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クラウド連結会計ソフト結/YUI

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クラウド連結会計ソフト結/YUIに関連して、連結決算に関する情報含めて発信していきます。
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#連結仕訳

連結仕訳の計上:手入力?コピー?インポート?

連結決算においては「連結精算表」の作成が1つのゴールになりますが、各社の試算表を単純合算した数字に『連結仕訳』を加味して「連結精算表」が作成されます。今回はこの『連結仕訳』についてどのように入力していくのかについて実例を交えて書いていきたいと思います。 なお、結/YUIにおける連結仕訳についての考え方は過去のnote「連結仕訳:どこまでシステムで自動化すべきか」に記載していますのでご参照ください。今回は自動化する仕訳以外の仕訳についてのお話です。 また、「開始仕訳の引き継ぎ

連結仕訳:どこまでシステムで自動化すべきか

前回までの流れを一旦振り返ります。 まず、「会計ビッグバンで爆誕した連結会計:何が変わって何が変わっていないのか」の記事にて、連結財務諸表の作成方法はずっと変わっていないという話を書きました。そして「連結F/Sざっくり作成方法①」と「②」にて、連結範囲を決めて→各社の試算表を合算して→連結仕訳を計上して→連結CF作る、という超ざっくりな(連結キャッシュ・フロー計算書はほぼ説明してない)流れを書きました。 続いて連結キャッシュ・フロー計算書をテーマにして書いていこうかと思った

連結F/S ざっくり作成方法②

前回の記事に引き続き、連結財務諸表の作成方法について残りのステップを記載していきたいと思います。 まず連結対象となる子会社の範囲を決める 親会社と連結子会社の試算表を合算する あるべき残との差額を連結仕訳で計上する 連結キャッシュ・フロー計算書を作成する 1.あるべき残との差額を連結仕訳で計上する実務的な順番としては、「連結仕訳」を計上して、その結果「あるべき残」が算出されますが、考える順番としては「あるべき残」を考えてから、前回ご説明した「単純合算の数字」との差額