「バターロール」

昔はマーガリンが苦手だった。
無味みたいな感じが苦手だった。

大人の味。

いつからか何も考えずに
口にするようになっていた。

ああ。僕は大人になったんだ。

子供の時のように全てに憧れて
興味があった時に戻りたい。

進む時間も濃厚だった。
今はただなんとなくすぎていく。

体だけ大きくなったけど、
だけど心は成長してなくて。

僕は深夜にバターロールとコーヒーを
食べれるようになった。

けど、あの時から何も成長してなくて。

今では心と体に
みどり色のぽつぽつが出来た。

必死にそれをむしっている。

ああ。子供の時に戻りたい。
好奇心いっぱいのあの頃に。

とりままずバターをマーガリンと呼ぶところから
変えましょう。

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