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『働きマン』や『SHIROBAKO』に並ぶ熱いお仕事モノ作品『漢のためのバイブル THE 友情アドベンチャー-炎多留・魂-』!【たぶん自分しか推してないゲーム】

今月のトークテーマは【たぶん自分しか推してないゲーム】。自分は『漢のためのバイブル THE 友情アドベンチャー-炎多留・魂-』を推そうと思います。

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本作はPCソフトメーカー「たるたるもにゃー」から発売されたゲイ向けのゲーム『炎多留』シリーズの2作目『炎多留2・魂(ソウル)』をディースリー・パブリッシャーが移植した作品です。発売は2003年10月30日。

「たるたるもにゃー」はゲイの人に向けた作品を作っており、ギャグで同性愛を扱っていないのが特徴。今でこそ差別は減りつつありますが、当時からゲイの人が傷つかないようにメーカーも作品や公式Webサイトで真摯な対応をしていました。(自分が『漢のためのバイブル THE 友情アドベンチャー-炎多留・魂-』をプレイしたあと、原作がどういうものだったのか気になって後から調べました)

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この『漢のためのバイブル THE 友情アドベンチャー-炎多留・魂-』は、その『炎多留2・魂(ソウル)』から男同士の恋愛や性的描写を省いて移植したタイトルです。

もともとこの時期の美少女ゲームは「エロが無くてもシナリオが面白い」などと評価を受ける作品が多かったですが、ゲイ向けの作品から名作をピックアップしてくるディースリー・パブリッシャーの目利きは本当にすごいと思います。

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自分も最初はギャグ作品だと思って買いましたが、いわゆる「お仕事モノ」のジャンルとしてよく出来ており、何度も泣いてしまいました。舞台はテレビ局で、主人公はアナウンサーとなって仲間の報道部やキャスターと交流していくというもの。

いちおうメインは売れっ子の人気俳優で物語の途中で主人公と同棲することになる砂根太陽というキャラクターですが、自分はテレビ局内で起きる仲間たちの騒動や事件のほうがおもしろくて好きでしたね。まぁ、太陽が本作における大きな事件のキーマンであるのですが。

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肘を故障してプロ野球選手を引退してキャスターになった喜多道先輩や昔は切れ者だったけど、ある事件をきっかけに大人しくなってしまったデスクの瀬田さんなど、彼らが過去に悩んだりとか新しい一歩を踏み出していったりするシーンが胸を打ちます。

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あと、仕事のできるエリートで昔の瀬田デスクに憧れていた折尾護がいいキャラクター。ずっとライバルなんだけど、瀬田デスクを救うためにふたりが協力するシーンは熱くなります。

後輩ポジションの袴田暁やAD君といったキャラクターもかわいいです。AD君は原作ではサブキャラクターだったらしいですが、本作ではしっかりシナリオが用意されています。そちらも必見ですね。

今なら安く購入できるのでぜひプレイしてみてください!


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