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異世界探索記8 さそり座

旧ser.07(2020年11月30日公開)ser.44(2022年7月11日)より抜粋
(編集後記:アンタレスは何度も接触しているので、ここには挙げていません。またどこかで「さそり座」を呼んだ記事がありますが、この巻ではありません。「さそり座」の体験は、体脱から肉体にスムーズに帰還し、違和感が無かったという珍しいものでした。落差を感じませんでした。)

○2020年11月10日 朝 夢「さそり座ラムダ星シャウラ」


 呼吸法をして、シャウラを思いつつ変成意識に入ろうとしたが通常の夢。自我意識が少しあった感じはある。
山のほうにある旅館に、合宿旅行に来ているような感じ。宿泊している2Fの部屋にいて、赤いエプロンを誰かから差し出された。私は紐を肩に括り付けて、つけてみようとするが、サイズが少し小さく、これでは腹掛け(金太郎がつけているようなもの)にしかならないと思い、腰にぶら下げるタイプのエプロンにしてみた。思い出すに、紐の部分は黒かったように思う。つまり赤と黒のデザインだ。
 部屋を出て階段を降りる(1F)と、大型風呂から出てきた女の子たちがニコニコしながら歩いていて、バスタオルで前半身を隠しながらあるいているが、ほぼ半裸であった。一人はMで、以前の職場にいた私が良く知っている女性だ。私は目のやり場に困ったが、誰も気にしておらず、一緒に食事を取ろうと誘われた。
 食堂に行くと長テーブルで、なかなかオシャレな感じだ。この旅館そのものも暖かい薄黄色を基調としたデザインで、旅館にしては洗練されている。いつの間にか、全員が服を着ていた。
 食事は丼に入ったラーメン(とんこつラーメン?)で、食べてみるとなかなかおいしかったが、「おいしいけど、もっとおいしいラーメンを知っている」と私は言った。
 Mはにこやかに、「そうかな?」と言いながら、このラーメンもかなりおいしいと思っている様子だった。

⑥ 2020年11月10日 「さそり座ラムダ星シャウラ」


1 夜 夢「足の爪が筒になる」
 誰かと座っていて、私の足の爪を見ていた。爪が変形・変色(斑な薄茶色)し、とくに右足の親指の爪が細い筒状になっていたのが印象的だった。体にエネルギーが流れてきて、その親指の爪の筒からド~っと流れ、ボンっと、詰りが抜けるような感触があった。
2 早朝 明晰夢
 以前に別の町に住んでいた時のアパートの布団で目を覚ました。自宅だと思い込んでいるが自我意識がある。隣の部屋に妻がいて、私は起こそうとした。肉体的に目を覚まし、また入眠すると明晰夢状態になり、次は実家2Fの奥の部屋に出た。また隣の部屋の妻を起こして話をしたが、すぐに気を失い、肉体的に目を覚ました。さらに入眠して明晰夢状態になり、次は実家2Fの中央の部屋に出た。私は、隣の部屋にいる妻を起こそうとしたが、また肉体的に目を覚ました。
3 さそり座ラムダ星シャウラ」
 再入眠して目が覚めると、郵便局と鉄道が合体したような施設に出た。建物は暖かい雰囲気であり、会社というよりオシャレなカフェのような感じだ。鉄道のはずだが電車は見当たらない。もしかしたら郵便局だけなのかもしれない。
 私は勝手にその施設の内部をワクワクしながら探索した。いくらか部屋を見ているうちに、ある扉に入ると、薄暗い金庫のような大きな部屋になった。その部屋にもいくつか扉があり、私は1つの扉を開けようとした瞬間、こんなことをしている場合ではないと気づき、予定していた「シャウラ」を呼んだ。
 反応にやや時間がかかった(最近の傾向)が、優しいエネルギーが降りてきて私を包み、体が自動に動き始め、仰向けになり地面に触れたと思われる。さらに両脚が伸びたまま「く」の字に曲がっていき、天を指すようになった。
 するとスワジスターナ後方に、キューンという強い快感を覚えた。甘美なエネルギーであり、女性的な印象を受けた。なぜかピンク色のような気配がした。この快感は最強レベルとはいかないまでもかなり強く、私は身もだえるようになり、天を指していた両脚はもとにもどり、膝を曲げるような体勢になった。珍しい体験だが、一か所への快感だが、微妙に動いているような感じがした。スコープで狙いを定めているような感じだ。快感が止まらず、気を失うように私はそのまま肉体的に目を覚ました。ベッドで目を覚ましても、快感が残っており次第に消えていったが、かなり肉体に近いところまで影響力があると感じた。

