詩 「以心伝心」

僕は目が覚めて。
ベランダで君が空を見てたから
僕も見上げた。

素敵な虹がかかってる。

雨がよどんだ空気を浄化して、
君を照らしてる。

本当のところ、この気持ちは君に届いているのか
それさえもわからない。

でも、この胸の苦しみと
不思議な感覚はわかってる。

君が今、僕のことを
少しだけでも考えていてくれれば
どんなに素敵だろう。

ふと。外に出た。
君はいない。

夢の中であんなに
笑いあえていたのに。

君と時間を共有するには
お互いのことをまだ知らない。

二人三脚のスタートの鐘が鳴り、
君が右足
僕も右足
そんな始まり。

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