まさに絶景茶会！「川根天空テラス」

ねぇねぇ須田さ～ん、川根茶農家のつちや農園さんに、茶畑を見渡しながらお茶を楽しめる「天空テラス」ができたんだって！

ほぅ、それは興味深いだす！

でねでね、「天空テラス」の魅力をどう伝えたら良いか相談受けたんだけど、須田さんも一緒に付き合ってくれないかなぁ？

それはいい！僕もご一緒するだすよ！
『営業という口実で、仕事さぼってリラックスできそうだなぁ（心の声）』

ありがとう！じゃあさっそく、茶畑を見渡せる天空テラスへGo！
お茶好きとしては楽しみ過ぎるだぁよ。

ほぅ！同じ川根本町でも、ここは標高が高いんだなす。

天空テラスのあるつちや農園さんは、川根本町の中でも標高600mの「おろくぼ」地区にあるだぁよ。
ここの農園が、天空の茶園とも言われるゆえんなんだぁね。

なるほど！景色が良いわけだす。お茶たちも気持ちよく育つんだろなぁ。あ！あれがもしや！天空テラス！？

そうだよ。あそこにいるのが、お父さんの鉄郎さんと一緒にお茶の製造や広報をやっている土屋裕子さん。
お客さんも来てるみたいだぁよ。

こんにちは！さっそく見学に来てみただぁよ！

しかし、ここの茶畑はかなりの傾斜だすなぁ。

つちや農園さんは、昔から山の天候や自然環境と調和したお茶作りをしているんだぁよ。その特徴的な栽培法の一つが、「茶草場農法」。

すすきなどの干した山の草を利用して、土作りや茶の木の保温や保湿をする農法で、この茶草によって、お茶の味や香りが良くなったり、周りの生態系が守られることで、世界農業遺産として認められたんだぁよ。

「茶草場農法」！聞いたことあるなぁ。確か、掛川あたりでよく聞く農法だけど、川根でも行われている農法なのかな？

裕子さん
いえ、川根で茶草場農法を行っているのは、現在はうちだけです。正直、「割に合わない」と辞めてしまうお茶農家さんがほとんどなんです。
本来、自然のサイクルを利用した茶草場農法は、良いお茶を作る為に本来はずっと当たり前に続けてきたことで、それに「茶草場農法」という名前が後付けされただけなんですよ。

「茶草場農法」が世界農業遺産認定となったことで、生物多様性など周辺の環境を守ることにも繋がっていたことも分かってきて．．．。山間地農業のあるべき姿、というか環境に負荷をかけず、自然を守りながらの農業こそが、時代に合った価値ある農業の形だろう、と思っているんです。

なるほど．．．昔ながらのやり方が、意図せず周りの自然をも守っていたなんて．．．。
落ち着きがありつつも、芯の部分の熱意が伝わってくる．．．裕子さん、かっこいいだぁよ。
じゃあさっそく、お茶をいただきますか、須田さん。

ほぅ！これはこれは！針のようにつやつやしていて美しい！

低温でじっくり抽出して．．．最後の一滴まで淹れて、と．．．
ほぇ～。清涼感のある旨味と心地よいほのかな渋味が広がるわぁ～。

確かに、素晴らしいテラスと素晴らしいお茶。
でも、それだけじゃ、茶茗館や他のお茶屋さんとそんなに変わらないだすね。
ここならではの体験として、つちや農園ならではの魅力を発掘して伝えることが大事ではないだすか？
ミエコさんは、裕子さんや鉄郎さんと知り合いなんでしょ？ミエコさんの感じる魅力って何？

み、魅力？そんな、私、裕子さんのスリーサイズとか知らないだぁよ。

ミエコさんっ！そうじゃなくって、もっと内面的な魅力だよっ！！お二人のお茶に対するこだわりとか熱意とか！いろいろある知ってるだしょ！！（怒）

ぎゃふん！
じょ、冗談だってばよ！
う～ん．．．裕子さんは、男性ばかりの茶業界の中でも物怖じせず、茶草場農法という伝統も守りつつ、県外にもお茶の広報で飛び回ってバリバリ頑張るカッコいい人だぁね。
お父さんの鉄郎さんは、まさにお茶作りの達人で、手のひらでその時々のお茶の具合、仕上げ方を瞬時に感じ取る「感ピューター」の持ち主だぁよ。

全国で行われているお茶の品評会では、数多くの賞を受賞する常連入賞者なんだぁよ。

そう！！！そういうことなんだすよっ！ミエコさん！
う～ん．．．そのあたりは、深堀りしがいがありそうだす。

よしっ！ミエコさん、足を突っ込んだからには、今後もつちや農園の魅力の深堀りに付き合っちゃうだすよ！

裕子さんの魅力を伝える．．．よしよし、この次は裕子さんのスリーサイズを教えてもらって．．．
ぐふっ♡

はぁ…ちがうってばぁ．．．だす。

川根天空テラスはまだ始まったばかりだぁよ。
ここを使って、どんな楽しいことができるか、面白い企画募集中だぁよ！
私も考えてみよっ！

つちや農園