⑦ 2020年11月13日朝 「さそり座シータ星サルガス」


 変成意識に入ると、実家2Fの玄関側の部屋にいた。薄暗い。となりの部屋に移ろうとアコーディオンカーテンを開けたところで、恒星のことを思い出し、「サルガス」を呼んだ。
 透明感のあるエネルギーにつつまれて体が自動運動し、仰向けになったかと思うと、両腕を天に向かって垂直に伸ばした。しだいにエネルギーが鼠径部に集まってくるのを感じたが、ザラザラしたような感覚のエネルギーで、快感が強すぎたらどうしようという恐怖感を少し覚えた。すると、スワジスターナ前方に強くキューンという快感が1回で走り、目の前が暗くなった。
 ここで面白い現象が起こり、目を開けると現在住んでいる部屋の今まさに眠っている場所になり、目をつぶると、さきほどの実家の2Fの部屋が見えた。肉体次元とエーテル次元を、目を開け閉めすることで行き来するような感じだった。
・コメント
 シャウラは両脚を天に伸ばし、サルガスは両腕を天に伸ばしました。面白い共通点であり、相違でもあります。

⑧ 2020年11月14日早朝「さそり座イプシロン星ララワグ」


1 この体験の前に夢を見ていた。私はZガンダムのカミーユというキャラクタになっている。どうやら宇宙戦艦の「アーガマ」の中にいるようだ。乗組員と思われる若者が一人、いなくなった父親を助けるために勝手に乗り物に乗ってアーガマを抜け出そうとした。官庁のブライトが怒っているのが見えた。私はブライトに「おいかけます」と言って、若者を探しに行った。
2 目が覚めて、どうも寝付けないので、部屋を暖め大きな椅子に座り、両脚を前にベッドの上に伸ばすような体勢で再入眠した。
 いつの間にか体脱(明晰夢)になっていたのだが、なかなか気づかなかった。というのは、その先でも同じ椅子に座っていたから。ただ脚を前に伸ばしているのがベッドのはずだったのが、椅子付属のオットマンの上になっていて、くるくると椅子が回転できたので、「あれ?おかしいぞ?」と思って気づいたのである。よく見ると、実家2Fの玄関側の部屋にいた。
 窓からチラッと外が見えて、満月が光っているのが視界の端のほうに見えた。気を失いそうで、何度か頭がぐらっとしたが、手を叩いたりして持ちこたえた。
 窓から外に出て、廂でワンクッションして地面に降りて空を見ると、満月は雲の向こうでうっすらと見えている状態になっていた。
 予定していた通り、私はさそり座ε星のララワグを呼ぼうとした。しかし、何故か間違えて「ワワワグ」と言った。言った直後、「何か違う、正式名称なんだっけ?」と思っていると、透明感のあるエネルギーに包まれて、空中に浮かび始めた。10メートルくらい?すると仰向けになり、まっすぐの姿勢のまま足の方向にふわっと動き始めた。スピードがゆっくりになり、一瞬止まったかと思うと、次は頭の方向に向かってふわっと動き始めた。これらの動きは、ブランコのように放物線を描いていた。頭向きに動きながら両脚を「く」の字に曲げて前に出している姿勢になり、空中で制止し、お尻あたりにエネルギーが集まってくるのを感じ、快感になりはじめた。これはスワジスターナ後方の中央辺りを円形に、お尻の中心部あたりの快感だった。すると急にストンとそのままの姿勢で地面に落下し、地面に座っている状態になった。なおも快感が走っていたが、そのまま肉体的に目を覚ました。着地した姿勢がそのまま、ベッドに両脚を突き出して椅子に座っている姿勢になっていた。

