お手伝いさんのルイーザ
我が家には半年ほど前まで、週一で通いのお手伝いさんがいた。「お手伝いさん」、というと裕福な家庭での話のようだが、お手伝いさんに家事を手伝って貰うことは、この国では昔からある慣習のようなものなのだ。
新婚当時の我が家には、主人の独身時代からの方がいた。でも、彼女は私がこちらに来て割とすぐに辞めていった。健康上の問題と記憶している。お手伝いさんが居ないならそれはそれで構わない。お手伝いさんのメインの仕事であった掃除やらアイロン掛けなどは、適当とはいえ充分自分で出来る。実際、お手