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あなたの情熱の炎を絶やさぬために

pixivで開催されている第二回百合文芸コンテストの応募期間が終わり、第一次選考に入りました。

執筆お休み&リフレッシュ期間を取らざるを得ませんでした。

人の長文がとにかく読みたい。だけれど、まだ第二回百合文芸の他の作品には手が出せず。これ! と推したい作品は#百合文芸座談会までに一度出し切ってしまいました。

#百合文芸座談会以降に投稿された作品はほとんど読めていません 。これから読みます。

なぜ他の作者の作品を推すのか。ライバルでは?

理由は簡単! とにかく盛り上がったほうが楽しいからです!

初めて小説のコンテストに投稿したのは高校生でした。しかも部活の、でした。高文連主催のコンテストです。初めて小説を添削したのは顧問の国語教師です。誤字脱字チェック、言い回しなど原稿用紙をまるまる書き直しです。友達と後輩一人と私の三人、それぞれが小説を書いたのでずっとワクワクしていました。それが楽しかったのでしょうね。盛り上がったほうが楽しい!

大学のサークルでは、国文法を理解し誤読の少ない文章が当たり前とされ、それが本当に当たり前の状況だったため差異が出るのは面白さでした。誤読を恐れないスキルがあれば、面白さに全振りできる。新しい物事を自分から探しに行ける、人から話が聞ける。

この頃のアドバイス「魅力的な一人称が書ける、それはなにより自分自身を知ってるから」「心情描写が多くても面白さが伝わる」は今でも糧です。風景描写を多くするとより没入感が得られやすくなるのでは? と多くの人から言われたため、その描写を増やしてみましたが、どうやら普通の小説にされた感が強いです。心情描写が武器だったようなのですが、あまり活かされてるようには思えません。もっと描写して欲しい期待から100点中5点をつけられたり、一人称だからという理由で貶されたり、気分が良かったばかりではありません。

他人への面白さの期待や嫉妬から、その作者の武器や作品の面白さを自分の中で不当に貶めなくても良いのです。投稿サイクルを早くする、他のコンテストにも応募する、新しい物事を探しに行く、行動一つで回避できます。もちろんコンテストから離れてリフレッシュするのも良いでしょう。

攻撃的になって良いことは一つもありません。誰かの未来を潰すかもしれません。あなたに面白い物事を教えてくれる人が遠ざかります。話が聞けなくなります。読者から作者になっていく。その過程で推し作者と出会えないのは読者にとって不幸ではないでしょうか。

でも、盛り上がってさえいれば誰かに届く確率が上がるのです。それはもちろん自分の作品も同じです。盛り上がってなければ、誰かには届かないのです。

嫉妬に焦がれて燃えるのはあなたの情熱です。熱を絶やすのはあなたの言動そのもの。

どうか、あなた自身の創作熱を絶やさぬように。

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