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俺に聞いてることに勝手に答えるやつらが嫌いです

「みさおさんは、どうしてバリにサーフィンしにいくの?」

と友達が聞いてきます。大好物の質問です。

コロナ以前わたくしは毎年1回1週間ほどインドネシアのバリ島にサーフィンしに行ってました。だから冒頭の質問をよく受けます。

バリにサーフィンしに行く理由は色々あります。その理由を順番に答えます。もう何度も聞かれているから、つかみからオチまで完璧に作られたストーリーがあります。

「バリって世界でも有数なサーフィンのメッカなのよ。俺的にはハワイの次だと思っている」

という答えから始めます。この答えを聞いた人はへえ~といいます。よしつかみはオッケー、ここからよどみなく流れるようなトークを展開し一気にオチまで行くぞ

「でね」

と言った瞬間、横からサーフィンのことバリのことをあまりしらない友達が

「オージーいっぱいいるでしょ、近いからね」

と勝手に答えます。でました、その質問俺に対してやからなんであんたが答えるのよ。あなたにはあなたの分野があるでしょう。質問してきた友だちはたいそう人間ができたひとやから、俺とひととおりサーフィンの会話が終わったら、次はあなたに、あなたの得意分野であるフィギュアスケートの話題ふるからそれまでまっとけよ。

だいなしです。

オージーのくだりは、私の話の後半にでてくるんです。かならず、起承転結の転に当たる部分で登場するから大事なんです。

もう終わりました。最高のオチがある「サーフィンはバリ島が一番である」というタイトルのストーリーはよくあらわれる悪者に妨害され終了となりました

すねる

私はこうなったら容赦なくすねます。おとなげなくいじけます。

「そうそうバリ島はオーストラリアに近いからオージーいっぱいいるよ。彼らサーフィンうまいんだよな。バリニーズは当然上手いし、日本人も上手いんだよ。バリ島最高」

といって話をやめます。質問してきた友だちには悪いけど、私はもうやめちゃいます話を。友だちにはまたじっくり話するわなと謝っておきます。

話泥棒は、次の人の話をまたとります。そして自分の話は当然誰にもとらせません。こうして、このいちれんのコミュニケーションは彼の独壇場になります。

踏切の一旦停止の取り締まりはもういいから、話泥棒はかたっぱしから検挙してくれ。そのほうが世の中のためになる

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