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初アマプラありの映画鑑賞(3月の映画事情)

2024年のちいさな目標、それは映画を観ること。
3月は環境の変化があったけれど、お家で過去の作品鑑賞を含め5作品観ることができました(2回目あり)。3月観た映画の感想はアウトプットできなかったので、忘れる前にまとめておこうと思います(といっても、もう9月。記憶が危うい…)。


『落下の解剖学』

これは映画館での予告編から、絶対に観ようと思っていた作品。
”雪山の山荘で転落死した男。その妻に殺人容疑がかかるが、唯一の証人は視覚障害のある息子。事故、殺人、それとも自殺か…?”というあらすじを聞いただけで興味をそそられるストーリー。おりしもアカデミー賞で脚本賞も受賞、とのことでこれは見逃せん!!とばかりに鼻息荒く映画館にGO。
152分 とまあまあな長さなのですが、長さを感じさせなかったし、主演のザンドラ・ヒュラーがリアリティありすぎて途中で「ん、これフィクションよな?」ってちょっと思ってしまったくらい。
息子のダニエルが選び取る「真実」と、最後の最後に感じるちょっとした違和感が後味ひく感じの一本でした。あ、こうやって書いてたら、もう一回じっくり観たくなってきた…。

『ゴースト・トロピック』

これも予告で「観たい!!」って思った作品。
電車に乗り過ごした女性が、真夜中に家まで歩いて帰る、っていうシンプルなストーリーなんだけど、なんていうか映像がもろに好みで、何とか観に行く時間をねじ込んだ。ほんとは同時上映されていた『Here』も観たかったけれど予定がどうしても合わず、せめてこちらだけでも…、と。夜の上映の回で観たのも良かったのか、余韻がすごくよかった。でも、静かでしみじみしているだけじゃなく、陽の光の下では「(まるで”Goast”のように)見えない」人たちが、主人公ハディージャの目を通して真夜中のブリュッセルに映し出されていく様子、それが独特の味わいをだしているように思う。
社会的に底辺(っていう表現の仕方は好きじゃないけれど)の人々のままならない現実と、真夜中の都市という少しの非日常。そのふたつの要素が入り混じって、ハディージャと一緒に自分も歩いているような気持ちになる。
いや、もしかしたら自分はゴーストのように宙に浮いていて、彼女や周りの風景を見つめているのか…。
無事ハディージャが帰宅し、ヒジャブを外した瞬間、ふっと現実にかえるような不思議な感覚になった。始まりと終わりのシーンもすごくよかった。

ちなみに主演のサーディア・ベンタイブは『落下の解剖学』にも出演していたことを鑑賞後、パンフレットを読んではじめて知り、「え、もしかしてあの人?!」とまあまあ衝撃的だったのでした。髪色とか髪型って人を認識するのに占める割合大きいんだなーって思うね。

『ゴールデンカムイ』(2回目)

ええ、すでに1月に観ていたんですが、ロングラン上映中ってことで2回目です。春休みが仕事三昧なもので、お出かけとかどっこも行けやんなー、と少し罪悪感にかられた母(私)からの誘いに娘っこが乗ってくれまして。
アニメをちらっとしか観たことない娘に時折解説しながら(これも2回目ならでは)、今回も堪能しました。原作漫画では圧倒的杉元推しなんやけど、実写は源次郎ちゃん&月島もよき…(白石はやっぱりシライシでむっちゃシライシ←)。前回行った時にはなかった来場者特典のカードや、売り切れだったパンフレットも購入できたので、さらにウフフアハハな感じでした☆
(どうでもいいんだけど、最初の二〇三高地での戦いのシーン、杉元が山田孝之に見えてしまう一瞬があるのは何故だろうか…。)

『ワンダー 君は太陽』(Amazon Prime)

お出かけしようと思っていた日曜日、疲れ果てていたため家で過ごすことに。そういやアマプラ入ってたな、と思い出してゴロゴロしながら、どんなんあるかな~と漁ってて見つけたコチラ。原作小説も未読だったのだけれど、映画も気になっていたので先に映画から観ることに。
うまれつき「人とちょっとちがう」顔を持つオーガストのおはなし。
主人公のオーガスト(オギー)だけでなく、周りの人間からの視点もあることで、見え方・感じ方にバリエーションが生まれるのが良いなと思う。
個人的にはオギーの姉ヴィアの視点で涙が止まらず号泣。
ジャックウィルもいい子だし、それぞれの葛藤も共感できるし、原作も気になる(その後、サイドストーリーの本を含め読了しました)。
いっときめっちゃ話題になってたのであえて避けてたけど(そういう習性がありまして)、やっぱ話題になるには理由があるのね?と思った次第でした。

『BLUE GIANT』(Amazon Prime)

『ワンダー』を観た後に「もういっちょ良作観たい…」という欲にかられ、
観始めたのがこの『BLUE GIANT』。こちらも原作は未読ですが、映画館で観られた方々からの評判がこぞって良くて、気になってて。で、観てみた結果、とてもよかった…!映画館のスクリーンでみたらもっと迫力あって良かったんだろうけど、ま、致し方ない。可能であればおっきいスクリーンで、迫力ある音でもっかい観てみたいかな。
ストーリーについては、とんとん拍子で進みすぎるな…とか、うん、王道だな…、っていうプチツッコミもないことはないですけどね、やっぱ希望のある物語は良いよ、人生に必要だよ。だからヨシ!(何故に上から)

原作漫画も読んでみたい気はするけど(っていうか原作漫画が面白いから映画化されてるんだろうけど)、映画は映画で漫画は漫画、みたいな別物感があるような気もするので、この作品に関しては映画だけでも満足かなぁ~と(あと巻数多くて危険)、いまのところまだ食指が動かず、読んでないです…。

3月はアマプラ入れて5本映画が観れました。家のテレビがスマートTVだったため観たいと思って観れてなかった作品も今後観れそうな予感で嬉しい!!お疲れ気味の時は、出かけず家でアマプラが定番化しそうな予感がした3月なのでした…(このころからお疲れ常態化始まる)。4月に続く。


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