詩 「蝋燭」

あなたの想いの炎を消さないで。
私が消えないように見守ってあげるから。

たとえ、どんなにまだ小さな火の光でも、暖かくあなたの心を照らす。
そんな自分でありたい。

どうかその灯だけは消さないで。

それは、誰もがそんなに簡単につけれる想いではないから。


あなたの火はいつかみんなに届き
彼の支えとなるだろう。

そして、君から支えを受け取った彼の火から、
あなたがまだ見ぬ彼女の心にも火をともし、

いつかあなたの灯火が繋がり始め
一つの小さな火がやがて彼や彼女の世界を
暖かく包みこむ。

僕にはわかる。

だからそんなに怖がらなくても大丈夫。
私が消えないように守ってあげるから。

あなたは今、心のろうそくに火がつき始めた時。
その想いの炎で周りの人達を暖かく包みこむ。



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