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幼少期好きだったものを思い出しただけ

 テレビでタツノオトシゴを見ていて、ふと思い出した。
 そう言えば……。
 
 幼少期の私は、タツノオトシゴが大好きだった。海の生き物に特別興味があったとかじゃなく、その姿形が好きだったのだ。
 大小あれど、いわゆる「魚の形」ではないし。タコやイカなどとも違う。すっくと立っていて、英語でSeahorseとも呼ばれるように、ちょっと馬みたいな顔。そうだな、名前も好きだったんだな。
 名前も好きな海の生き物と言えば、Starfishもそう。日本語で「ヒトデ」と聞いた時には「なんと現実的な名前か……」と愕然としたものだった。 

 ついでだから、幼少期の私の好みを思い返してみる。
 
 例えばウサギ。

 ウサギがにんじん好きなおかげで、私もにんじんが好きになった。いや、にんじんが好きだから親近感を覚えたのだろうか。どっちが先だったか忘れた。
 特徴は何と言っても耳が長いことだろう。あんなに耳が長くて体が丸くて、鼻がニブニブ動く可愛い生き物が他にいるだろうか。(主観)
 でも、ウサギが好きって人は今も見聞きする。これは唯一、割とメジャーなのかな。当時は周りでいなかったけど。
 幼少期、どれだけ好きだったかと言えば、怖いもののコスプレをするはずのハロウィンで、二年連続、ウサギにならせてもらったくらいだ。ウサギの、決して可愛くもデザインされていないお面をかぶって、それで私は満足なのだった。
 「アイアンマン」で、トニー・スタークが彼女のペッパーに、巨大なウサギをサプライズで準備して、女性をバカにするなというシーンがある。でも私はあまり笑えない。あそこまでの巨大さには、確かに「バカにするな」と思う。けれど、私は今だってウサギのぬいぐるみは嬉しいだろう。オットよ。プレゼントにウサギのぬいぐるみやウサギグッズをプラスで加えれば、妻はもっと喜ぶぞ!


 例えば、ロバ。馬じゃないのだロバなのだ。
 ロバは、馬みたいにカッコ良くない。ちっちゃくて、トロンとした穏やかそうな目で、人の荷物運びのために働いていたりする。鼻先が体の色と違って、そういった部分が全部愛おしい。「ブレーメンの音楽隊」を母に読んでもらうのが好きで、ロバが出てきた時には身もだえするほど「可愛い!!」と思ったものだった。
 
 例えば、セサミストリートのキャラクターのグローバー。
 青くて丸い顔の彼は、ヒーローになりたい。
 でもいつもドンガラガッシャーンと大げさな物音を立てながらテレビの画面に戻って来て。「なんかやっぱりダメだったッス!」みたいなオチ。なんてかわいいんだろう。5歳くらいの私の母性本能をくすぐった。
 

 幼少期から、誰もが好きになるカッコいい物やキャラクターより、特徴があって、ちょっと個性強めが好きみたい。

 なんて、ただの懐かしい思いで書いた記事でした。
 気分がちょっと疲れた時は、こんな内容も良いのだ。
 皆さんの幼少期好きだった、ちょっと変わった物があれば教えていただきたいです。


#エッセイ #好きだったもの #タツノオトシゴ #ウサギ #ロバ #セサミストリート #グローバー


読んでいただいて、ありがとうございます! 心に残る記事をまた書きたいです。