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異世界探索記3

旧ser.03(2020年9月8日公開)より抜粋

○アンタレス


夢の途中で、自我意識が戻り、偶然にも実家の前の小道にいた。恒星は一休みと思っていたので、呼ぶ星の名を思い浮かばない。それで思いつくまま、アンタレスを呼んだ。
 するとゆっくりと体が上昇していき、そこそこ高く舞い上がった。以前に比べてゆっくりなので、距離感が分からない。前より長い時間かけて浮上した。
 いきなり前と同じように、頭頂から細いエネルギーが勢いよく入り込み、鼠径部に達した。前は会陰中央だったと思うのだが、今回はスワジスターナの中央より少し右前に、一点を刺す激しい快感を覚えた。するとその快感が、スワジスターナ中央に移動していき、そこでもしばらく一点を刺す激しい快感を覚えていた。
 するとまた移動を始め、会陰に接近していく途中に、今度は会陰中央に電気が走る快感を覚えた。電気は会陰中心に放射状に広がったが、前後に長く広がってもいき、スワジスターナ前方から後方にまで達していたと思う(一瞬のできごと)
 次に、会陰部を押されるような快感を覚え、たいへん気持ちがよくしばらく味わっていると、快感が移動しはじめ、スワジスターナ後方に達し、ジリジリする快感を覚えた。同時に会陰部も押されるように気持ちよかったと思う。

○トリマン


 体からエネルギー体がズレる感触がしたので、そのままボワっと体から出た。ちょっと濃く出すぎており、重たい。視覚はあるが、暗い。腕を動かそうとしたけれども、硬直しているのか、腕が無くなっているのか、よく分からない感じで、動かすことが全くできない。身体をチラ見したが、透明っぽい。
 周りを見ると、どこかの廃ビルとトンネルが合体したような場所で、目の前に窓のようなトンネルの大きな出口が見えるが、向こう側にはビルの数階辺りが見える。地下ではないようだ。白いひらがなが、おそらく2文字、そのビルの壁に漂っている。なんという文字か思い出せない。
 すると、いきなり私は、その出口とは反対方向に、背中向けに飛んで行った。少し浮遊している。(ベラトリクスに似ている。かつて水星でも体験した)ある程度飛んだところで、右に曲がって、なおも浮遊し飛ばされていた。
 何なんのだろう?と思いながら飛ばされているうちに、この状況で恒星を呼んだらどうなるかな?と思い、思い浮かんだ恒星の名前は「トリマン」だった。
 私は、ぼそっと「トリマン」というと、その後ろ向きの浮遊がゆっくりと制止し、今度は前向きに飛び始めた。
 その最中、徐々にムラダーラに快感が走り始め、会陰中央に一点を刺す快感と、その周りを押されるような快感を覚えていた。その時間が少し続き、やがてゆっくりと制止し、そのまま肉体に帰還した。
 トンネルの形は、上から見たらT字ということになる。

○フォーマルハウト


 いつものように実家の2Fの部屋(真ん中の部屋:これからは、出た部屋も記載します。最近は、真ん中の部屋ばかり)に出た。ベッドから降りて部屋の真ん中に立って、外に出ようと思ったが、濃く出すぎていて機動力が低いので、ここまま恒星を呼ぶことにした。しかしその前に、直立した私は、左側に吹き飛んでいるような体感があった。部屋の映像はそのままなのに、左に飛んでいるというのは不思議な話だが、そのような感じが生々しいのだ。
思いついた恒星の名はフォーマルハウトだった。その名を呼ぶと、次は、地面向けに沈んでいき、視界が悪くなった。この下に沈む感じは、シリウスの時に似ているが、沈み方がゆっくりであり、重々しさがあり、沈んだ距離も数メートルという感じだった。
すると、ジワジワとした快感にスワジスターナが包まれ、初めてのタイプだと思った。気が付くと、沈んでいたはずだが、先ほどまでいた2F中央の部屋にいて、次は右に向かって飛んでいる感覚につつまれ、それが次第に半時計周りに部屋の中を公転のようにグルグル回転し始めた。現実にはその部屋はすごく狭いのだが、なぜがそこそこダイナミックに公転していて、今思うといろいろと不思議だ。体を出ると、大きさや距離の概念が通用しなくなるということだ。
その間、スワジスターナにその快感を覚えていたのだが、それが右に向かって移動し始め、右脚の付け根あたりの一点(一点といっても少し大きめ、ビー玉くらい)を、押されるような快感を覚えた。たいへん気持ちの良い体験で、普段は届かないところを押されているような感じだ。その快感を味わいながら、肉体に帰還したが、濃く出ていた分、肉体に近かったせいか、帰還後も余韻があった。
起きた後に、その一点押しの部分がどこか確認したが、特定するのが難しい。会陰より右のほうのような感覚もあり、右脚付け根前方のリンパ球あたりという感覚もある。おそらく、その延長線上の交点で、つまりは指では直接触れない肉体の内部だったのではないか、と思われる。

