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【毎週ひでトーク】アナログ規制の見直しとは?

音声配信はコチラから

おはようございます。衆議院議員の川崎 ひでとです。

今週も「毎週ひでトーク」を聞いていただき、ありがとうございます。

この配信では、私川崎ひでとの政治活動の中で気づいたことや、思ったこと、時事ネタ、ぶっちゃけ話などをお話ししてます。

そして、この音声配信は

女性・ママのチャレンジ・社会での活躍を推進。

はたらくひとの喜びが、高い生産性につながる。はたらくママも嬉しい(まかせる企業も嬉しい)事業支援サービス#AnyMaMa(エニママ)さんのご協力のもと、ブログとnoteに文字起こしをしております。



さあ今日は、


「アナログ規制」


について、お話をしようと思います。

先日8月25日に、
デジタル庁の河野大臣が、
この「アナログ規制」というものを見直すことで、


費用削減効果で2.9兆円、
そして
経済拡大効果で9000億円
の効果がある


という中間発表をいたしました。


そもそも「アナログ規制」って何だろうか?

っていうことなんですが、
実は、日本の法律というのは、
デジタルをなかなか容認しない法律になっているんですね。

たとえば、コロナのときに話題になりました
「ハンコの廃止」っていうものを
皆さま覚えていますでしょうか?

コロナのときは、
外出自粛、会社にも極力行かないで
自宅でパソコンで仕事をする。
そこから、
「リモートワーク」なんていうものが流行りましたけれど、

いっぽうで、
わざわざハンコを押すためだけに会社に行っているというような
実態も浮き彫りになりました。

なんで、
会社にわざわざハンコだけを押しに行くのか。

これは実はですね、
法律に”押印”というふうに書かれているんですね。

ハンコを押す、”押印”。

この”押印”という単語が、
法律上に入っているがために、
わざわざコロナの自粛要請をお願いしたときですら、
会社に行ってたというような実態がありました。

あのときはですね、
この”押印”っていうものを見直そうぜっていうことで、
48本の法律に”押印”というものが書かれていることがわかって、
3週間で一気に見直しを行いました。


その結果として、
そうやって自粛を求めている中で、
ハンコを押しに行かなきゃいけないという実態もなくなり、

そして新たに


「スマートコントラクト」

と呼ばれる、
クラウド上で契約を交わすっていう
産業が拡大したというような効果も生み出しました。


同じように、
他にもやり方を縛っているような法律はないか、
デジタルを阻害しているような法律はないか
っていうことを調べたときに、

実は約1万もの法律や条項が、
こういうアナログでしか、
容認しないというようなことが判明しました。


たとえば、
”対面”とか”目視”とか”常駐”とかですね。

こうした単語が各法律にちりばめられていて、
これのせいで、
新しいデジタル産業が入ってこれない
ということがわかりました。

想像してもらうとわかると思うんですけど、

たとえば、
今皆さまのお近くにもきっとあると思うんですが、
電柱に、もちろん電線が張ってますよね。

この電線っていうのは、
定期的に点検をしなきゃいけないんですけれど、

実は、今これは”目視”で確認というふうになっていて、
そのせいで、
わざわざ作業員さんが高い鉄塔の上まで登って、
目で電線がおかしくなっていないかを
確認しているということになっています。


でもこれ、よくよく考えれば、
ドローンと4Kカメラがあれば、
点検なんてできるじゃないですか。

わざわざそんなもう、レスキュー隊のように
あんな高いところに登るような
リスクも負わなくていいと。

ドローンと4Kカメラで
ばっちり点検ができるので、
これを阻害している”目視”という単語を
法律から除こうということが
「アナログ規制の見直し」になっています。


6月の国会で
まさに法律の見直しを行うことが
許されるようになりましたので、
これから、法律がどんどん見直されていくことになります。

これで費用削減が図れるっていうこと、
プラス、
新たな産業がここに入ってくると思います。


建設業の現場でも、
ちゃんと現場監督が、
打音検査(壁とかを叩いてその反響なんかをチェックする)
っていうのをやっていますけれど、

これが撤廃されれば、
赤外線カメラとかAIとかで
点検ができるっていうようなビジネスが生まれたりとか。

さっき言ったように
クラウドでいろんなものが進んでいく
っていうようなこともできると思っています。

これが
「このアナログ規制への見直し」
というものなんですね。


ちょっと驚いたのは、
いまだに
「データを提出するときは、フロッピーディスクを使いなさい」
っていうような法律までありました。

もうフロッピーディスクなんて、
どこに行ったら見当たるの?っていうような、
そんな世界ですよね。

フロッピーディスクを入れられるパソコンも
今なかなかいないと思います。

そのためにわざわざ外部媒体で、
フロッピーディスクが読み取れるリーダーを設備投資をして
買ってもらわなきゃいけなかったりとか。

本当に、今までこれを放っておいたっていうのが
もう、びっくりなんですよね。


法律っていうのは、
目的をしっかり書くべきであって、
その手段っていうのは、
時代に合わせて変化できるようにしなきゃいけないんですよね。

なので今回は、
今あるこの古い法律、
1万条項ものを法律を見直していくと同時に、

これから新しくできてくる法律も
このデジタルに合うかどうか、
やり方を規制していないかどうか、
っていうのを
デジタル法制局で見直すことになります。


こうすることで、

より一層便利で、安心安全、
そして費用削減も図れて、
新たなビジネスチャンスも生まれる

というような世界が、これから生まれてくると思います。

というわけで、
今日は、「アナログ規制」についてお話をさせていただきました。



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