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インクルーシブな取り組み

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かわさきジャズが実施しているインクルーシブな取り組みのレポートです。 ★障害のあるなしに関わらず参加できる音楽ワークショップ 「かわさきBRIDGEオーケストラ」(2022年)… もっと読む
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[イベントレポート]いろいろねいろJAM③ 参加者からのレポート ~いろいろねいろJAMに参加して~

かわさきジャズは、川崎市との協働により「いろいろねいろJAM」を10月14,15日に開催しました。このプロジェクトは、「障害のあるなしや楽器経験の有無に関わらず誰もが参加できる音楽ワークショップと公開ライブ」です。2021年に引き続き、障害のある人の音楽アクセス向上に取り組む英国のアート団体ドレイク・ミュージックの協力を得て、開催しています。 今回は、2年連続で参加した本多理恵さんによるレポートをお届けします。 イベントレポート① イベントレポート②  私は、趣味でクラシ

[イベントレポート]いろいろねいろJAM② ワークショップで音楽づくり

川崎市では、「いろいろねいろ」をキーメッセージに、市内の学校、施設、イベント等の身近な場所で、多くの市民がインクルーシブ音楽に触れる活動を展開しています。 かわさきジャズは昨年、障害のある人の音楽アクセス向上に取り組む英国のアート団体ドレイク・ミュージックの協力を得て、東京交響楽団との協働により障害のあるなしに関わらず誰でも参加できる音楽ワークショップ「かわさきBRIDGEオーケストラ」を実施しました。今年もその続編として、川崎市との協働により「いろいろねいろJAM」を10月

かわさきジャズの横断幕がバッグやポーチにアップサイクル!(Kawasaki Saori Art)

かわさきジャズでは毎年、横断幕を作成してフリーライブで掲示したり、かわジャズLIVE!Rainbowでは出演者のみなさんのサインをいただき、会場をつなぐシンボルとして活用しています。 しかしそんな横断幕も、使えるのはその年かぎり。捨てるのももったいない、、、というわけで何年分も保管してありました。 そんな中、2022年にKawasaki Saori Art プロジェクトが立ち上がり、布廃材を織物にしてそこから製品を作るという素敵な企画にかわさきジャズも参加させていただくこと

川崎を「織る」。Saori Art Project

Kawasaki Saori Artは、「さをり織り」と呼ばれる布廃材を利用した織物によるアートプロジェクトです。 布廃材を川崎市内の企業・団体が提供し、様々な市民がこの布を織物にできるように裁断し、障害のある人たちなどが織って作られたさをり織り。この織物をさらにバッグやぬいぐるみなどに製品化して販売することも計画されています。 このプロジェクトは資源循環とともに、障がいの有無に関わらず才能ある方々が正当な評価による対価を得られる経済循環を作ることまでがゴールとして設定されて

[イベントレポート]いろいろねいろJAM① ミュージシャンたちの入念な準備~「ひとつのスープ」を作るために

川崎市では、「いろいろねいろ」をキーメッセージに、市内の学校、施設、イベント等の身近な場所で、多くの市民がインクルーシブ音楽に触れる活動を展開しています。 かわさきジャズは昨年、障害のある人の音楽アクセス向上に取り組む英国のアート団体ドレイク・ミュージックの協力を得て、東京交響楽団との協働により障害のあるなしに関わらず誰でも参加できる音楽ワークショップ「かわさきBRIDGEオーケストラ」を実施しました。今年もその続編として、川崎市との協働により「いろいろねいろJAM」を10月

[インタビュー]社会は変えられる―障害者の音楽アクセス向上に取り組むファシリテーター ベン・セラーズさんに聞く

かわさきジャズは東京交響楽団との協働で、障害のある人もない人も参加する音楽ワークショップ「かわさきBRIDGEオーケストラ」を10月8日に実施しました。 約30人が参加し、1日で完結するこのワークショップでは、午後の3時間で音楽づくりを行い、夜にオープンスペースでパフォーマンスを行いました。 ファシリテーターとして福本純也グループと東京交響楽団メンバーの合計6人のプロ・ミュージシャンが参加。このワークショップのために英国から招聘した、音楽ファシリテーターのベン・セラーズさん(

[レポート]インクルーシブでクリエイティブな音楽を目指して【かわさきBRIDGEオーケストラ~ワークショップ実践の視点から】

 2022年10月8日、東京交響楽団とかわさきジャズが企画するレクチャー&ワークショップ「かわさきBRIDGEオーケストラ」が川崎ルフロン1階イベントスペースにて開催された。 川崎市フランチャイズオーケストラの東京交響楽団の呼びかけにより実施された本プログラムは、誰もが参加できるインクルーシブ[1]でクリエイティブな音楽ワークショップである。障害のある人の音楽アクセス向上に取り組む英国のアート団体「ドレイク・ミュージック[2]」のベン・セラーズ氏を招き、ファシリテーターには