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何度も読み返したい、皆さんの投稿note

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心を動かされたnote、笑ったnote、感心しちゃうnoteなど、何度も読み返したいものをまとめています。載せられて困るようでしたら、外しますので遠慮なく伝えて下さい。
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#秋

カンザスゴールド

涼風の夜 川面にたたずむ月をみていた キラキラと それはキレイだ 衛星がくだけたカケラは ちいさな金色の結晶になって きっと この星に降り注いだ 美しい水に吸い寄せられて とけた跡を ぼくは見ている この部屋に 止まない風が吹き込んだら カンザスゴールド きっと幻じゃない

この冬に 立ち尽くしている

いつものように 冬を迎える支度をしてた まだ暖かさの残る光をくゆらせながら 何気なく ふと 肌に添ってくる冬 落書きされる騒がしい街を 包んでゆく わかっているつもりでいたけど 書けない日々が続いて 理由も見付けられず 敢えなく ぼくの好きな季節を迎えてしまった 絵の中に迷い混んで秋を吸い込みたかった そんならどんなにか良かったかと過ぎて想う 嬉しくないはずもない 冬の訪れ なんでだろう それなのに… の続きが捕まえられない 逃げるように冬を連れてき

額になんて入らない

カサカサじゃなくて シャラシャラ 熟れている色じゃなくて 染まっていく色 理屈じゃなく 感じ取って ぽたぽたと 秋がこぼれ落ちて 大好きな風景を描いていく 聞こえないふりをして 寄り添われてみた午後は うっとりと秋に溶けて いま 流浪に魅せられ 流浪に堕ちていく チリチリと焦げる胸が 余白なく埋めてと騒ぐ あの丘の風を吸い込んだら 壁画の向こう側に 色の海が広がる 夜になるまで ぼくだけの世界に漂う 額になんて入れられない 入らないんだ ぼく

やさしい紅茶

あなたの 寄り添うようなやさしさが 陸橋の下で 一人ぼっちなぼくに届いた “頑張りすぎないで あなたらしくが好き” という言葉のしおりと共に 渦巻いている日々に 安らぎの一杯を添えて 空の色みたいに その表情みたいに のびやかで 感情をすくいあげて やさしい雨や雪を降らす 傷つきやすくても さりげなく でも確かに しっとりと包むように 咲くあなたに さっきから 紅茶のレモンを掻き回して でたらめに 幸せを定義したくなっている 駆け回ることに臆病になった