⑨ 2020年11月15日早朝 「さそり座デルタ星ジュバ」


 変成意識に入ったことに気づいておらず、就寝したベッドの中だと思い込んでいた。「フォーカス10にすら入っていないが、ダメ元で呼んでみよう」と思い、「ジュバ」を呼んだ。
 すると布団の中で体が自動的にゆっくりと右回転し始め、鼠径部にエネルギーが集まるのを感じた。(これは実家2F中央の部屋なのだが、自室だと思い込んでいた)
 そして会陰に押される快感、強い快感を覚えた。強く甘美な快感で、これまで体験した中で比較して、かなり長い時間、快感を味わっていた。回転はいつの間にか止まっていたと思う。快感を覚えながら部屋を分けているアコーディオンカーテンをチラっと見ると、仕事から帰ってきたグレーのYシャツ姿の兄がいて、こちらをクールな目で見ていた。
 快感が終わり、目を覚ますと、やはりベッドの上で私は仰向けになっていた。(次のアクラブに続く)

⑩ 2020年11月15日早朝 「さそり座ベータ星アクラブ」


 目が覚めた後、自室だと思い込んでいた。ベッドから降りてさきほどの体験のメモをしようとすると、ないはずのデスクがあり、窓から外が見える。それで私は変成意識が続いていることに気づいた。実家2F中央の部屋の雰囲気があるが、いつもと全然違う。そもそもデスクなどない部屋だ。
 窓を開けると、実家の雰囲気はあるのに全く光景が違う。繁華街・首都のような景色で、夜のエルミネーションがたくさん見えた。目で確認はできないがヘリコプターが低空で飛んでいる分かり、パタパタという大きな音が響いている。私を観察していたようにも感じられた。
 私が窓から街道に降りると、ヘリコプターはどこかに去っていった。私は予定していた通り「アクラブ」を呼んだ。視界が真っ暗になり、エネルギーが鼠径部に集まってくるのが感じられた。そして会陰の少し後ろ辺りに押されるタイプの強い快感を覚えた。この快感もジュバに匹敵するほどの強さでたいへん気持ちよく、私は長くそれを味わっていた。次第に快感の位置が、会陰中央に寄っていき、押される感覚が強くなった。私はいつの間にか仰向けになっていて、しばらくするとゆっくりと右回転を始めた。すると下腹部に、何かの塊が入っているような感覚を覚えた。快感を覚えながら、肉体的に目を覚ますと、その快感がなおも続いており、私は布団の中でしばらくそれを味わっていた。
・コメント
ジュバとアクラブの快感は、たいへん似ていました。厳密にいうと微妙な違いがありまして、ジュバはかなり好みの気持ちよさでした。下腹部に入っていったものは、玉のようなものかな、と想像しています。

⑪ 2020年11月16日朝 「さそり座パイ星・房」


 実家2Fの中央の部屋に出た。窓から外を見ると、実際よりも整備された美しい居住区のような光景が見える。夜で真っ暗だが、街灯が光っているのが見えた。窓から外に出て、道路に立ち、予定していた通り「房(ぼう)」と呼んだ。
 するとエネルギーに包まれて浮遊し、体が移動したと思うが、この辺りの記憶がうろ覚えで、おそらくは斜め気味に仰向けになり、公転回転していたと思う。しかしこれは次の「ララワグ」と記憶が混ざっている可能性がある。
 左腿付け根の奥に玉のようなものがあり、それを強く押される快感を覚えた。快感は会陰全体に覚えるが、左側に強く感じられた。玉を押される以外の部分は、ピリピリと電気が弱く走っていたような気がする。この快感はたいへん気持ちよく、しばらく味わっていたが、やがてブラックアウトし、肉体に戻った。

