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異世界探索記9

旧ser.08(2021年1月9日公開)より抜粋

はじめに


 今回の特徴は、神話の神々との接触が多くなっています。意図していなかった「ハトホル」を呼ぶことから始まり、そのきっかけを通して、神々との接触を増やしていきました。自分でも思ってもみない方向になっています。アンタレスを強化するつもりだったのが、少し路線が変わってきた印象もあります。しかし、この過程全体が、アンタレス的活動というふうに見ることもできるのでは、と感じています。

① 2020年12月1日朝 体脱「ハトホル」


 変成意識に入ると、見知らぬ部屋に立っていた。私は何故か逆立ちのような体勢になり、なんとか逆立ちが成功できないかを試みた。なぜそんなことをしようとしたかは、自分でもよく分からない。逆立ちは、できたような、できていないような感じだが、両手は床についたのを確認した。それを止めた後に、何をしていいか思いつかず、とりあえず回転してみようと何故か思い、両腕を左右に伸ばして、独楽が回るようにぐるぐると回転した。(反時計回り)思いのほか、高速回転になった。
 回転が終わった後、「そうだ、恒星を呼ぼう」と思ったのだが、恒星の名前ではなく、これもなぜそう思ったのかよく分からないのだが、「ハトホル」を呼ぼうと思った。
「ハトホル」と呼ぶと、振動が降りてきて私を包んだ。気づくとそこは実家2Fの玄関側の部屋で、窓の外に前の家の屋根が見えて、何故か風神雷神図の巨大な神さん(たぶん、風神のほうだが、デザインはやや違っていて、厳つい顔をしていた)が、屋根と一体化したような石像になっているのがチラっと見えた。エネルギーに包まれて、少し飛びのくように仰向けに倒れていくと、そのまま床の下に沈んでいき、真っ暗闇になった。フォーカス10のような状態だが、はっきりと分からない。
 私は「ハトホル」ともう一度心の中で思うと、仰向けのまま、頭のほうからやってくる勢いのある振動の流れに体全体が満たされ、自分の体の輪郭が分からなくなった。エネルギーの性質は、体感的にザラザラしていた。

② 2020年12月5日朝 「シリウス」


 最初は自我意識弱めの夢を見ていた。旅館に泊まっていて、誰かから映画のチケットをもらい、見に行くことになっていた。あと2人カップルがいて、彼らもチケットをもらって見に行くことになっているが、彼らはゲームに夢中になっていた。私は焦っていた。
 気が付くと、私は布団で横になっており、目を覚まして、映画を見に行くことができなかったことに気づいた。私は今からでも間に合うかもと思い、玄関まで走っていった。(この辺りで次第に自我意識が強くなっていく)私は宙に浮かんで飛んでいたと思う。木造の大きな旅館のようだ。玄関まで来て、外がもう夜で真っ暗なので、もう間に合わないと思った。私はふと、これが変成意識中であることを確信した。体への戻り方が分からず、もしかしてもうこのまま戻らないのでは?と思い、少し焦った(戻れないことを焦るのはけっこう珍しい)。しかし、そうそう、恒星を呼ぶんだったなと思いつき、全く想定していなかったのだが、何故か「シリウス」と言った。(シリウスAでもBでもCでもなく、だた「シリウス」と言った)
 すると、体が宙に浮かび仰向けになり、鼠径部にエネルギーが集まってくるのが分かった。スワジスターナ前方に一瞬だけキューンという、微弱な快感を覚えた。その後体が床下に沈んでいったような気がするが、はっきりと思い出せない。
 ブラックアウトし、目が覚めると、実家の2Fにいた。私は、また自我意識が弱くなっており、先ほどの映画を見ることができなかったことを焦っていた。1Fに降りると父親がいて、私は「映画を見られなかった」と言った。すると2Fから母親が階段を降りてきて、携帯電話で誰かと話しているが、母も焦っていた。おそらく兄と話しているようだった。母親は少し若返っており、髪形も変わって、いつもより伸びていた。気が付くと、私は電話の子機を左手に持っており、私に電話に出るように、兄が焦って声をかけているのが分かった。私は何を焦っているのだろう?と子機を見ると、私は子機の耳に当てる側を手でふさいでいたことに気づいた。兄の声は大きすぎて、この状態でも子機から聞こえていたのだ。
・コメント
 何の映画だったのか不明ですが、「赤」という言葉が入っていたような気がします。私は「約束を守れなかった」みたいな感じで、焦っていました。最近は、自分も家族も風邪気味になっていたり、出張があったりして、夜中の呼吸法ができずにいて、変成意識もお預け状態でした。お預けと言っても、ほんの数日なのですが、ほんの数日しないだけでも、ずいぶんと変成意識に入っていないような気持ちになります。今朝は、何の準備もしていなかったのに、明晰夢状態になりましたが、はっきりと自我意識があったのは「シリウス」を呼んだ時あたりだけで、一瞬のスキをついて恒星接触したような感じです。
 ハトホルにしても、シリウスにしても、全く想定していなかったので、自分としても呼んだ理由がよく分からないのですが、あくまで主導権はあちら側、振動の高い側ですので、基本的には私にどうこうできるわけではないのだと思われます。ハトホルは、シリウスと金星を経由してきたということですから、この2つを呼んだことには、何か理由があるのかもしれません。

