新学期の映画鑑賞(4月の映画事情)
2024年のちいさな目標、それはコンスタントに映画を観ること。
今はもう9月ですが、映画鑑賞記録は振り返ってまだ4月です。
新学期。4月は人が多いデス(でした)!
でも学校始まるから、映画観に行けるんだよね(喜)。
疲れてはいたものの、まだ映画を見に行く気力はあったようで4月も
4作品の映画を観ていました。忘れかけた記憶を遡って、春の映画鑑賞記録をどぞ。
『四月になれば彼女は』
これは完全に主題歌目的です。映画館で大音量で堪能するために映画館まで足を運びました(なんてよこしまな目的)。川村元気さんの作品も初見。原作も未読(後で読もうと思って入手はしてあった)。ウユニ塩湖の映像がとっても美しかったです。ほんと美しかった、山田智和さんの映像って光が綺麗だなーって思う(藤井風くんのMVしかほぼ観たことないけど)。エンディングの『満ちていく』が流れたときは全身全霊で音に集中してた。
原作と解釈違ったのかな…っていう点が気になり、後日原作読了。
あんまり感触は変わんなかった。結構男性視点的な幻想入ってますかね?って言うのが個人的な感想かなぁ(辛口でスンマセン)。そういうジェンダー的な切り取り方しちゃうのもアレかとは思うんですが、正直共感は難しかったかなー…。
そもそも小説にしろ、映画にしろ、恋愛モノが苦手なので、その苦手意識が前提にあるのは否めないから、ある程度フィルターかかってるとは思うけど。あ、でも主題歌はめっさ好きです。だって恋愛の内容じゃないから←
(風くんの死生観が好きだったりします)。
『名探偵コナン 100万ドルの五稜郭(みちしるべ)』
毎年コナンの映画を娘と観に行くのが定番となっており、今年も例によって。コナンの映画って爆音シーンが毎回必ずあって、映画館で観るときに結構音が気になってたんですが、娘っ子が大きくなってきたので、最近ようやくそこまで気にせずに(しかし爆音はうるさい)観れるようになってきました。今年は娘の好きな服部平次(呼び捨て)がメインで絡んでくるので2回観に行きました…(娘リクエスツ)。ちなみにコナンの映画って、毎回、最終的に爆破されるイメージなんだけど、今回北海道が爆破されるんか…!?ええんか…!?って思ってたらアレな感じだったので、なんだかほっとしましたw。それはそれで、あれはあれで面白い(どないやねんw)。娘ともども満喫できて楽しかった~(もはや祭り)。ちなみに映画鑑賞後、娘は服部のアクスタ購入していた、そんな好きやったんかいって母は思いました。
『コットンテール』
観たいな~と思って待っていたので、観に行けてよかったと思う作品です。
日・英合作(っていうの?)映画で舞台はほぼイギリス。
妻に先立たれた夫(リリー・フランキー)は妻の遺言を叶えるため、妻の思い出の地であるイギリスのウィンダミア湖を目指す。疎遠だった息子とその家族と一緒にイギリスまで来たのはいいが、道中で息子と事あるごとに衝突し、ついに…。
ロードムービー的な映画なのだけれど、イギリスの田舎の風景がとても美しかった。イギリスの湖水地方のちょっと靄のかかった空気感もよかったし、リリーフランキーのうだつのあがらないクタクタ感もよかった(最初はイライラさせられっぱなしでしたが)。主人公が自転車盗んで走り出すシーンと(不良か)、終盤、息子との対話のシーンでの静けさがとても好みでした。『ぐるりのこと。』(今回と同じくリリーフランキーと木村多江が夫婦役)は観ていないので、観てから行けば良かったな~と思ったり。リリーさんのあのくたくた感、やっぱりいいよね。錦戸くんと親子はちょっとテイスト違いすぎんか…とは思うけど、まあええか。
『オッペンハイマ―』
アカデミー賞で話題になったコチラ。正直気乗りはしない、けど、観ないという選択肢も、うん…ないのですよ(自分的には)。これと『関心領域』はやっぱり観ておきたい、と思って、気合い入れて映画館へ。そう、やっぱり、気合いがいる。調子悪いときは観れない。
え、オッペンハイマー、ハンサム過ぎん?って思ってたら実物もハンサムやった…イケメンっていうか、ハンサム、そう、ハンサム(2回いうた)。
あれはアカンわ、そらモテるでな(ストーリーに関係ないやん)。そしてアインシュタインがパッと見てわかるくらいアインシュタインやった衝撃(これもストーリー関係ない)。
はじめてクリストファー・ノーラン監督の映画観たけど鳥肌たった。
構成がとても緻密で、音も凄い迫力。音と映像の渦に引き込まれるように、3時間の没入体験。衝撃受けすぎてその感想をうまくまとめられず、ただただ呆然とするしかなく…。ヘヴィな鑑賞でした。
そう、これはオッペンハイマーの映画なのである。原爆の映画ではなく。
「原爆の父」オッペンハイマーを、ただ、描いている。おっぴーによりすぎることも、批判することもなく、時におっぴーの内面を、時に俯瞰した視点で。そしてそのジャッジの不在が、私たちに問いかけているようにも思う、どうする?って。生まれてしまった原子爆弾、「その後」の世界を、どう生きるのか?って。
つくってはいけなかったもの、でもきっといつかは誰かがつくってしまうであろうものをつくった人物。それが「たまたま」オッペンハイマーだった、ような気がする。彼もきっと、自分がつくろうとしているものが諸刃の剣であることは感じていただろう。けれどもしかしたら、だからこそ自分がつくるのだ、と抗えない流れに乗ってしまった、のかもしれない。
英雄と罪人とは紙一重。それは映画でも描かれているけれど。
そんなやるせなさ、絶望感、虚無感を感じてしまう作品でした
(今もうまくまとめられないから、多分もう一度覚悟を決めて観る必要がある、と思っている)。
そんな衝撃とともに4月は過ぎゆき、GWへと時間は流れゆく…。4月は忙しく疲れていたけど、観たい!と思っていた映画は観れたので満足でした。
しかし!!まだまだ振り返っての映画鑑賞記録は続くのだ!
忘れる前にいそげ、私っ(どーしてもアウトプットはしたいらしい)。
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