もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら

一番大事なことは『真摯さ』

■組織の定義づけ


→我々の事業は何か、何であるべきか
→出発点は、『顧客』を満足させること

■企業の目的


→顧客の創造
→マーケティングとイノベーション

■マネジメントと成果

・マネジメントは生産的な仕事を通じて、
働く人々に『成果』をあげさせなければならない

・働きがいを与えるには、仕事そのものに責任を持たせなければならない
そのためには、
1.生産的な仕事
2.フィードバック情報
3.継続的学習
が不可欠である。

・成果には準備が必要である。
いつ機会が訪れるかは予測できない。
準備しておかなければいけない。
準備ができていなければ機会は去り、よそへ行く。

・人のマネジメントとは、人の強みを発揮させることである。
人が弱い。悲しいほどに弱い。
人が雇われるのは、強味のゆえであり、能力のゆえである。

・組織の目的とは、人の強みを生産的なものにすること。

・組織とは、何らかの貢献を行わせ、
自己実現させるための手段である。

・成果とは、何かを理解しなければならない。
成果とは百発百中のことではない。
成果とは長期のものである。
すなわち、間違いや失敗をしないものを信用してはならない。
成果とは打率である。
人は優れているほど、多くの間違いを犯す。
優れているほど、新しいことを試みる。

・真摯さを絶対視して初めてまともな組織と言える。
真摯さの欠如は許さない。

・組織構造は組織のなかの人間や組織単位の関心を
努力ではなく『成果』に向けさせなければならない。
成果こそ、すべての活動の目的である。
成果よりも努力が重用であり、技能をそれ自体が目的であるかの如き、
錯覚を生んではならない。
仕事ではなく成果のために働き、
過去ではなく、未来のために働く能力と意欲を生み出さなければならない。

・成果中心の精神を高く維持するには、
配置、昇給、昇進、降級、解雇など人事に関する意思決定こそ、
最大の管理手段であると認識するひつようがある。


■まとめ

一番重要なことは、『真摯さ』
組織を作る側の人間は仲間を探す際に、真摯さを持っている人間を迎え入れることが重要。
組織の中の人間は、真摯さを持って振る舞う責務がある。
と感じた。
真摯さという土台を強くしていく行動が求められており、
未来の組織の発展確度に大きく寄与する。

印象的な点は、
組織の目的は、人の強みを生産的なものにすること
組織の中のマネージャは、
マネジメントを通じて、個人に成果をあげさせること

成果という単語が多く出てきておりました。
単に個人の努力で成果を出すという目線ではなく、
マネジメントによって成果を出させるというこれまでより一段階上の視点
で見れたことが今回の収穫です。


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