なぜ注意されてるときに壁にもたれてるのは失礼なのか?
こんな事があった。
後輩が店長から注意を受けていた。
後輩は壁によりかかり、足を組みながら聞いていた。
それを見た店長が「その態度は失礼だ」と注意した。
ぼくも店長と同意見だけど、なにか引っかかる。少し振り返りたい。
なぜ失礼だと感じるのか?
ぼくが引っかかると感じたのは「なぜ注意を受けているときに壁にもたれかかって足を組んでいると失礼なのか」という点。
「人の話を聞く態度ではない」とか「常識で考えて失礼」とか。
それはそうなんだけど、もう一歩踏み込んで考えたい。
ぼくが思うに「失礼だ」という怒りの感情の前に、「話を聞いていないんじゃないか、伝わらないんじゃないか」という不安があるのではないかと思う。
注意する側もそれなりの覚悟で注意しているものだ。
相手を傷つけないように言葉選びに気を使う。嫌われるかもしれないし、反論されて言い合いになるかもしれない。注意したのに直してくれず、嫌な思いもするかもしれない。
そういう不安が注意する側にはあると思う。
注意するなら
しかしそれを「その態度は失礼だ」と注意したところで、相手には伝わらないんじゃないかと思う。
それはYOUメッセージだから。
「あなたの態度は失礼だ」というYOUメッセージは、むしろ相手の態度を硬化させて聞く耳を持たなくなってしまう可能性もある。姿勢は正すかもしれないがそれは一番重要なことではない。注意する側の想いがちゃんと伝わるのが重要なのだ。
それよりもIメッセージで伝えたほうが伝わりやすいと思う。
「あなたの態度を見ていると、ぼくの話をちゃんと聞いてくれているか心配になる。ぼくの想いが伝わらずにまた同じことを注意することになるのが不安なんだ。」このほうが想いが伝わりやすいと思う。
Iメッセージでも相手に想いが伝わるかどうかはわからない。とはいえ、注意する側には自分の想いをちゃんと表現できたという爽やかさは残ると思う。
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