朝日新聞社GLOBE+に掲載された自称震災孤児あぶくま君のインタビュー記事についての考察(後編)

朝日新聞社GLOBE+に掲載された自称震災孤児あぶくま君のインタビュー記事についての考察(前編)の続きです。まずは前編からお読みください↓

 12・埼玉と板橋に避難所が無かった

ホームレスになった経緯1

>ほかの被災者と福島を出て
⇒未成年の孤児を連れ出す「ほかの被災者」???保護者の同意なく連れて行っているので誘拐ですよね…

>最初に向かったのは埼玉県です。ところが、事前に言われていた避難施設がなく、仕方がないので板橋区に回ったんです。でもそこでも施設がなくて。
⇒埼玉県は県外避難者を受け入れまくっています

板橋区も避難所開設してますね。区立施設なので板橋区役所に問い合わせれば案内してもらえたはずですが???どうしてこんな簡単に裏が取れる嘘をつくんでしょうか?

板橋区

 13・新宿駅のガード下で寝た

ホームレスになった経緯3

⇒新宿駅の大ガード下も角筈ガード下も人通り多いし警察官もしょっちゅう見回りしているのでそんなところで未成年が寝ていたら即補導されると思いますけど…特に大ガード下はめちゃくちゃ人多いし先住民の方もいるので中学生が座り込んで寝るなんてまず不可能ですよね。角筈ガード下のそばには交番もあるし。

 14・新宿御苑の入口で暮らしていた

新宿御苑の突込み

>――新宿御苑は有料施設だからホームレスが入れるわけがない、という指摘がTwitterでありました。
はい、確かに施設内はそうなのですが、当時は施設の入り口前はホームレスの方々が暮らしていたんですね。私もそこに身を寄せました。
環境省新宿御苑管理事務所に電話にて確認したところ、2011年当時から働いている職員の方曰く、「ホームレスがテントを張って集団で生活しているような状況は無かった」とのことです。
現在でもたまにホームレスは見かけるがテントも無く1名程度しか見かけないとのこと。

 15・ホームレス生活での食事

ホームレス生活での食事

>都庁前の公園で炊き出しなどがあって、それでしのぎました。
炊き出しはボランティア団体によるホームレスの安否確認等にも利用されているので中学生が炊き出しに並んでいたら一発で保護されます。

>あとは、ホームレスの方の紹介でアルバイトをしてお金を稼ぎました。
⇒Twitterの漫画で「コンビニで犬にあげるといえば廃棄弁当をもらえる」という2011年前後にコンビニでバイトをした人なら一発で嘘だと分かるを謎知識を披露されていましたがその設定は無くなったんですか?

 16・仕事は債権の取り立てをやっていた

仕事は債権の取り立て

>彼のもとで住み込みながら、債権の取り立てのような仕事や、パソコンでバナーを作ることなどをやっていました。
日本において債権回収を行えるのは債権管理回収業に関する特別措置法に基づき国が認可した債権回収会社もしくは弁護士、認定司法書士だけなんですけどね。具体的にどの会社ですか?債権回収会社が債権回収に未成年を使っていたということになりますので金融庁及び法務省に連絡しないといけませんね。

おわりに

この記事1つだけでもこれだけ矛盾点がありました。滅茶苦茶ですね。
Twitterに連載されているあぶくま君の漫画についてはもっと滅茶苦茶なのでお時間のある方は下記まとめもご覧ください↓

長々と書いてきましたが、最後に。南相馬市こども家庭課の職員の方は「本当に震災孤児ならぜひ連絡して欲しい。連絡先を知っているなら教えて欲しい」とおっしゃっていましたよ。あぶくま君と直接連絡を取ることができる関根和弘朝日新聞社GLOBE+副編集長 @usausa_sekine は南相馬市に連絡する義務があるんじゃないんですか?連絡しないのなら目の前にいる震災孤児を見殺しにしたのと同義ですよ。


次回はあぶくま君自身のツイートについてまとめる予定です。

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