⑤ 2020年12月14日③ 「トート」


 起床すべき時間までまだ少しゆとりがあったので、もう一度、ベッドで横になったが、なかなか寝付けない。私はふと、昔、ちょっと得意だった自律訓練法をしようと思い、「両腕が重い…」と開始すると、急速に体が重くなり、変成意識に近づいて行くのを感じた。この時の面白い現象としては、自分で「両腕が重い」と思っているのにも関わらず、同時に、「誰かがそれを言っているのを代弁しているような感覚」になったことだった。
 スムーズに変成意識に入り、目を開けると、実家2F中央の部屋に出た。少しデザインが違っていて、何故か、外への窓に、木材でできていると思われる格子がつけられていた。外に出さないためだろうか?とふと思われたが、それを開ける時間がもったいないと思い、そのまま計画を実行した。ちなみに、さきほどと同じく目に見える景色が白っぽい。
 呼んだのはエジプトの神である「トート」だが、何故か私は、軽く万歳をするポーズで、その名を呼んだ。すると自動的に体が浮かんでいき、天井を突き抜けると、全身が振動に包まれ、自分の身体の輪郭が分かりにくくなった。視界は真っ暗というわけではないが、ほとんど見えない。斑なグレーの世界という感じだったように思う。
 振動を味わっているとすぐにブラックアウトし、自室のベッドに横たわっている気がした。背中には、先ほどの振動がまだ響いており、私はそれをずっと感じながら横になっていた。やがて目が覚めて、その振動は、フォーカス10の状態で味わっていたことが後になって分かった。
・コメント
「トート」を呼んだのは、先日、思ってもみない「ハトホル」を呼んだことにヒントを得たものです。アンタレスが当面のターゲットですので、アンタレスに関わりそうなエジプト神を呼んでみるのもいいのでは、と思いました。振動に満たされ、体の輪郭が分からなくなるというのは、両者の共通点です。エネルギーの質は違い、トートはザラザラしてはいませんでした。トートは上昇して天井を突き抜け、ハトホルは下降して床下に沈みました。

