ポップしなないで がバンドセットをやった理由

ポップしなないで というバンドをやっている。

先日渋谷WWWでワンマンライブを行った。

かめがいという癖の強い歌の女子キーボードボーカルと私かわむらドラムコーラスの2人組である。

ワンマンでは、一部、3曲バンドセットでライブをした。

本来こういうものはこっち側から説明するもんじゃないけど、本質に関わるものじゃないからここに書いとく。聞かれるのもめんどくさいしね。

「なぜバンドセットをやったのか」

まず前提として、おれはポップしなないでというバンドの音像で、室内というフィールドであればキャパシティの上限は無いと思っている。実際にどのキャパでやることになるのか、は別にして。

始めたての頃は100くらいのところでベストのライブが出来るのかなーと思ってたけど、なんてことはない、結局は歌、つまり言葉とビート、シンプルな構成が逆に功を奏している現状である。

つまり、「いつベース入れるの?」「いつバンドでやるようになるの?」と言うような問いかけは全くのナンセンスだと思っている。同じことあいみょんにも言いなさい。

ただそしたらなおさら何故バンドセットをやるのか、という問いにここでひっそりと答えます。

①やったことないから

これはシンプルにでかい。

もちろん信念を持ってやっているが、バンドでより効果が出るのなら試してみたかった。

自分はギターロックが好きなので、ギターロックの音像を借りで置いて作っている曲も多く、やったらどうなんだろうなと。結果気持ちよかった。

ミュージシャンはやったことがないことをやりたがる。理由はやったことがないからってだけなのだ。

②長いライブの想定

正直前回ワンマンライブをした時に、手持ちのカードはギリギリで、ジャンルや空気の種類を使い果たしてしまったので、今後何処かにアクセントを入れることは想定した方が良いのではないか、と思ったからである。

結果から言うと、曲数が増え満足の行くセトリが作れるようになったため、長すぎて困ると言うことは無くなったのでこれは杞憂だった。成長してよかったねポしなちゃん。

③手を離したい

我々は常に同じ場所にステイし、両手を使って演奏している。煽る余裕もない。これは2時間辛いと思うし、見てる側もまあ、長いと飽きるかもしれない。というかおれたちが歩きたい。エコノミークラス症候群になってしまう。今後も動ける時間が欲しいという理由で自分たち以外の音を入れた。

恐らくこれは今後も課題となり、同期トラックを入れた曲作りはしていく。なぜならワンマンでかめがいさんのみのイントロの時に、チャンスだと思いキーボードの周りを徘徊した時、最高の気分になったからだ。かめがいさんにも動き回る快感を教えてあげたい。

だってビースティボーイズに憧れてこのバンド始めてるものね。

④2人の出音をより強固にする

これが1番の要素。

結局誰が入っても何が入っても変わらない2人の存在と出音を追求しなければ、この後長く音楽を続けることはできない。

そのビジョンはあったものの、例えばバンドセットやった結果「バンドの方がよかった」と言われるようでは、全く想定も突き詰めも出来ていないことの証明になってしまう。

石井竜太さん(ふくろうず)といけださきちゃんという人選は、ポップしなないでを単純に強化する目的ではなく、音像に色を持たせ、より楽曲の魅力を引き立てるために行ったつもりである。流石でした。

何があっても2人の「ポップしなないで」であることが、1番大事だと思っている。

なぜ2人でやってるのか。その2人がピアノとドラムなのか。それを今後も忘れてはいけない。

⑤レコーディングのため

今あげた理由はライブに限るものだけど、レコーディングについても同じである。

レコーディングは実験したいのよ(願望)


そんくらいである。

まあもっと挙げれば、飽きた時のためとか、野外はきつそうだとか、立体感出すために音色の数を調整したかったとかはあるけど、こんだけ丁寧に書いたら今後質問が来た時にここに案内すれば良いだろう。

2人はフットワーク軽いし経費も最小なので、2人での音楽を延々突き詰め、そこから拡張する音楽の可能性全ては試したいよねっていうお話。最終的にオケに合わせて念仏のようにラップするバンドになってるかもしれないよ。

精神的なとこさえずれなければ、何をやっても我々だしね。変わらない部分も多い。

あといずれバンドセットの映像が出るので、その時に覚えてたら見てやってください。

結局やってるのはポップだからね。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?