睡眠時無呼吸症候群と診断された話
睡眠時無呼吸症候群の疑いがある僕は、
病院に行き、簡易検査キットを借りて、それを装着して眠りについた。
翌日、僕の何かしらの睡眠データが書き込まれたであろう
簡易検査キットを持ち、病院で再び診察を受けた。
昨日とは違う先生が、僕の何かしらの睡眠データが印刷された紙を見て、
僕にこう伝えた
「結論から申し上げますと、
あなたは完全に、重度な睡眠時無呼吸症候群です。」
僕は、睡眠時無呼吸症候群だった。しかも重度だった。
そして先生は、僕にさらに細かい説明をしてくれた。
「基本的に、10秒以上の無呼吸が1時間あたり5回以上認められれば、
睡眠時無呼吸症候群と診断されるのですが、
あなたの場合は平均で、1時間に84回無呼吸の状態になっています」
は、はちじゅうよんかい?え?やばいんじゃね?
「それと睡眠時の酸素飽和度の最低値が63まで下がっています。
これがどの程度の物か、ちょっと試してみましょう」
すると、先生は僕の指に、簡易検査キットと同じ機械を付けてくれた。
「今、普通に息をしている状態ですよね?
その状態の酸素飽和度がこの数字です。」
その機械のモニターには「99」と表示されていた。
「では試しに、限界まで息を止めてみてください。
どれくらい酸素飽和度が下がるか見てみましょう。」
僕は先生の指示通りに息を止めてみた。
どんどんどんどん息が苦しくなって、
もう限界だと思った時に、「はぁっ!」と息を吸った。
その時、機械に表示されていた数字は「98」だった。
「1つしか下がってませんね。
あなたはこれが、睡眠中に63まで下がっているということです。」
怖い。恐ろしすぎる。どうなっているんだ。
自分のことだと思えないほど、出てくる数字がずっとおかしい。
「本来ならこの後、本当に睡眠時無呼吸症候群かどうかを確かめるために、
入院して精密検査をしてもらうのですが、あなたは大丈夫です。」
なによりも重度じゃないか。絵に描いたような重度じゃないか。
これ以上重度が、どこにあるのだろうか。お手本のような重度である。
そうして僕は、CPAPという機械をつけて寝ることになった。
CPAPの機械の設定をするための1泊入院もあったが、
その入院は取り立てて何も起きずに、
滞りなく終わったので、今回は省略する。
そして現在も僕は、毎日機械の体で寝ているわけだが、
実際の所どうかというと、めちゃくちゃ効果が出ている。
深夜0時に寝たら、翌日8時頃には勝手に目が覚めるし。
仕事中に眠たくなることも、一切無くなった。
今までが嘘みたいに、物凄く規則正しい睡眠生活を送っている。
1時間に84回も発生していた無呼吸も、
今では1時間に平均0.8回しか無呼吸状態になっていない。
105分の1である。CPAPマジですごい。マジ神。
という訳で、現在睡眠の質が良くないなという自覚があったり、
いびきを指摘されたことがあったりする人は、
一回病院に行ってみた方がいいよ。っていう話でした。
僕は今日もシューコーシューコー言わせながら寝まーす。
おやすみー。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?