⑦ 2020年12月16日朝 「ヘルメストリスメギストス」


 変成意識に入ると、実家2Fの玄関側にいた。目に映る世界が白っぽい、最近の傾向だ。ベッドを見ると、誰かが布団をかぶっている。ここに私の眠っている姿が見えるのだろうかと思い、布団をめくると、はっきりと視覚化することはできなかったが、フードを被ったミイラのような存在だったように思える。私は、目に見えるものよりも、上位存在との接触を優先したかった。
 窓を開けて外に出るとき、何故か、その窓を閉めることに意識が向いた。私は少しだけ窓が開いた状態にして外に出て、ゆっくりと下降し地面に立とうとした。しかしふわふわして地面に足がつかず、頭もグラグラする。仕方がないので、そのまま予定していた存在の名を呼ぶことにした。
「ヘルメストリスメギストス」と呼ぶと、透明感のあるエネルギーに包まれた。そのまま仰向けになり、浮遊すると、頭の方向に向かって移動を始め、螺旋階段を上るようにゆっくりと上昇していった。(円の半分くらい分)やがて視界が閉ざされ、暗くなり、暗闇の中で横たわっている感じになった。
 鼠径部にエネルギーが集まってくるのを感じ、一瞬だけ全体的に仄かな快感があった。すると自動的に膝が曲がり、また伸びたかと思うと、何者かによって両足首をゆっくりと伸ばされた。ストレッチのように気持ちが良い。また、その存在が私の足首をなでるのを感じ、そのあとさらに両足首のストレッチをしてくれた。そしてそのままブラックアウトした。
 目が覚めると、実家2Fの中央の部屋で、隣の部屋にいた妻が朝の準備をするために急いで1Fに降りていった。私は布団から起き上がると、何故か窓が全開であり、こんなに寒いのに閉め忘れたまま眠っていたのかと思った。(自我意識はあるが、肉体次元だと思い込んでいる)窓の外を見ると、小道を挟んだ向こう側の家が再建築中であり、異様に大きくなっており、中年男性が重機にのって工事している様子が見えた。(記載していて気づいたのだが、重機が見えた位置からして、どうやら再建築しているのは、隣の家だけではなく、この自宅もしていたと思われる)
 私は自室が工事している人たちから見えるのはみっともないと思い、カーテンを閉めたが、完全に閉ざすことはできなかった。
 場面が変わり、どこかのショッピングモールの通路にいた。妻方の家族がいて、特に妻とその父親が印象的だった。妻は、「初めて会う存在だったので、緊張してどのように声をかけていいか分からなかった」みたいなことを、父親に言っていた。
・コメント
 ヘルメストリスメギストスは、伝説の神人ということで、恒星そのものとは違うかもしれませんが、恒星存在ではあると思います。トートと同じ存在であるともされています。アンタレスにまつわる存在との接触を増やすために選びました。
 足裏や足首への触覚体験が増えています。
また、触覚体験ばかり増えていくことに、この繰り返しでいいのだろうか?とも思えるのですが、視覚に囚われた地上生活を送っていることからの囚われが、そのように思わせのかもな~と思います。視覚なしの存在形態だってあっていいのでしょうから。それはそれとして、他の感覚も押し広げたいという欲求が出てきました。
 そういえば、数日前に、強烈な嗅覚を明晰夢中に体験しました。地上でも、ここまでは匂わないだろうというほどの強さでした。水瓶座本来の嗅覚は「~くさい」という予感のようなものを表し、直接的な匂いとは違うかもしれません。しかしこの強烈なにおいを経験したには間違いなく、どのサインに当てはめるのか?と問えば、やはりそれも水瓶座の管轄ということになるのでは、と思われます。
 この匂いは臭さを消すための人工的な香水の香りのようで、あまり上品とは言えませんでした。この匂い体験も、上質にしていくことができるのでは。つまり嗅覚で捉えられる対象を、より上位の存在にしていけるのでは、ということです。
 触覚は天秤座、嗅覚は水瓶座、さらに言語感覚の双子座と広げいき、風の三角を変成意識の中で満たすという方向もいいかもしれないと思いました。

⑧ 2020年12月19日朝①「猿田彦神」


 呼吸法のあと、寝付けないが、自立訓練を始めると急速に変成意識に入っていった。なかなかの効果に驚いた。暗闇に吸い込まれるような感覚になると、次第に後方斜め下方向に自分が高速移動しているのが分かった。和風な巨大な部屋で、畳も見えたが、移動する度にその部屋が大きくなっていったように思える。その空間を突き抜けると、黄色っぽく明るい部屋に出た。左側に窓が見えて、本棚のようなものも見えたが、印象としては子ども部屋のような感じだった。2F以上の高さだ。
 予定していた神の名を呼ぼうとして、慌ててしまい「サルタヒコノミトコ」(ミコトを誤った)というと、透明感のあるエネルギーにつつまれ、浮遊した。私は焦りつつ「サルタヒコノカミ」と言いなした。するとさきほどより少しだけ高く浮遊し、両腕と両脚が自動的に動き、大の字になった。さらに頭部より少し上から吊り下げられたように、ブランコが揺れるように前後にブラブラと揺れ始めた。鼠径部全体にエネルギーが集まっているのが感じられ、スワジスターナ前方に弱い快感を覚えた。前に進んでいく時に快感がやや強くなり、後ろ方向のときに弱まった。