○ファクト(アルニタクとデネボラも記載)


 実家の2Fの玄関側の部屋にいた。予定していた恒星は、アルニタク、デネボラだった。今回は外に出ずに、部屋の中でその名を呼んだ。
アルニタクを呼ぶと、体が少し浮かび(1メートル弱)、透明感がある優しいエネルギーに包まれた。快感は無かった。
 体が着地し、次にデネボラを呼んだ。同じように体が少し浮かび、透明感のある優しいエネルギーに包まれた。アルニタクより濃い感じがした。快感はなかったけれども、ムラダーラ辺りにエネルギーが集まっているような感触はあった。
 何故か部屋に、A4用紙の恒星の一覧があり、それを見て、どこにしようか考えた。大量にありすぎて、どうしていいか分からない。そんな中で何故か「六分儀座α星」が目についたが、「前に試したので、他のがいい」と思うと、ふと「ファクト」が思いついた。
 ファクトを呼ぶと、同じように体が浮かび、透明感のあるエネルギーに包まれた。すると会陰中央あたりに、押されるような快感を覚えたが、これまでの体験の中では弱い快感で、喘いでしまうようなことは全くなかった。ふと、腕のことが気になり、腕を意識すると、Yの字に腕を上げており、その腕にエネルギーをまとっていて、翼になっていた。
 着地したかと思うと、ベッドで目が覚めて、この体験をメモしようと思った。スラスラとメモ書きしたあと、「あれ?これは変成意識中だな」と気が付き(リアルすぎて、判別しにくい)、「そうだ、ここは実家の2Fであり、今住んでいる場所ではないから、変成意識だ」と思った。(2段変成意識)
 それにしても、リアリティーがある。私は特に、地面を踏むときの踵の感触に違和感を覚えた。あまりにもハッキリと地面を踏む感触がある。いつもの変成意識では、いつもふわふわして、踏んでいる感触はほとんどないのに。この踵の感触は、肉体次元よりもクッキリしており、あたかも骨に響いてくるかのような感覚があった。
 私はいつもよくするように、2Fの窓から飛び降りようとした。踵の感触が生々しくて、「もしかしたら飛び立てないかもしれないな」と思い、ゆっくりと廂の上にとび乗った。ふわっとした感じがあり、踵の感触は生々しいが、いつものように空を飛ぶことはできそうだ。念のため、廂からブロック塀に足をかけたあたりで、目が覚めて、肉体次元に戻ってきた。

