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実際にオープンスペースをつかってみた(2020/6/29)

6月の梅雨真っ盛りではありましたが、石巻を代表するオープンスペースである旧北上川河口部の堤防の上と水面を実際につかってみました。堤防ではヨガ体験を、川の水面ではカヌー・ヨット体験をしてみました。 結論としては、「川の持つポテンシャル、すげぇ高ぇじゃん!」とかわべを存分に感じ取ることができる機会となりました。


0621 Sun. 使ってみよう会〜ヨガ編〜

 ヨガ体験は、石ノ森萬画館を正面に川沿いの芝生に一列に並び、2m程度の距離をとって10名ほどで行いました。講師をお招きしてみっちり1時間。特におしゃべりすこともないためマスクはせず。天候にも恵まれ、川風、陽の光、芝や河口独特の匂い、ウミネコの鳴き声、通り過ぎる人たちの笑い声…などなどを感じながらのアクティビティ。
課題といえば「ちょっと日差し強すぎ!」と女性陣から声が上がったことくらいでしょうか(←重要)。

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正直、コロナ禍下であることを忘れるくらい贅沢な時間を過ごすことができました。
 マットは講師の方からお借りしたもの。最後はウェットティッシュで拭いてお返ししました。


0628 Sun. 使ってみよう会 〜ミニヨット・カヌー編〜 

あいにくの曇り空でしたが、朝9時に集合し、ヨットとカヌー、そして救助艇(水上ジェットスキー)を搬入。今回、多数の人が参加する「イベント」ではないため、自由使用の範疇かなと思いながらも、一応事前に河川管理者へ作業届の届出と、保安署へ行事申請をしました。道路もそうですが、公共空間を利用するって責任を伴う分やっぱりちょっと大変ですね。


 今回、ミニヨットとカヌーはそれぞれ趣味でやっている地元の知人にお願いして、船の準備から当日のレクチャーまでご協力いただきました。地元にこういう(ヨット・カヌーを持っていて指導ができる、船の免許を持っている)人がいるというのも、石巻ならではの魅力ですね。

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ヨット・カヌーについて一通り操作方法を教えていただき、いざ乗船。


 一度水面に出てしまえば若干の孤独を感じるほどに一人。同乗する場合も向き合うことはないため、接触の心配は極力減らせるかと思います。


 水面から見る街の景色はとても新鮮。汽水域ならではの川の流れと潮の満ち引きに四苦八苦しながら船を走らせました。こちらも、コロナ禍下であることをすっかり忘れてしまうくらい楽しいアクテビティでした。

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 体を動かした後は、いしのまき元気いちばの屋外テラスでBBQ。肉から野菜から魚介まで全て準備してくれているので、あとは焼いて食べるだけ。リバーサイドビューを望みながら食べる食事は思った以上に良かったです!週末ということもあり、堤防の上では食事や散歩をする人たちが多くみられました。

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オープンスペースの魅力を体験できる仕掛けをつくる
 オープンスペースは必ずどこかとつながっています。つまり、一つとして同じオープンスペースはなく、それぞれに何かしらその場所を感じさせる要素があります。もちろん、場所によってその要素の多い少ない、魅力的か否かは分かれますが、その要素一つ一つを活かす楽しみ方を提供することができれば、3密回避の意識と相まって自ずと人が集まってくるのではないかと、今回の体験会を通じて強く感じました。

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 コロナにより、一度に多くの人を集めることが難しくなる中、その場所ごとに特有の魅力を丁寧に拾い上げ、屋外ならではの五感をもって楽しめる場づくりにより小規模ながらも人を集める機会を、これからたくさん設けてい来たいと思います。


(書き手:街づくりまんぼう 苅谷)

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