⑨ 2020年12月19日② 「ヘルメス」


 猿田彦神の体験のあと、さらに予定していた通り、「ヘルメス」を呼んだ。今回のヘルメスのイメージは、ギリシャ神話のヘルメス。
 透明感のあるエネルギーにつつまれると、体が浮遊し、さらに両腕両足をゆっくりと前に突き出す姿勢になり、前方にふわっと緩やかな山型放物線を描くように進んだ。黄色い部屋の壁が目の前にくるように、ゆっくりと着地した。脚裏は、ほんの少し浮かんでいて、床についていなかったような気もする。

⑩ 2020年12月19日③ 「石凝姥命(声が出なくて神を呼べない)」


 ヘルメスの体験のあと、「石凝姥命(イシコリドメノミコト)」の名前を呼ぼうとした。すると、禁じられているように声が出ない。口と声帯が動かず、かすれた音しかでない。私は、「これは呼んではいけないということなのか」と思っていると、そのままブラックアウトし、肉体的に目を覚ました。

⑪ 2020年12月19日の振り返り


 道案内の神ということで、アンタレスを象徴する表現の1つの存在形態ではないかという想定のもと、「サルタヒコノカミ」を呼びました。「ヘルメス」関係のバリエーションは、「トート(エジプト神)」「ヘルメス(ギリシャ神)」「ヘルメストリスメギストス(神人)」になりました。
 今回の驚きは、報告③の声が出ない体験です。実は、これまで報告はしていないのですが、この「呼べない神」との接触の試みは3回目で、どれも不発、というだけでなく、明らかに拒絶されている体験をしています。(拒絶される反応があったということは、ある意味で接触したともいえるのかもしれませんが)この神は、ぜひとも接触したい神であり、「なんで?」という気持ちです。しかしこういうレアな体験には、何か惹きつけられるものを感じます。この神に接触できないということは、この神が象徴する恒星への接触がまだできていないということかもしれません。神話上の神よりも、恒星そのもののほうが振動が上のはずであり、対応する恒星との接触ができているならば、その神との接触も当然できるのでは、と予想されるからです。私としては、この神はシリウスに対応すると通常の思考で予想していたので、意外でしたが、接触するべき恒星がさらに増えたと思うと、ちょっと楽しくもなります。
 どうしても接触しておきたい日本神話の神は、今のところ6神もしくは7神です。そのうちの4神は、未報告のもありますがすでに体験しました。しかし対応する恒星が分からないものもあります。想定できているのは、サルタヒコはアンタレス、瀬織津姫はアルクトゥルスといった感じです。