⑫ 2020年11月16日朝 「さそり座イプシロン星 ララワグ」


「房」の体験が終わり、肉体に帰還したと思った。目から覚めたばかりで、体がリラックスしていいて、ややフォーカス10に近い感覚がするので、もしかしたらこのまま恒星接触できるのではないかと思い、ダメ元で、予定していた「ララワグ」を呼ぼうとした。ところがまた呼び間違えて「ワワグラ」と言ってしまった。すると、体が仰向けで宙に浮かんだ。辺りを見ると、自宅ではなく、実家2Fの中央の部屋であり、肉体には戻っていなかったことが分かった。
私は、正しい恒星名を言い直そうとして慌ててしまい、次はおそらく「ララグラ」のように言ってしまったと思う。すると次は、仰向けの体がゆりかごのように、頭と足の方向に行ったり来たりした。私は、もう一度正しい名前を考えて、やっと「ララワグ」ということができた。
すると私は仰向けのままあちこちに移動し始めた。ゆっくりとした速度で、どこともしれないように移動した。なんとなくドゥーベの経験を思い出したが、速度は全く違う。ドゥーベは光速より早いような感じがした。
仰向けで宙に浮かび移動しがなら、会陰中央に揮発するタイプに似た快感を覚えていた。私が「もっと快感を広げてほしい。もっと星につながりたい」と思うと、会陰から仙骨にかけて強い電気とともに快感が走った。そのあと、会陰を押す快感に変化し、快感が一層強くなった。私は「もっと全身にまで快感を広げてほしい」と念じた。するとすぐに反応があり、会陰からスワジスターナ前方が強い電気で貫かれ、快感が走った。そして会陰が押される快感はさらに強まった。この快感が変化するごとに、仰向けで移動する私の速度が加速したと思う。
これらの体験は、他に比べても長めの経験であり、好みの気持ちよさであったが、やがて肉体にチューニングされ、物質次元に帰還した。
・コメント
 ララワグを呼んだのは、前回に間違えて「ワワワグ」と言ってしまったからで、正しく呼んでみたらどうなるのかを確認したかったからです。貴重な体験ができたので、検証してよかったと思います。ララワグを何度も言い間違えるのには、何か意味があるのでしょうか?
 結果としては、ララワグとはあたかも意思疎通しているような感じを経験でき、近しい恒星のように感じられました。

⑮ 2020年11月20日 早朝「さそり座カッパ星ギルタブ、さそり座ゼータ2星」


・夜中に目が覚めて、朝方まで何度も体脱。体脱するたびにベッドで目が覚めるが、見たことがない部屋になっている。割に広い部屋で、木造にも見えるが、はっきりとは分からない。いずれの時もうっすらと暗かったからだ。
 最初の体脱で「ギルタブ」を呼ぶと、透明なエネルギーが集まってきて私を包むと、そのまま気を失ってしまい、肉体的に目を覚ました。
 また入眠すると、おそらくさっきと同じ部屋にて、私は改めて「ギルタブ」を呼んだ。はっきりとは思い出せないが、同じように、エネルギーに包まれた後に気を失ったと思う。
 さらに入眠すると、ベッドでフォーカス10のような状態になり、そのまま寝そべっていると、突然背中に、ピストルで撃ちぬかれるような感触を覚え、そこに円形(500円玉くらい)に快感が走った。これは複数個所で、おそらく5か所くらいで、背中の左側に、肩あたりから腰に向かって上から順番に快感が走った。
 ベッドから起きると、ベッドの左側にカウンターがあり、カウンターの向こうに若いころの姿の「かとうれいこ」が立っていて、私を見ていた。私はベッドから立ち上がり、かとうれいこを見ると、彼女はだんだんと小さくなって少女のようになり、フードを被った姿になり、影で顔が見えなくなった。
 私は今は彼女とコミュニケートするよりも、恒星に接触することに興味があり、彼女を背中にして、「さそり座ゼータ2星」と言った。(言う直前に、一瞬、頭がグラっとした)すると、透明感のあるエネルギーに包まれて、そのまま垂直にゆっくりと体が浮かんでいき、天井を突き抜けて、真っ暗になった。そしてそのまま気を失い、肉体的に目を覚ました。

