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2022年のK-POPヤバすぎ楽曲10選 Part1

アンニョンハセヨ。

2020年からの韓国ドラマブームに始まり、オーディション番組「Nizi Project」を経てK-POPにどっぷりになってしまい、筆者は2022年現時点では韓国エンタメに魂を売り渡している状態である。

K-POPについては、元々は第二世代とよばれる2NE1、BIGBANGあたりが好きで(皆さんご存知KARA・少女時代もこのへん)、その後の第三世代はBLACKPINK一色、という感じの趣味遍歴を辿ってきた。

K-POPに詳しい人は↑の並びを見て分かると思うが、SM・YG・JYP・HYBEという韓国の4大事務所のうち、見事YGのアーティストだけに趣味が偏っていた。
YGは他事務所に比べるとちょっと不良っぽいヤンチャな雰囲気を持つ事務所だったが、アーティストから逮捕者が出たり、会社代表も脅迫の疑いで捕まったりと既に「ホンマもん」であることが明るみに出ている。こっわ。

で、2年前くらいから第四世代とよばれる世代に突入してきたわけだが、この世代からえげつないくらい凄いグループが続出したため、また熱が再燃したというわけだ。
その勢いはとどまることを知らず、今年は何かしら毎月リリースやデビューなどの話題があるような印象だった。NHK紅白にK-POP女性グループが3組も登場する、という異例の事態を見てもわかるだろう。
そして出る曲出る曲、ちゃんとクオリティが高いのが多く、もうヤバくてヤバかった。

ということで、2022年曲ベスト10とかを書こうとするともうK-POPだけになってしまうので、これは一旦K-POPに限定してまとめとこうと思った次第である。楽しいのでランキング形式にしてるが、全部1位だ。というかほんとは30曲くらい1位がある。
ちなみに趣味が大分女性グループに寄っていたりしていて、かなり偏りのある選曲であることは先にお伝えしておこう。あくまで個人的に好きだった曲たちだ。

⑩GOT the beat 「Step Back」

日本でもタイトなメリクリでおなじみBoAをはじめ、少女時代、RedVelvet、aespaというSM(事務所)のスーパーグループメンバー達からなる夢のアベンジャーズ。
今年始めくらいに出て死ぬほど聴いたのでもう聴き飽きちゃった感はあるが、死ぬほど聴いたということでリスト入り。妖しく中毒性のあるビート×ハイスキルなボーカルという、現代のK-POPのお手本のような楽曲。
事務所の力見せつけすぎで賞を差し上げたい。



⑨Brave Girls「Whistle」

今年の夏は「Queendom2」の夏だった。
「Queendom2」は、デビューしたもののそこまで大ブレイクはせず、かといって無名でもない中堅グループたちを中心に6組の女性グループが集められ、毎週それぞれステージを披露し、投票でバトルを繰り広げるサバイバル番組だ。
やっぱり品行方正さも求められる最近のK-POPであるので、どのグループも隙がなくきっちりしている中、このBrave Girlsだけは隙だらけというか、隙のみで構成されてるようでとても良かった。
ステージから降りるや否や衣装のブーツを脱いで「はぁ~つら!」みたいな感じで脚をマッサージしてたり、売れないが故の自虐ネタで笑い合ったり、ここだけ「ザ・ノンフィクション」のキャバクラの回を見てるみたいだった。(ファンの方すみません)

元々「Rollin'」というサマーソングが大ヒットし(このヒットの話もすごいけど割愛)、「一発屋と思われたくない!」という気持ちもあったのか、番組ではちょっと違う面とかを見せてきて、それがあんまハマってなくて途中までかなりランキングが悪かったBrave Girls。
ただ途中立ち直り(この立ち直る話もすごいけど割愛)ラストの新曲対決で思いっきり王道のサマーソングをぶつけてきた。

爽やか×切ない×疾走感ということで、こういうの嫌いな人いないんじゃないだろうか。特に日本人にはハマる気がする。サビの笛を吹く振付も、ダサかわいい。いや、かわいい。
ちなみに秋に来日したときに生でライブを観たのだが、準備中にちょっとズレてたステージセットの椅子を、手を使わず足でチョチョイとやって位置を直していて「お~やっぱBrave Girls!」とその裏表のなさに感激した。
K-POPいち湘南が似合うで賞を差し上げたい。



⑧LE SSERAFIM「FEARLESS」

今年デビュー、筆者の中では迷いに迷ってK-POP第四世代ではこの子たちを推すぞ!と決めている最強グループLE SSERAFIM(ル・セラフィム)のデビュー曲。
それこそKARAや少女時代の頃はK-POPに一定の型があって、どの曲も題名でサビを連呼するみたいのが多かった気がするが、デビューグループがこんなの歌うのか!とビックリするほど渋い1曲。
基本ベースとドラムだけで推進していく感じなんか、Liquid LiquidとかWireとかのポストパンクを思わせる。
グループ名自体が「I'M FEARLESS」のアナグラムになってるなど、立ち位置を明確に示す所信表明のような曲で、いたるところに神経が行き届いているいまのK-POPのトータルプロデュース力を感じた。ロゴやジャケットも激かっこいい。
ちなみに推しメンだが、筆者は常にチェウォンさんとユンジンさんの間で揺れている。今の気分はチェウォンさん。
バンドマンもコピーしたいで賞を差し上げたい。


⑦BLACKPINK「Pink Venom」

しばらく個人活動が多く、「リリースよりグッズの方が多い」なんてイヤミを言われていたくらい曲を出していなかったBLACKPINKだが、今年は女王の帰還とばかりにアルバムをドンと出した。
アルバムの推し曲「Shut Down」も相当良かったが、「ついに帰ってきたぞ~!!!」という盛り上がり込みで復帰曲「Pink Venom」ををチョイス。
あえて王道のブルピンスタイルを踏襲することで、「これが聴きたかったんだろ?(顎クイ)」とファンを挑発しているような楽曲とMVだ。
横綱相撲とはこのことで賞を差し上げたい。


⑥Lapillus「HIT YA!」

今年デビュー組。グループについては全然詳しくないんだけど、このデビュー曲はすっげえ聴いた。
すっげえ聴いたし、振付が良すぎてアップされてるパフォーマンスビデオも見漁った。特にサビの、頭の横でネジを回すような謎の振付が好きだ。(↑の1:04くらい)

↑の歩行者天国での謎ライブも最高だ。踊りのキレ良すぎる。

まるでプロレスラーの入場曲のようなド派手で重厚なサウンドに、絶対に頭に残る「ヒリャ!」のリフレイン。
曲の中盤「ヒリャ ヒリャ ヒリャ…」と執拗に繰り返されすぎて頭おかしくなりそうだ。「頼むもうやめてくれ…」と思うが、曲が終わったらまた「ヒリャ」が聴きたくて再生してしまう。これぞ中毒性。
2022年ナンバーワンインダストリアルメタル賞を差し上げたい。


やべえ、色々書きすぎて長くなったので(特にBrave Girlsについて)、ここで一旦終わり。Part2に続きます。

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