまった。

 まず、その2019年の末には「今年の自分へのご褒美」との名目でコンサートウクレレという少し大きめでオクターブ幅も広いものを買おうと心に決め楽器店が立ち並ぶことで有名なお茶の水に向かったのだが、『御茶ノ水楽器センター』さんで試奏させてもらった、かのフェンダー社の製品の音色に心奪われてしまい、当初の予算をオーバーしたもののさんざ悩んだ末に購入。
 それで満足するかと思いきや、明けて2020年の2月には「深夜に自宅でも練習したい」という衝動に駆られ、いわゆるサイレントウクレレ(アンプに繋げばエレキウクレレにもなる)を追加購入してしまったという。
 さらにそのまさに直後にフェンダーが同年1月に山下達郎やブルース・スプリングスティーンが愛用するところの「テレキャスター」型のエレキにもなるウクレレを発表したことを知り、その発売をそれこそ発狂せんばかりに待ちわびて半年ばかり、8月4日の国内発売日にいち早く入手したという始末。
(ついでながら上記の最初の通称エルビスちゃんやサイレントウクレレの通称ピーナッツちゃんは優れものでママにもプレゼントしたし、他にもボディ天板がマホガニー一枚板の青色が鮮やかな廉価な中国製のコンサートウクレレもママにプレゼントしたりした。下記参照)

 まったくもう、噂には聞いていたが「楽器弾き」という人種は困ったものであると我が身をして思い知ったのだが、さてここからがようやっと本題。

 自分用としては上記「テレキャスウク」でしばらくは落ち着いていたのだが、今年に入ってから——だったと思うが——浪漫社からも至近の東京メトロ南阿佐ヶ谷駅からほど近い専門店『ウクレレバード(Ukulele Bird)』さんでまたぞろとんでもない製品を見つけてしまい、欲しくてほしくてたまらなくなってしまったわけだ。

 それがこちら。

お茶の水の良心的なショップ『TANTAN』さん、貴店で購入しなかったにも関わらず動画を引用してしまってごめんなさい。

 製品の特徴は上記動画で概ねご理解いただけると思うが、惚れ込んだ理由は以下。

①以前から欲しかった、ボディが薄い、いわゆる「ウスレレ」であること。
②にも関わらず、単独で素晴らしい「鳴り」であること。
③ピックアップ内蔵で、エレキウクレレにもなること。
④ボディ天板が北海道産エゾマツの一枚板であること。
⑤ネックからボディ側面と裏面がスルーネックと呼ばれる北海道産トドマツの一体成形な削り出しであること。
⑥素材の関係から、他に無いような白を基調とした美しい見た目であること。
⑦何より国産(北海道で作られている)であること。

 というわけで物欲は夢にまで出てきたほどでついに我慢しきれず、4月の末にウクレレバードさんで購入してしまった。

 俺が一目惚れ・一耳惚れしただけあってメーカーであるところの『クワイアン』さんのウクレレは評判も上々らしく、それぞれそれなりのお値段ながら飛ぶように売れているらしい。
 ことに俺が入手した『Through neck Soprano long EX』は——あくまでも俺にとってだが——コスパも良く、無印iPadの128GB Wi-Fi+Cellularモデルぐらいの価格ながら、ついに清水の舞台から飛び降りてしまったというわけだ。

 ちなみにウクレレバードさんは独自の通販もしているが楽天にもショップを出しており、俺は実際の店舗で店長さんに確認を得た上で、その場でポチッとしたネット商品をその場で持ち帰るという離れ業を演じた(笑)

 おかげでそれまで溜まっていた楽天ポイント+その当日のポイント還元キャンペーンで実質5,000円ほど安く購入できたというコント・ラッキー7、ポール牧伸二ウクレレなだけにだが、わっかるかなぁ〜あ、わっかんねぇだろぉ〜なぁ(指パッチンつながり)
(なおこれはナイショのハナシはあのねのねなんだが、同店のみのオマケとして、1万円相当のギグバッグが付属してきた。上記リンクの説明書きでは2台限定とありたぶんそのうち1台は俺が購入したコなので、ご興味のあるかたはお急ぎになるとよろしいかと)

 というわけでまだまだぜんっぜんビギナー、通称「ヘタレレ」にも関わらずこの1年半の間に4台——ママへのプレゼントも含めると7台!!——も購入してしまったぐらいにウクレレにハマってしまっているというとどのつまり。トドマツなだけに。

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 ウクレレ最高。

 ここのところのいわゆる巣篭もり需要でウクレレやギターが売れており、フェンダー社も過去最高収益を上げたというニュースもあった。
 そんなこんなでビギナー向けにも品質の良い製品が多数発売されていたり、また、YouTube等にもビギナー向けの優れた動画が多数アップされていたりするので、皆さんもぜひウクレレを手にしていただきたい。

 なにせウクレレというのはギネスブックにも、
「最も簡単な楽器」
 として登録されているらしいのだな。俺を含めいろんな楽器に挫折したかたがたも、ぜひこの機会に。

 そしていろいろと解放された折には浪漫社の「みんなで独学」にも、ぜひご参加のほどを♬

俺やママを含む「みんなで独学」参加者の多くの皆さんが最初に購入した、通称「エルヴィスちゃん
価格の割に素晴しい鳴りで付属品も充実しており、海辺などに持っていっても潮風や砂塵の影響を受けにくいクローズドなギアペグなのも魅力。
フェンダーのコンサートウクレレ、通称「ズーマちゃん」
いわゆるハワイアン寄りではなく俺が大好きなポップス系のカラッとしたサウンドに一発でヤラれ、喫茶店で1時間ほど悩んだあげくに購入。
いまでもアコースティックなニューミュージック系の曲を弾く際には大活躍。
深夜でもご近隣に迷惑をかけないサイレントウクレレながら、アンプに繋げばエレキウクレレにもなる、通称「ピーナッツちゃん」。俺が購入したのは2019年モデルだが、ママには2020年モデルをプレゼント。
ヘッドホン端子もあり、さらにはBluetoothスピーカー機能も内蔵していてiPhoneなどから曲を流しながら練習も出来るという優れものだが、最近は入手困難なのが残念。
たぶん俺が日本で最初に購入したと思われる(笑)、フェンダーのテレキャスター型ウクレレ。色はバタースコッチ。アンプに繋げばエレウクにもなる。
このFullertonシリーズには他にも同社ギターで著名な「ストラトキャスター」や「ジャズマスター」型のものもあり、「みんなで独学」の二人の仲間=お客様はそちらを購入。
三人揃うと壮観だ。
それまでコンサートウクレレを持っていなかったママにプレゼントした、通称「エンヤちゃん」
この価格ながらトップがマホガニー単板で、付属品も充実。多くの「ウクレレチューバー」の評価も高い。他には無い鮮やかな青の塗装も魅力。(無塗装もあり)
手の大きめなビギナーさんにもオススメ。


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