ヒトラー ~最後の12日間~
ヒトラー ~最後の12日間~
監督 オリヴァー・ヒルシュビーゲル
ナチス・ドイツは、ユダヤ人の件をやらなければもう少し何らかの部分的な評価が有ったのかもしれない。
けれど、ナチスを評価する様な意見は殆ど聞いた事が無い。
それもこれも全てはユダヤ人の件によるものなのだろうと思う。
例えば、戦前の日本は軍国主義だったと言われるが、良い部分も有ったという意見は聞く事が有る。
しかし、歴史は常に勝者の歴史なのだ。
あの件さえ無ければ、誇り高い人々だったのではないか、と考えてしまう。
ナチスは、選挙で選ばれた政権だったという事も忘れてはいけないことの一つだと思う。
民主主義の恐ろしさでもある。
それにしても、最後の12日間は、ヒトラー達に同情する気持ちが湧いてくる映画だった。
ゲッペルスの奥様の気高さと強い意志、義勇兵の少年の健気さに泣けた。
とにかく、負け戦だけはしてはいけないのだ、と思うのだった。
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