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異世界探索記5

旧ser.04(2020年9月8日公開)より抜粋

○フォーマルハウト? 魂の故郷?


見知らぬ田舎町を歩いていた。実家から北に40キロあたりにある町の雰囲気がある。そこは兄が子どものころ、病気が酷くて学校付病院で過ごしていたのだが、それがある街の近く。この雰囲気の町は、ちょくちょく夢に出てきて、心に響いてくる空気感がある。
自我意識が出てきて、よし、もっと探索しようと思って、あちこち歩いていくと、塔のような場所があり、それを登っていくと、ショッピングモールになった。私はさらに階段を上へ上へと昇って行った。すると、山になっていて、崖の下に巨大な遊園地が広がっていた。ものすごく大きく、ダイナミックなアトラクションがたくさんある。
隣には息子がいて、一緒にそれを見ていた。巨大な、黄色い竜の形をしたアトラクションがあり、ものすごいスピードで、移動し、回転したり、くねったり、予想できないような動きをしていて、山から見ている私たちに迫ってくるような迫力があった。私は危険を感じ、息子を抱えてしゃがんで身を守ると、その黄色い竜が間近まで接近し、一人の男性が巻き込まれ、崖の下に落ちていった。山にはたくさんの人がいたが、誰も彼には気をつかわず「落ちちゃったね」みたいな、淡白な反応だった。
私は急に、恒星接触しようと思いついた。今夜、その予定をしていなかったので、恒星の名前が思いつかないので、実験してみることに。
「魂の故郷へ!」と叫んだ。私は、そこにまで吹っ飛ぶイメージをつけるため、10、9、8、7とカウントダウンしてみた。このように臨場感を高めることで、可能性が高まるのでは、と思ったのだ。すると、3あたりから視野が周りからくらくなっていき、0と言ったときには景色がなくなり、超スピードで飛び立った。しかし飛び立ったのか、景色の側が向かってくるように動いたのかは、今思うと、よく分からない。
いつの間には、私はかわいらしい電車に乗っていて、窓から外を見ていた。トンネルを走っており、駅に着くと、最初、ミッキーマウスの人形が目に入った。たくさんの棚があり、たくさんの玩具、人形が並べられていて、キン肉マンとかドラゴンボール、ウルトラマンとその怪獣たちの人形もたくさん目に入った。
駅を降りると、そこは山の上にある、古風な木造小屋風の駅であり、なんとなく洒落ている。前の入り口から一人の少年が私のほうにやってきた。その少年は白人風の子どもで、紙粘土で作って絵の具で塗ったような素材感であり、小太りで、頭が大きく、巨大な人形が動いているような感じだった。デザインは、チャイルドプレイというホラー映画に出てくる人形の悪魔?(見たことないので、どういう設定か知らない)にそっくりだが、もちろん、そんなホラー要素は全くなく、かわいらしい。
私はなぜか、「会いたかったよ!」と言って、その男の子を抱きしめた。すると彼も「僕も会いたかった!」と言って、私にぎゅっと抱き着いた。
もう一度彼を見ると、息子の姿になっており、紙粘土人形ではなく、普通の人間の子どもだ。「あれ?」と一瞬、思ったが、知ってる人物に変換されたんだな、と思った。
彼について駅を出ると、駅は山の上にあり、駅前も小さく、オープンカフェみたな感じで、私の好きな雰囲気だ。
私はここがどこか知りたいと思い、「ここはどこ?」と、誰というわけでなく、私をここに誘った存在に対して声を出して聞いてみた。「フォーマルハウト」と聞こえたような気がするが、ノイズが入り、確信が持てない。もう一度「ここはどこ?」と聞いても同じで、「フォーマルハウト」と言われたような気がするが、ノイズが入ったように、聞き取れない。しかし2度目のほうが、何とか伝えようという意図は受け取ることはできた。
彼に連れられて、たくさんの自然の木々が生えた山道(道は整備されている)を下っていくと、木造の建物があり、誰も修理しないので壊れていっているように見えた。そして一番気になったのは、たくさんの大人がその辺りにいて、何か仕事をしていることだった。彼ら彼女らは、調査したり、子どもたちの病気を治したりするためにやってきた調査隊とか医者たちのように見えた。
私が「これは、子どもの楽園らしくないね」と言うと、少年は「大人が入り込んでしまったんだ」と答えた。大人の側としては好意でここに来たような感じだが、それは押しつけの行為のようであり、少年から見たら余計なお世話のように思っているようだった。
彼に連れられて山道を下っている途中に、私は気を失い、肉体にチューニングされた。
・コメント
快感系とか触覚系でない久々の体験です。
ミッキーマウスがみえたとたんに、「ん?フォーマルハウト?」と思いましたが、私が見た世界は子どもたちの楽園というものではなく、ただの山道。山を下りたら、楽園があったのかも。駅は洒落ていましたが。どうも古風です。
呼吸法も何もしないで変成意識に入り、さらになかなか長時間の探索だったので、自信が出る体験でもありました。
フォーマルハウトなのかどうか、まだ確信は持てないのですが、私の恒星パランにはフォーマルハウトは大量に出てきますので、魂の故郷として現れたとしても、不思議ではないかなと思います。
駅に着いて、いきなりミッキーマウスだったので、分かりやすくしてくれたのでは。そろえる8つの恒星の候補に挙げてもいいかもしれません。