○アルシオン


 アルケス体験から目が覚めて、もう一度入眠。変成意識に入ると、さっきと同じ実感2Fの玄関側にいた。いつもはベッドに仰向けなのだが、今回は、布団になっており、しかも私はふとんから若干はみ出ていて、窓際の壁と布団の端の間に埋もれているような感じになっていた。
 私はうつ伏せになっており、そのままの姿勢で、思いくままに「アルシオン」と呼んだ。すると透明感のあるエネルギーに包まれ、私の体が浮遊し、空中で直立しているような感じになった。私の体が、アクロバットのような動きを始め、最も印象的だったのは、空中ででんぐり返ししながら、隣の部屋へのアコーディオンカーテンをすり抜けたことだった。私は真ん中の部屋に移動し、空中に浮かんでいたと思う。景色はあまり覚えていない。
 そのあと、スワジスターナ上方(下腹部全体)の奥のほうまで快感が走り始め、その気持ちよさを味わっていると、次第に快感部が広がり始め、スワジスターナ前方も気持ちよくなり、さらに快感部が広がり、スワジスターナ下方がたいへん気持ち良くなり、最後に、その快感はスワジスターナ全体に広がった。
 なお、布団に出てきた感触が、最近の体験のように非常にリアリティーが高く、ほぼ肉体次元のような感覚だった。
(この気持ちよさは例えるのが難しいと記載していたのですが、体験を重ねていき、振り返りなどをしているうちに、「揮発するような快感」というのが、いい表現だと思いました。物質が溶けて気体になっていくような感触です。)
・コメント
アルシオンは、私にとってはグレートセントラルサンではないかという見立てで、とうめい化しており、快感はないのかも?という予想でしたが、快感を覚えることができました。
超変則的で、範囲が異様に広いです。しかもでんぐり返ししながら隣の部屋に移動したというもの、何か仕掛けがありそうですね。
「普通のやり方ではできないが、条件を整えればできる」ということかも、と思います。
この範囲の大きさが、グレートセントラルサンという感じがします。しかし会陰にまでは広がらず、前方に偏っています。この辺りの謎も、たいへん興味深いです。裏グレートセントラルサンとかあるのか?

○レグルス


夢の中で自我意識が戻った。濃く出すぎて若干体が重たい。倉庫のような、茶色っぽい部屋にいる。手のひらを確認したり、初めて足の裏を確認したりしたが、別におかしなところはない。
別の部屋に移ると、暗闇であり、そのまま歩いていくと、実家の部屋のようなそうでないような雰囲気の部屋についた。
そこで恒星を呼ぶことを思い出し、思いついた恒星の名前は「レグルス」だった。その名を呼ぶと、体がふわっと浮かび、仰向けになって浮いていた。会陰中央から見て、右側の足の付け根のほうに、玉のようなものがあるのを感じ、そこに押されるような快感を覚えた。これはおそらく、以前フォーマルハウトで感じたのと同じではないかと思う。
次に、会陰中央から見て対称の左の位置に、やはり同じように玉のようなものを感じ、そこに快感を覚えた。
最後に、その間の場所、会陰を中心にして放射状に、左右の端が上記の2つの玉の位置が来るように、揮発するような気持ちよさが広がった。
これは、快感場所が増えていくという感じで、1つずつ順番に感じたのではない。快感の程度は、激しくもなく、弱くもなく、やや強い快感で、好みの強さだった。
ふと腰がどうなっているのか見てみると、左腰の骨のあたりに、機械の装置が取り付けられ、そこに光りの点がいくらか見えた。私はそれを触って確かめたいと思ったけれども、何故かそれができない。手も動かなかった。触ってはいけないものなのかもしれない。
最初に上向きになったのに、いつのまにか方向感覚がなくなっており、直立しているような感覚になっていた。
この日は、引き続きベガを体験したので、次の記事に示す。

○ベガ


レグルス体験のあと、肉体に戻り、再び入眠。夢の中で自我意識が戻り、あちこち探索していた。いつのまのか、実家の2F中央の部屋にいて、恒星を呼ぶことを思い出した。思いついた恒星の名前は「ベガ」。
「ベガ」と呼ぶと、何故かくっきりと発生することができず、極端に言うと「ブェグァ」という感じになってしまう。呼んでも何も起こらないので、もう一度ベガを呼ぶが、やはり「ブェグァ」のようになってしまう。反応がないので、もう一度呼ぼうとした瞬間、仰向けになり、反時計回り(恐らく)に扇風機のように体が回転し始めた。
するとエネルギーに包まれたが、このエネルギーがこれまで体験したことがないタイプで、例えるなら男性的であり、何かダークで妖しい印象だ。
するとスワジスターナ左部に、激しい快感が走った。キューっと締まっていくような感覚。しばらく味わっていたが、快感が激しすぎたので、そのまま目を覚ましてしまった。
私は今の記録をメモしようと思い、記載し終わったので、改めて入眠すると、また目が覚めて、さっきのメモ体験が、変成意識の中でのことだと分かった。この時、実家の2Fであるが、自分の今住んでいる場所だと思い込んでいた。私は改めてメモを探した。隣の部屋では、妻が眠っているという設定になっていた。(この時、変成意識だとまだ分かっていない)メモを探しているうちに、本当に目が覚めて、現在住んでいる部屋に戻ってきた。(3重変成意識だった)

