いちぶとゼンブと

人によって、印象は変わる。
同じひとりの人間でも、相対する人によって少しずつその人に対する印象は異なるし、少しずつ反応も違うだろう。
どれもがその人の一部分で、どれもがその人の全部ではない。

当たり前のようだけれど、私たちは普段はそれを忘れがちになる。そして時折何かのきっかけでそれを思い出す。

それが良いとか悪いとかではなく、人ってそういうもんだったなってことを思った今日。

そして他の人がそうであるように、自分もそう見えてるんだよなってことも思った今日。

人と付き合うのって負担でしかなくて、すごく面倒くさいと思ってた時期もあったけど、今はすごく興味深く感じている。

そう思えるようになったのは、まわりの人たちが自分に見せてくれる一部分が魅力的だからだろうし、その人たちの魅力的な部分に反応して自分のひとに見せる一部分もまた、面白く感じるからだろうか。

だとしたらすごく環境に恵まれてるってことで、幸せ者だよなわたし、としみじみ思う。

あの時強制リセットくらって、ほうほうのていで逃げてきたかいがあったってもんだ。

今日はうれしいお知らせもきけて、にやにやしながら一日のスケジュールを終えた。
こんな日が毎日続けばいい。ううん、毎日そうじゃないからこそ、こんな日が引き立ってしあわせだと感じるのかもしれない。