○マイア(プレアデス星団)


実家2Fの部屋が、私の講座会場になっている。講座には10人以下くらいの人たちがいて、私の講座を待っている。私は教材のビデオテープを探して、3つほど見つけたが、どれも自分の趣味のビデオのような気がする。一つ入れてみて、やはり教材ではない。
気が付くと、生徒たちはいなくなっていて、私は次回までに見つけておこうと思った。探していると、1本の、おそらく緑色のビデオテープがあり、これに違いないと思った。テープがビロビロに伸びていたので、私はそれを直し、ビデオデッキに入れたが、前と後ろを入れ間違い、入れなおして、内容を確認した。そうそうこれだった。ビデオは私が準備するのではなく、上から送られてくるのだったことを思い出した。
窓から外に出て、いつの間にか、巨大な海岸を歩いていた。雰囲気としては実家近くの海岸だが、果てしなく大きい。景色は何もかも白っぽく見える。波はやや強く風も強い。私は堤防の上を歩いていて、しばらく変成意識に入っていないため、能力が低下しているような気がした。堤防はとても高く、海に落ちると危険そうだ。私は「私の能力が低下したままならば、この海に転落するだろう」と思った。
私はスリルを感じながら、「目をつぶって歩こう、もし能力が低下していないから、空中を歩けるはずだ」と思い、その通りにした。しばらく歩いて目を開けると、私は空中を歩いており、元の力があることに喜びを覚え、海の上を飛び回った。
もとの堤防の上に立ち、恒星を呼ぶことを思い出した。予定していた「マイア」を呼んだ。その時の声が、私にしてはやや低音で、イケメンボイスに聞こえた。
すると、閉じた私の両脚がそのままに、棒が地面に向かって倒れるように、顔面から地面に向けて倒れていった。不思議と怖くない。地面ギリギリで浮いている状態になったかと思うと、スワジスターナ左右にキューンという感じの快感を覚え始め、腰のあたりを目に見えない何者かによって固定されるような感覚を覚えた。そしてスワジスターナ後方(大臀筋の上部あたり)2か所が、プルプルと振動しているのを感じた。その振動に意識を向けていると、前方の快感が一層高まり、耐えられなくなり、そのまま気を失い、肉体にチューニングされた。

○アルフェラッツ


ゲーム世界の夢を見ていたと思う。アクションゲームだ。ゲームのバグのせいで、取ったはずの宝が無くなっていて、もう一度それを取りに行く、みたいな内容だった。また、どこかを旅している夢も見たと思う。
いつの間にか実家近くの歩道を歩いていると、自我意識が現れた。昨日は、仕事に疲れて、深夜の呼吸法もしていなかったので、意外だったが、たびたび、このようなことが起きるようになっている。
私はチャンスと見て、恒星の名を呼ぼうと思った、「恒星、恒星・・・・」予期していなかったので、星の名が思いつかなかったが、ふと「アルフェラッツ」が思いつき、その名を呼んだ。
すると、視野が変わっていき、もやもやしたグレーの空間に包まれ、エネルギーが鼠径部に集まってくるのを感じた。最初、会陰に絞られる快感を得て、すぐに会陰に電気が走り、会陰全体がビリビリして気持ちがいい。それを味わっていると、やがて押される快感に変化した。それがフェイドアウトしていきそうになったので、私はもっと続けていたいと思った。意識を会陰のほうに向けて腰を軽く動かすと、快感が再開して、視界が変わり、実家2Fの玄関側の部屋に横たわっていた。自分の体を確認すると裸になっており、やや痩せ気味の身体になっている。下半身をみようとしたが、何故か見えない。しかし体感的にはそこにある。それを知覚しながら、会陰には快感を覚えていた。
ふと黒い煙のような存在が、私の左胸あたりにうろついているのが見えた。私は少し気持ち悪くなり、それをつかもうとしたが、すり抜けて、つかめなかったような気がする。
そのあと二度寝して、エネ使いの先生が現れて、ゲームキャラクターの名前を言っていて、そのキャラについて知ろう、みたいなことだったと思うが、うろ覚え。「私もそれを知っています」と言った。それは有名RPGに出てくるヒロインの名前で、星を守るために自己犠牲的に死んでしまうキャラクターだ。(そのキャラクターの祖先(古代種)は、星を開拓し、人々が住めるようにしていったが、人類がそれを乗っ取り、古代種は残り1名になってしまった)私は、「古代種は宇宙人という裏設定があると思います」と言うと、「そうかもね」のような反応を先生が示した。「もちろん、空から来た厄災も宇宙人ですが」と、ゲームの敵側のことも私は説明した。