○シェダル


 ミンタカを念じながら横になっていた。次第に変成意識に入り、壁を見るとグレーの壁であり、ところどころに黒い点がある。この壁は正方形の中に黒い点が3つあるものを敷き詰めたようなデザインであり、おそらく見えている壁でなく、他の壁も同様のものだと思われる。
 私はベッド(もしかしたら敷布団?)で、うつぶせになっており、何故か全く想定していなかった「シェダル」を思いつき、その名を声に出した。
 するとエネルギーに包まれたかのように、体がでんぐり返しのように縦に回転を始め、空中に浮かんだ。私は部屋の中央で仰向けになっており、何故か首は力が抜けたかのように、だらんと後ろ向きに垂れ下がっていた。なされるがまま、という感じだ。
 その回転の最中、脊椎に一点の快感があり、その快感点が上に上がったり下がったりしていた。この快感点は、特に肩甲骨を挟んだあたりの脊椎に特に反応した。
 その快感を味わっていると、だんだん腰のあたりに降りてきて、そこから一挙に会陰部に達した。その瞬間に会陰部を押される快感と同時に電気が走り、スワジスターナ後方に強く響き、前方にも少し広がった。これらの快感は、それほど強いものには感じではなく、一瞬の出来事であったが、会陰に降りるときにズドンという衝撃があった。
・コメント
自分が想定していた恒星とは違う恒星を体験しました。呼んでも来なかったり、準備していなくても突然思いついたりと、小さな私には選択権はないという感じですね。もはや、何も想定せずに変成意識に入るのがいいのか?とも思えますが、想定しておくのも、しておかないのも、どちらもありですよね。
そもそも恒星の名前を知らないと、呼びようがないという見方もありますが、サークルの記事を見ていますと、自分が知らない星の名前が聞こえくるということもあるようなので、どちらの方法もよし、ということだと思います。地上のシンクロニシティーの中で、その恒星を呼びなさいと思わされる出来事もあると思うので、ゆらゆらする感じでいいと思います。
変成意識で出た部屋は、おそらく実家2Fの玄関側だと思いますが、回転しているときの感じでは、中央の部屋のような気分になっていました。移動した記憶はないのですが。混ざったのかもしれないです。

○ミンタカ(快感なし2回目)


体からはみ出る感触があったので、抜け出ると、いつものように実家の2F、今回は中央の部屋だ。濃く出すぎていて、体が重い。私はいつも外に出る窓を開けようとしたが、外に出る前に、時間がかかりすぎて、肉体に戻ってしまうかもと思い、部屋の中で恒星を呼ぶことにした。
私は「ミンタカ」と呼んだ。すると透明感のあるエネルギーが降りてきて私を包み、私は少し中にういた。すると、ふわっと移動し始め、そのまま、その部屋の床側の一角(北東だと思われる)から飛び出し、いつのまにか大きな鳥に変容していた。そのまま外にふわっと飛んでいくところで、肉体に戻った。鳥のイメージは、ワシだったと思う。
この日は、そのあと、アルニタクを経験したので、次の記事に記す。
・コメント
ミンタカは2回目です。1回目のミンタカの経験は、松村先生のサークルで報告しましたが、まだ他の場所には記載していなかったです。1回目は、記憶をたぐれば、部屋の外に出て、家の前の道でミンタカを呼びました。そのときはひたすら上昇し、宇宙に突き抜けるようになり、別世界に到着しました。そのあと、その世界で、巨鳥に変容できることを思い出し、変身し、猛スピードで飛びました。
今回のは、部屋からスタートして、下の床の角の一点(部屋の隅)から出て、巨鳥に変容しました。
ミンタカは、小さな箱から飛び出る、あるいはより大きな世界に飛び出すという働きということだと思います。肌身で分かる感じです。
今回の体験で、いつも出ている部屋を、キューブ(正六面体の箱)として考えると、いろいろ説明ができるのでは、と思いました。
意外だったのは、床側の一点からでも脱出可能だったということで、1回目の体験が上昇だったので、「下側からでも出られるのか?」と思いました。これは1つの惑星を経由して出られるということのカタドリではないか、と思いました。私は恒星パランにもヘリオセントリックにもミンタカはありません。無くてもできるのでしょう。


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