意味のあること以外をやってみよう

自分のことだけで精一杯の時、(実際にそうであるかは置いておいて)毎日が忙しいと感じる時、ちょっとだけ時間ができると意味のあることだけをやろうとしてしまいます。何か有意義なことをしなくては、この時間を有効に活用しなくては、と焦ってしまい、かえって逆効果になる時があります。自分の行動を自分にプラスであるかどうかばかりを考えてしまうのは良くない精神状態です。

それは人とのコミュニケーションにおいてもそうです。何か用事のある時にしか声をかけれなかったり、何か意味のある会話をしようとしてしまいます。この会話は自分にとってプラスになるだろうか?と考えながら人に話しかけるとあまりいいことはありません。人が思い通りに反応しなかったらどうしていいか分からなくなって詰まってしまうからです。

だから私がおすすめするのは、意味のない行動、意味のない会話です。子供の頃はできていたのになぜか大人になると出来にくくなってしまいます。プラスとかマイナスとか考えずに、とりあえずプラスにもマイナスにもならない意味のない行動をしてみる。人に話しかけるときも、意味のない、あーとかうーとか、でもいい。あるいは相手も自分もすでに知っていること、すでに会話したこと、共に経験したことなどをもう一度、こうだったね、と言ってみるなどです。

このように、心の余裕って意識して作るものだと思います。余裕があるから落ち着いていられるのではありません。余裕がある行動をすれば自然と余裕が生まれるのです。

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