視線入力アートを鮮やかにプリントする方法(追記あり)
期間限定追記
【作品募集!】
視線入力アートの作品展示をします!
皆さんの作品をOHPシートにプリントして、展示させて頂きます!
詳細は↓以下のnoteへ。
長くなったので最初に結論
OHPシートに印刷すると、一層視線入力アートが鮮やかに楽しめます!
いずれも、かわけんのお友達、視線入力アーティストのRinさんの作品です。
RinさんはEyeMoTセンサリーという視線入力アプリをつかって、創作活動をされています。
(EyeMoTシリーズは島根大学 伊藤史人さんから無償提供されています。)
ね?光の加減で見え方が変わるけれど、太陽光にかざした時が一番綺麗でした。
アクリルの透明な写真立てに入れて窓辺に飾るもよし、
ライトボックス(トレース台)や液晶に透かして見るもよし。
ぜひ、ご自分の目で♪
紙に印刷した時の、「コレジャナイ」感。
視線入力アートに限らず、PCやタブレットで描かれた作品をプリントアウトすると、
「画面で見た時となーんか違う感じがする・・・」
と、以前から感じていました。
プリンタの性能や印画紙などにもよりますが、なかなか鮮やかさが出ないんですよね。
試行錯誤
手元のプリンタは4色インクの業務用インクジェットプリンタで、そもそも画質にこだわったモデルではないのですが、それでも印刷モードを「高画質」にしたり、用紙を「写真用紙」にしてみたり、と試行錯誤するも・・・
確かにフツーに印刷するよりは圧倒的に良くなるのですが、
うーん・・・「コレジャナイ」。
そういえば、Twitterで最近見たな・・・。
関係ない話のようで今回のOHPシートに印刷するに至ったのは、写真界隈の仲間からタイムラインに流れてきた投稿。
「ポジフィルムをデジタル化するのではなく、デジタル写真をポジ化するのにOHPシートが使えるらしい。」
”ポジ”フィルムとは、”ネガ”フィルムの逆で、そのままの色が記録される写真用フィルム。
「そうか!!!ポジフィルム!!!」
多趣味でよかった。笑
写真も撮る人なので、ポジフィルムで撮ったこともあり、すぐにイメージが湧きました。
ポジフィルムをご存知ない方は、↓こんなの。
これを応用すれば、うまく表現されるんじゃね??
透過光と反射光
ちょっと小難しい話ですが、紙とモニターとでは、目に入ってくる光がそもそも違うんですね。
紙の絵や写真は、真っ暗な部屋では見れません。これは、太陽などの光を反射して目に入ってきているから。
一方で、PCやタブレット、スマホやテレビなどの絵や写真、映像は、真っ暗な部屋でもみることができます。
これは、モニターから直接の光を見ているから。
(ややこしいので「じゃあ映画は?」という話は割愛)
つまり、視線入力アート等、デジタルデバイスで描かれた作品というのは、
もともとが透過光で作られているため、
プリントアウトすると「コレジャナイ」になりやすい。
ってことでOHPシートにプリントしてみた。
ここでやっと本題、というか、結論。
普通の紙に印刷する分には、反射光でしかみることができません。
紙の後ろから強い光を当ててみたりもしたけれど、
やっぱり「コレジャナイ」。
で、Twitterで流れてきたポジフィルム化の件とが繋がって、
OHPシートにプリントしてみました。
そしたら、最初の画像の通り。そうそう!この感じ!
思ってた以上に感激。
細かいハウツー
今回印刷するのに、僕はパワーポイントを使いました。
パワーポイントのスライドサイズをA4に設定して、
そこに作品を好きなサイズで並べます。
もちろん、ドーンと1枚A4にしてもOK!
この時、作品を左右反転させると、仕上がった時にツルツルした面が表側になり、
より綺麗に見えますよ。
で、プリンタの設定は、「光沢紙」「最高画質」にして、「手差し用紙」を選択。
OHPシートはやや厚みがあり、硬さもあるので、各プリンタの説明書等をご確認ください。
インクジェットプリンタの場合は、インクジェット用のOHPフィルムと検索すると出てきます。
有名メーカーのもので、5枚1000円程度、
無名ブランドのものなら、10〜20枚でも1500円程度で入手できます。
ぜひお試しください!
皆さんの作品も、インスタ等々で、 #視線入力アートOHP でシェアしてもらえると嬉しいです。
蛇足、だけど参考になるかも。
実はOHPシートを入手するまでに、透明ラベルシートにプリントするのも試しました。
ところが、ラベルシートだと結局「透明ななにか」に貼らないといけないんですよね。(シール台紙があるから)
しかもラベルシートはペラペラなので、貼り付けるのも一苦労。
OHPシートだと、シート自体に”コシ”があって、そのまま写真立てにも飾れますよ。