⑫ 2020年12月22日①朝 「彦火明命」


 昨夜は喘息が出て、かなり寝苦しかったのだが、苦しい呼吸に併せてゴリ押しでエネルギーを注入していると、いつの間にか体脱状態になっていた。暗い部屋の真ん中に行き、どの存在をあるいは恒星を呼ぼうかと考えて、ふと思いついた「彦火明命」の名を呼んだ。
 柔らかく透明感のあるエネルギーに包まれると、体が背中向けに倒れていき、踵をつけて斜めの状態になった。両脚は閉じており、両腕はやや左右に開いていた。
するとゆっくりと、踵を起点にして、体が仰向けのまま右回転をし始めた。そのゆっくりとした回転を何度かしたところで、肉体に戻された。私は回転しながら、「これはまるで花を描いているようだ」と思っていた。
・コメント
 彦火明命への接触はこれで2回目で、1回目(2年前くらい?)は体脱して、ある神社の本殿の中に入れてもらいました。その時には、目の前に巨大な曼荼羅のようなものが見えました。背景は真っ白で、描かれているのは仏ではなく、装束をつけた人物(神様?)でした。真ん中に巨大な人物がいて、周辺に行くほど小さくなっており、そのどれもが動いて見えました。コンピューターグラフィックのように、鮮やかで透明感のある曼荼羅でした。しばらくその曼荼羅を見ていると、全ての人物が菊花紋のようなデザインに変容し、色とりどりで美しく、その紋がグルグルと回転して、たいへん美しいものでした。
 今朝の回転運動は、「これは花だ」と思ったように、この回転する菊花紋を体現したものであるかのように思われます。
 彦火明命は、饒速日命(ニギハヤヒノミコト)とも同一視されており、神武東征以前の太陽神ではないかと考えられます。記紀神話を見た場合には、ニギハヤヒと神武天皇は同じ系統であることが分かり(天孫降臨は2回あり、邇邇芸命(ニニギノミコト)以前に先発隊が近畿に来ていた)、大和の国を譲るというストーリーになるのですが、このストーリーのままに考える場合には、皇室と同じく「プレアデス」とくに「アルシオン」を背負った神様ということになると思われます。

⑬ 2020年12月22日③朝 「天糠土命(アメノヌカドノミコト)」


さきほどの体験が終わった後、かなり明確な意識があったので、さらに日本の神様を呼ぶことにした。上記のイシコリドメノミコトにも関わる神であるが、「天糠土命」を呼んだ。すると優しいエネルギーにつつまれて、ふわっとのけぞるように後ろに飛び、仰向けになった。そして背中一面、特に中央上部(肩甲骨から首の付け根当り)に、ピチピチピチピチと何かが弾けるような快感をたくさん覚えた。口の中で弾けるラムネ菓子のような感じ。ちょっと痛さも混ざっており、痛気持ちいいという感じだ。
 そしてふと体が仰向けのまま回転していることに気づいた。これは浮遊したまま仰向けで回転する扇風機型の回転で、いつもと違うのは足を起点としていることであり、おそらく反時計回りに回転していたと思う。(彦火明命の場合は、足が地面にくっついていて、お茶碗の形を描くように回転した。天糠土命は、足も浮遊しており、地面に対して平行の状態で回転した)
・コメント
 天糠土命は、石凝姥命の父親という設定の神です。実はこの神にも以前に接触したことがあり、その時は神社本殿の御扉の中に案内され、中に入ったかと思うと、茶色のまだら模様の空間になっており、その空間に身体が溶けてしまうという体験をしました。溶けてしまったあと、肉体的に目を覚ましました。これはもう2年くらい前の体験だったと思います。

⑯ 2020年12月22日⑥夕方 「同一神でも場所によってエネルギーは全く違う」


 上記の私の崇敬神社に祀られている「石凝姥命」についての報告をします。いつも遠隔でのエネルギーヒーリングでたいへんお世話になっているY先生に、この問題について調べていただきました。この問題は、私個人ではなかなか時間がかかりそうだと判断し、助けてもらうことにしたのです。
 その報告を簡単に説明しますと、
・まだ私にとって縁がなくていい空間である
・死んでから行く世界への入り口・境界線に関係している
・だから今は入れなくてもいいし、まだコミュニケーションも必要ない
さらに「そのうちだれでもお迎えがありますが、自ら進んでいく空間ではないです。こだわらないで、だいじょぶですね。」との回答をいただきました。
私はY先生のことを信頼しておりますので、先生が仰るがまま、崇敬神社の石凝姥命との接触はしばらくお預けということにしたいと思います。肉体を完全に捨て去るとき、あるいはそれが近づいてきたとき、接触やコミュニケーションが発生してくるということでしょう。ずっと気がかりだったのですが、安心して前に進めます。
さらに別のところでY先生に質問させていただき、そこでもらった神についての解説を簡単に報告します。難解な部分もあり、私が理解できていないことをここに書くのは躊躇しますので、一部だけです。
Y先生「同じ御祭神であっても、祀られている神社・場所によってエネルギーは違うし、ハタラキも異なります。この異なるということが、いわば「産土のハタラキ」と言っていいのではないかな。しかし、全く違うとは言っても、同じとも言える。一切は空であり、色がある、という感じかな」
私「いろいろな神仏が歴史の中で融合したりしますが、エネルギーレベルでも実際に融合しており、新しいハタラキとなっているという認識でよいですか?」
Y先生「認識はひとそれぞれ正解ですから、ひとそれぞれの認識でいいんです。」「(各神社の神は)全く違うけど、同じ!って感じです。」
 Y先生は、他にも骨の話や末那識、阿頼耶識などのお話もしていただけましたが、まだ私の言葉で語るには早いかなと思います。いずれ紹介したいと思います。
 この「石凝姥命」の話には続き(2021年1月以降の夢など)がありますが、どこかで記載する予定です。

