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占い師になる前の話

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雑記/わたしの書いたコラム(主に過去編)のような読み物を集めたマガジンです。
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記事一覧

パートナーを人生ステージアップの中ボスにしないためにできること/占い師になる前の話

誰しも「自分の価値観」で相手を見て、コミュニケーションをとるものですが、どんなに仲が良い相手、魅力的だと思っていた相手でも、ある日「なにをいってもあまり響かなくなる」「なぜかとても否定されている気持ちになる」瞬間が訪れます。 人間関係でいったん「離れる」が起こるタイミング自分が何か大きな変化を経験すると、知らず知らずの間に自分のなかの「当たり前」に変化が及びます。自分にそうした微細な変化が訪れるのは、ネクストステージに進んでいくためには起こってくることなのですが。 どうに

四面楚歌な現実は自分の弱みを認めない心が投影した世界だった/占い師になる前の話

自分には相容れない自分以外の価値観を、第三者に話して、共感を得て自分を守る方法があります。女性が得意とする会話術で、恋愛テクニックでもよくあることです。恋敵を好きな人と「共通の敵にする」という方法、あるいは共通の友人に相談して対立構造を作る「外堀を埋める」という方法です。 滅びの前の世紀末のような世界観で孤立していたティーンの思い出中学生の頃から、わたしはとてもハッキリと自分の意見を伝えるタイプ。なので、どんな人でも本人に直接「意見」を伝えていたんですね。 語彙力や自分に

案件至上主義だった私が、主体的に「書く」感覚を取り戻すまで/占い師になる前の話

あるジャンルのなかに身を置き、他者と自らを比較しながら「今の自分」の立ち位置を客観的に分析することが求められがちですが、自分の活動の「核」の部分を残しておかないと、目的を見失ってしまうことがあります。 書きたいものを失うと同時に得た収入わたしはライターのお仕事は、ほぼ「無署名」。私の代わりはいくらでもいますし、あらかじめ価格に対しても据え置きが当たり前の中で、変わりはたくさんいました。 署名でコラムを書かせていただく機会もあっても、どこか「これは自分ではない」という感覚が