⑯ 2020年11月22日早朝 「さそり座イータ星」


 変成意識に入ると、目は見えないが、自分が凄まじいエネルギーの中にいることだけが分かった。体も認識できず、方向性が決まっているようには感じられないエネルギーの怒涛の動きの中に、私という意識の点があった。
しばらくすると、そのエネルギーが渦を巻き始め、さらにいつの間にか私に身体が備わっており、仰向けで扇風機のように右回転をしていた。なかなかなスピードの回転だった。しばらくすると回転ではなく、仰向けのまま浮遊し、どこかに運ばれているようになり、気が付くと、実家2Fの中央の部屋に立っていた。
右側を見ると、窓が開いていたので、私はその窓から外に出ることにした。この窓の外にはトタン屋根があり(物質次元の通り)、トタン屋根に乗ったところで、いつもなら地面に降りるところを、今回はトタン屋の上で星の名前を呼ぶことにした。
予定していた通り「さそり座イータ星」と呼ぶと、透明感のあるエネルギーにつつまれ、体がバタンと前向きに倒れるような動きになり、トタン屋根からうつ伏せに地面にゆっくりと下降していった。地面まではすぐの距離のはずが、まあまあのスピードで転落しているのにも関わらず、時間がかかった。時間と距離の概念が、地上とは全然違っていた。
地面にうつ伏せのままでいると、エネルギーが鼠径部に集まり、しっかりとしたエネルギーで鼠径部が固定化されるような感覚を覚えた(スピカにそっくり)。両腕は大の字に伸ばした状態であり、両脚が腿の付け根から天に向かって反り返っていくような感覚になった。そのままブラックアウトし、肉体的に目を覚ました。
 

⑰ 2020年11月24日早朝 「さそり座シグマ星(アルニアト)」


 実家2F中央の部屋に出て、窓を開けると、ないはずの廂がある。玄関側と混ざっているような感じだ。廂に降りると、夜明けのような感じであり、左側を見ると朝日が見えるが、やや雲に隠れている。私は、地面に降りず、廂の上で、予定していたように「さそり座シグマ星」を呼んだ。
 するとゆっくりと上昇しながら仰向けになり、視野が暗くなった。思い出すに、真っ暗というより、濃いグレーのまだら模様の空間だ。私はやや頭がグラグラする感覚を覚えたが、気を失うことはなかった。
 すると左足裏と右足裏にエネルギーが降りていき、土つかずの辺りに押されるタイプの快感を覚えた。左は通常の強さ、右は弱めだ。次第に快感が強化され、少し息が荒くなっていき、その辺りでブラックアウトした。
 目を覚まして、今のことを記録しようとすると、机の上に破れた紙があり、そこに書き込みしようとしたところで再びブラックアウトし(変成意識だった)、肉体次元に戻ってきた。