⑱ 2020年12月25日朝 「ホメロス」


 明晰夢で見知らぬ町を探索していた。古びてはいるが、たくさんの人がいて、お店がたくさんあった。濃厚なエネルギーの圧力により、通れない場所があり、私はそこに様々なエネルギーの技を使ったがなんともならなかった。そうこうしているうちにブラックアウトして、肉体に戻った。
 なかなか寝付けなかったのだが、自立訓練をしているといつの間にか変成意識になっており、神を祀る祭壇の前に立っていて、前には榊の木で作られた大幣が置いてあった。私は何故か、祓詞を奏上すると、体がふわっと浮かび上がった。奏上が終わるころ、頭がグラグラしたが、なんとか大幣を両手で取った。するとさらに上昇し、視界がグレーの斑模様になり、さらに頭がグラグラしたため、大幣を下に落としてしまった。
 私はそのまま予定した通り「ホメロス」と呼んだ。すると透明なエネルギーに包まれて、自動的に両脚が肩幅くらいに開いた。そして鼠径部にエネルギーが集まり、腰全体ががっちり固定化されたような感覚になった(スピカなどで体験したものと同じ)。すると、ドスンとエネルギーの塊が鼠径部前方に降りてきて、キューンとするタイプの強い快感を覚えた。ドスンのあと、しばらく快感が継続し、次第に消えていった。
 私は実家2Fの玄関側の部屋で浮遊しているのに気づいた。すると空間に、ピンク色の「で」というひらがなが浮遊しているのが見えた。意味は分からない。
 目には見えないが、なおも近くに誰かがいる気配がしたので、「もう一度ほしい」と思うと、さらにドスンとエネルギーの塊が降りてきて、全く同じ快感を覚えた。快感の余韻を味わっていると、「ありがとう」という中年男性の声が聞こえ、やがて自室でフォーカス10の状態になっていた。
フォーカス10のまま、しばらくまどろんでいると、若い男性のもので、やや機械音が混ざったような声で、「お父さん」と呼び掛けられた。そしてそのまま肉体的に目を覚ました。
・コメント
 ホメロスは、「イリアス」「オデュッセイア」を書いたとされる伝説上の叙事詩人ですが、このような人物のパターンでも快感が走るので、やや意外でした。(しかしエネルギーは、若干、荒いような気もしました。)ヘルメストリスメギストスも神人とは言え、人間という設定ですが、ホメロスも同じく、恒星人間ならば、快感接触ができるということなのだろうと思われます。
 ホメロスは、あまりに唐突でした。ハトホルも意外だったのですが、ハトホルの場合は本を呼んだことがあり、呼吸法とエネルギーワークの参考にしてきたので、まだ思いつくのにも納得できるところがありました。しかしホメロスは、イリアスにしても、オデュッセイアにしても読んだことがなく、その名を教科書で知っているくらいでしたから、これは「呼ばれた」「呼ばされた」ということが分かる体験だと思います。終わった後に「ありがとう」と言ったのは、ホメロスその人だったのだろうと思います。
 しかし「お父さん」は謎で、何のことやら分かりません。いずれ分かるときが来るのかも。

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