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NVIDIA Isaac Simの最新バージョン4.0.0において、1X Neoが新たに追加された人型ロボットのアセットの1つとして含まれるようになりました。
NVIDIA Isaac Simは、Omniverseプラットフォームを基盤とするロボティクスシミュレーションアプリケーションおよび合成データ生成ツールです。
このシミュレーション環境では、フォトリアリスティックな仮想空間(デジタルツイン)にロボットなどのモデルのアセットをインポートして、ナビゲーションや操作のシミュレーションを行うことができます。
1X Neoを含む人型ロボットアセットがIsaac Simに追加されたことで、開発者や研究者はより多様な種類のロボットを用いてシミュレーションや開発を行うことが可能になりました。
これにより、AIベースのロボット開発、テスト、管理がさらに充実し、人型ロボットの分野での応用が広がることが期待されます。
Isaac Simを使用することで、1X Neoのような複雑な人型ロボットの動作プログラミングや、強化学習によるスキル習得のトレーニングなどを、実機を用意することなく効率的に行うことができます。これは、ロボットの導入にかかる費用や導入作業工数の削減にも貢献します。
「NEO」は1X Technologiesが作った先進的なヒューマノイドロボットです。人間のように動き、産業分野でのセキュリティや物流などに活躍します。将来的には、家事の手伝いや、移動が困難な人への支援も目指しています。NEOは、本物そっくりの外見と、二足歩行、言語による命令の理解、物体の把持、家事遂行能力を備えています。
NEOのスペックは、1.65メートルの身長と30キログラムの体重で人間に近く、4キロ/時の歩行速度と12キロ/時の走行速度で機敏に動き、20キログラムの物を持ち、2-4時間稼働できるため、人間の日常サポートや産業用途に最適です。
1X Technologiesは、2014年に設立され、ノルウェーに本社を構え、80人以上の従業員を抱えています。CEOベルント・オイヴィン・ボルニッチ氏のもと、AI搭載アンドロイドを開発し、世界の労働力不足解消を目指しています。同社はOpenAIとも協力しています。
NEOは、産業分野や日常生活、ウェルネス、研究分野などで活用されており、その安全性は実地テストの徹底、ソフトな質感、リモート制御を通じて保証されています
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