⑱ 2020年11月28日朝 明晰夢「ドッペルゲンガー」体脱「足裏マッサージ(快感あり)」


 前提として、「さそり座ウプシロン星レサト」あるいは「さそり座M7アキュメン」を呼ぼうと思って就寝したが、それを呼ぶことはできなかった。
 まず夜中に明晰夢になり、マグマを使った工場を見学していた。マグマからパワーのある黒い石を取り出し、それを繊維にして、お守りの袋を作っているようだった。工場から降りるエスカレーターで去り、後ろを向くと、工場見学した学生の団体が降りてきたが、驚くことに、その中に「私」がいて、いつも仕事で使う薄汚れた白いジャージを着ていた。私は自分がいることに驚いたが、「これってドッペルゲンガーってやつか?見たら死ぬらしいけど、触ったらやばいかな?」とか思いつつ、興味が湧いてしまい、あたかも他人に声をかけるかのように言葉をかけて、何度も左肩を叩いた。もう一人の私は、私と目を合わさず、本体の私を見ないようにしていた。
 また、母親に悪霊が取りついたので、それを私が祓うというエクソシストみたいな明晰夢も体験したので追記しておく。
 朝、目が覚めて着替えたものの、体がだるいので、脚を伸ばして椅子に座りリラックスしていた。するとそのまま変成意識に入り、自室で椅子に座っている自分を確認した。ただ濃く体脱していたため、身動きが取れなかった。
 すると会陰あたりに絞られるような快感が走った後、両足裏の土つかずに押されるような快感が走った。とても気持ちのよいマッサージだが、ただのマッサージ的快感ではなく、星に接触した時の快感と同じような感じだ。
 体を動かそうとして何度も肉体的に覚醒してしまったのだが、目をつぶってリラックスする度に、同じように足裏をマッサージされる状態になり、10~15分くらい、それを味わっていたと思う。
 いつの間にか、目の前に女性がいて、足裏の快感は、彼女のマッサージによるものだと分かった。ただ、顔ははっきりと見えなかった。手指は見えて、女性であることは分かるのだが、それ以上のことは分からなかった。足の指先なども揉んでくれて、さらにクリームを取り出し、両足首に塗ってくれたりして、それもたいへん気持ちよかったが、土つかずへのマッサージが多めだった。
 もっとこのマッサージを受けていたかったのだが、インターホンが来客を告げたので、そのまま目を覚ますことになった。

あとがき(ser.07)


 冥王星、土星、木星のコンジャンクションが、山羊座の後半で形成されているうちに、できる限りの工事をしたいと思います。あとひと月くらいでしょうか。しかしヘリオセントリックでは、すでに土星・木星は水瓶座に移っていたのですね。今、確認しました。探索をさらに続けます。

④ 2022年7月9日朝 「アキュメン」


実家2Fの玄関側の部屋。やけに視野が白っぽく、明るい。窓から外に出ようとした瞬間に、恒星に接触することを思い出した。部屋の中に戻り、両腕を掲げて「アキュメン」を呼んだ。(やや勢いのある感じの声)
自動運動が始まり、まずうつ伏せになった。体は十字形になっており、空中で浮かんだ状態になり、そこから床下に下降して行った。暗いグレーの空間を俯せのまま下降して行った。しばらく下降した後に、くるりんと引っくりかえり、仰向けになり、そのまま下降して行った。その下降運動が終わると、反時計回りの公転運動に変化した。仰向けで頭が外側であり、時計の針が逆に回るような感じ。
しばらくその回転をした後、さらに体が起き始め、立つ姿勢になった。腕はなおもT字型に開いていた。さらに揃った両脚が、弓が軽くしなるように後ろ側に曲がっていった。両足先は地面にくっついているような、少し浮かんでいるような感じ(多分、後者)。そしてその体勢のままに時計回りの公転運動が始まった。顔は回転の前方を向いていた。(記憶に残っていないが、妙な動きで回転方向が変化した)
仰向け回転の時から次第に視野が明るくなっており、白い壁の洋風の建物の中であることが分かった。白い壁には体半分がめり込むような感じに回転していた。一瞬、蠍の尻尾のようなロープのような感じのものの影が白い壁に映るのが見えた。何周か回転していたが、その間、ブオーン・グオーンという振動音が耳に響いていた。
私は「今日は、ダンスを覚えるのではなく、ひたすらどこまで体験できるのかを試してみよう」と思ったが、そのことを考えた途端にフェイドアウトし、肉体的に目を覚ました。

