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模索

大手通信キャリアの通信障害があり、ネットやSNSから少し離れて、たまたまタイミング良くヘルパーでお休みがあって…
思ったことをダラダラと吐き出していくだけの記事です。お時間あるときに読んで頂けたら幸いです。

コロナ禍、ウクライナ・ロシア情勢で先行きがわからない状況が続き、酪農情勢もとても厳しい状況です。
特に川上牧場は全て輸入粗飼料主体の酪農形態。日々の飼料費の為だけに働いているような現状です。

このモチベーションを維持していたのも
「コロナ禍でもインターネットの上で酪農教育ファームができないか?」と始めた音声配信

もっと多くの人に酪農や牛乳の魅力を知ってもらって、牛乳を継続的に飲んでもらえるように毎日朝夕、仕事をやりくりしつつ配信していました。
⇩※音声配信を始めた記事はこちら

応援してくれる方が増え、牛乳を毎日飲んでくれる方が増え、これから酪農をやってみたいという人が川上牧場に来て研修生として働いてくれる。
少しづつですが前に進んでいる様な気がして日々の酪農のやりがいとなっていました。

ここ数日あった通信障害

と、ふとその足を止めた時に改めて自分の立ち位置と周りの景色を見ることができました。

  • 牛乳の消費低迷

  • 脱脂粉乳の積み上がり

  • 輸入飼料の価格上昇

  • 担い手不足、廃業の増加

  • etc…

根本的な解決を一つでもできているだろうか?

ただがむしゃらに頑張っているだけ
頑張ればなんとかなる
とりあえず前に進めば解決になる


たぶんいままで酪農業界みんながそうやってきてこの状況がある。

牛の搾乳を、餌やりをしていない酪農家はいない
毎日毎日牛を世話していない酪農家はいない

毎日毎日積み上げてきたモノが全て無意味だったような
そんな喪失感を感じてしまいました。

結局、穴の空いた船に乗ってただひたすらに必死になって水をバケツで捨ててるようなそんな感覚


このまま続けても沈んでいくだけなのかもしれないけれど

一緒に必死になって水を捨ててくれる人
それでも船に乗りたいと思ってくれる人
頑張れといつも応援してくれる人

ちょっと足を止めたけれど

牛乳を飲みたいと思ってくれる人の為にまた明日から頑張ろうかなと思います。

牛乳を飲んでくれる人が増えて、飲み続けてくれる人がいる限り酪農家は牛を飼うことができます。

みんな牛乳のんでね〜🐮🥛

単純にそれだけのことでした。





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