○シリウスB


旅館から帰ると、いつの間にか実家2Fにいて、たくさんの若者が集まってパーティーのようににぎやか。私はトイレに向かい1Fに降りたら、具合の悪そうな亡くなる前のような父親が居間にいた。
トイレで小便をしてから2Fに戻ると、誰もいなくなっていて、外に台風が来ているのが分かった。私は風雨が部屋に入らないように、窓をしめようとすると、紺色のカーテンが挟まったので、それを正してしめなおした。
すると、台風が終わり、私は外に出ることにした。外に出た瞬間、恒星の名前を呼ぶことを思い出した。私はプキシマケンタウリのつもりだったのだが、どうしても名前が思い出せない。プロ・・・なんだっけ?という感じだ。
仕方がないので、他の恒星の名前を呼ぼうとしたら、アルフェッカを思い出し、なぜか「アルフェッカは、もう経験済みだ。それにアルフェッカは遠慮したい」と思った。(アルフェッカは未経験なのに)
それで次々と思いつくまま恒星の名前を呼んだが、反応がない。思い出せるのは、シリウスC。「太陽」も試しに初めて呼んだが反応がなく、意外だった。
アルクトゥルスだけは少し反応があり、両脚を閉じたまま、パタンと正面に向けて倒れていき、地面にぶつかるかぶつからないか、という感じになり、土の匂いがした。(同じ倒れるパターンの恒星はマイアで、土の匂いがしたのはファシーズ、俯せは他にもある)
そのあと、私は、恒星の名前が思いつかないでいたが、「そういえばシリウスBはまだだったな」と思い、その名前を呼んだ。
エネルギーが私に集まってくるのが感じられ、スワジスターナ前方に快感を覚えた。場所としては、アルケスの回転する快感と同じ場所だと思われる。
このキューンという快感は、継続するのではなく、何度かに分かれて体感し、1回の快感は数秒という感じだった。私は立っていられず、お尻を地面につけて、両脚を曲げているような体勢になり、目は閉じていた。
私はふと、何かの存在を知覚できるのではと思い、目を開いたが、暗くて何も見えなかった。
この繰り返す快感は、どうも私の状態を見て間隔を空けているようであり、スアロキンの時のような知性を感じた。私が快感で気を失わないように。
やがて繰り返される快感に耐えられなくなり、そのまま肉体的に目を覚ました。

<ser.04のあとがき>


事前には、牛歩で進めると言い張っていたのですが、取り組み始めてみると、続々と体験が続いていきました。今回の取り組みでは、定期的に報告するという目標があることで、怠けずに、できる限りのことをする状態を維持することができました。これはある意味で、横のつながりを求めているとも言えますので、弱さの表れでもあると思いました。しかしこれも継続するうちに、取り組みへの自発性の純度を高めることができたと思います。それは良かったことです。
またこの時期は感染問題で社会が停止状態であり、非常に取り組みには有利でした。活動がストップすることで、異次元の穴が開くからです。社会全体がストップすることで、異次元への接触しやすさが高まっていたと感じます。緊急事態宣言が終わり、徐々に社会が動き始めた頃から、恒星接触の成功率が下がっていったような感触がありましたが、それでも、完全に消えてしまうわけでなく、勢いは下がるけれども、メソッド確立を定着させ、安定的に取り組めるようになりました。
横のつながりを用いることも、特殊な時期に取り組むことも、それだけで終わってしまったら、単なる依存体質として終わってしまうような気がします。しかしその支えがある期間にできるだけ取り組み、その支えがある期間が終わった後でも、継続できるようになるならば、支えはたいへん有効に使えるのだと感じました。「チャンスはすべて使う」のです。
先日、「そういうことね」と、ふと気づきました。私は現在45歳で、木星領域に入ったのですが、私の出生図の木星は魚座12度で、「新参者たちの試験」です。先生の解説本を読むと、「下のことがチェックされる」「暴かれる立場」みたいなことが説明されていて、「そのままだな」と思いました(笑)もちろん、この取り組みの目標は、恒星との接触と一体化ですので、惑星で説明するのは間違いですが、「入り口」「チャンス」としては用いることができると思います。12度は、未知の素材の探求みたいな意味合いがあると思いますが、魚座12度ということで、「もっと他にないの?」という感じで、精神世界分野を探っている状態とも言えるのでは、と思いました。特定の惑星を使うという感覚も、上記の「チャンスはすべて使う」ということの1つの方法として見ることができると思います。惑星に留まると、どこにも行けません。


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