【きまぐれ読書論】どこで誰が何を読んでいるかわからない
私は、職場では「図書室担当」という立場にあります。
毎月、「図書だより」というものを作成して全校生徒に配布しています。内容は本の紹介と図書室のニュースなどです。実はこのnoteに書いた書評を焼き直しているので、簡単に作成できます。ネタに困ることもありません。
私が書評を書くのは自分のためでもあるのです。
先日は、『十二国記』の紹介をしました。もちろん、noteに書いたものを下敷きとして作りました。
作成した図書だよりは、毎回職員にも配っています。実は生徒よりも職員から反応が返ってくることの方が多く、「この本は面白そうですね」「借りに行ってもいいですか」などということをよく言われます。嬉しい限りです。
しかし、「十二国記はファンタジー作品だからな……さすがに先生方は興味ないかな」と思いながら配りました。
すると意外な人(某強豪体育系部活顧問)から声をかけられました。
「昔、この十二国記のアニメを見ていたんです。面白くて……続きが気になっていたんです。」
とのこと。
「反応がないだろうと決めつけていたけど、この人に引っかかったか!」と嬉しい驚き。
十二国記原作を強く薦めておきました。
どこで誰が何に触れているか分からないので、決めつけてはいかんな、と思った出来事です。
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