⑤ 2022年7月10日朝 「アキュレウス」


朝方に目が覚めた。隣の部屋のキッチンのところまできて、これが変成意識中だと気づいた。つまり幽体離脱状態だった。
予定していた通り、「アキュレウス」を呼んだ。アキュメンと全く同じ声質だった(やや勢いのある声)。
すると自動運動が始まり、まず仰向けで空中に浮いた。そのまま下降すると思いきや、すぐに直立体勢に戻り(この時、浮いていた?)、両脚を何からの形に曲げる体勢になったような気がする。そして少し沈み、床に下半身がめり込む感じになった?
するとその姿勢のまま、後ろ向きに浮遊し始めた。いつの間にか、景色はグレーの空間になっていた。
そして突然、両脚を揃えて、グルグルと回転が始まった。私は「蠍の尻尾と見立てて、それがぐるぐる回転しているのだろうか?」と思った。その回転が終わると同時に、スワジスターナ前方に、キューンという強烈な快感が走り始めた。気持ちいいを通り越して、少し痛い感じがした。何かが食い込んでくるような快感で、好みではない感じ。この時、両脚がどのようになっているのかを自覚することはできなかった。強烈な快感が続きながらも、後ろ向きの浮遊は続いており、これがなかなかのスピードだったので、何かの景色が見え始めていたのだが、それがどのようなものなのかを見定めることはできなかった。
そのうち、快感に耐えられなくなり、肉体的に目を覚ました。
記録を取り、そのまま再入眠して夢を見た。通っていた小学校がモデルになっている中学校か高校にいた。1Fか地下1Fの教室(おそらく前者)にいて、誰かとしゃべっていた。休憩時間のようだ。休憩時間が終わりそうなので、階段を上って自分の教室のある3Fに上っていったのだが、その途中で、さっきの教室にいた誰かのズボンを間違えて履いてしまっていることに気づいた。このズボンは、白と黒の粒粒のデザインで、よく背広などで見る模様だ。
自分の教室にたどり着き、私は誰かに「間違えてズボンをはいてきてしまったので、自分のを履きなおして返しにいかなくてはならない」と言った。そこで目が覚めた。
(感想)
アキュメンとアキュレウスは、何度もチャレンジしたことがあるのですが、今回、初めて成功しました。これまでうまくいなかなったのは、毒とか批判とか死とか、恐ろしいイメージがあるので、どこかでビビッていたのだと思います(笑)
今回、松村先生の新作におけるこの両星の解説で、アンタレスで行きたい場所を決め、ジュバで行きたい場所に頭を突っ込む。アキュメンとアキュレウスは、脱出するときに使われ、アキュメンは戻ってくるときの目印になるのかも、という感じの解説があって、「これは必要だ」と私は思ったのです。
さそり座はすでに大量の恒星に接触していたのですが(主にser.07)、アキュメンとアキュレウスだけができていませんでした。今回ので、さそり座の主要な恒星には全て接触したのではないかと思います。
アンタレスが天の八街で、あちこちに移動するための恒星の代表格ですが、「さそり座」全体の力を使えば、より円滑に移動できるのではないだろうかと、目算はしていました。しかしアキュメンとアキュレウスとの通路を作っていなかったので、それは未完成だったのだろうと思います。これでさらに異世界の旅が面白くなるのではないかと思います。
最強クラスの快感は、もう来ないのではないかと思っていました。様々な系列の恒星があると思いますが、これまで接触したことないタイプの場合に、このような強烈な快感が来るのではないかと思います。
アキュメンの両脚を揃えて弓のようにしなる体制は、蠍、あるいはさそり座の形をそのまま描いていたのだろうと思います。足先は付いていたような、いなかったような感じでしたが、つまりこの尻尾の先が地面側に向かっていることが重要だったのだと思います。
アキュレウスも両脚が揃い、尻尾のようになりました。グルングルンと回転するというよりも、ぶん回すような感じでした(肉体的にはありえない動き)。攻撃的姿勢?


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