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動物好き 気持ちが通じる相手

動物って、なんでこんなに愛らしいのだろう、と不思議に思う事が有る。

人間をここまでかわいいと思う事は滅多に無いけれど、

動物だけは本当にかわいいと思うのだ。

人間の言葉を喋らないからだろうか、とか、色々考えて見た事が有る。

きっとそうなんだろうと思う。人間の言葉を話さないから心が通じるのだ、と。

人間の言葉を話す動物はウソを言ったり、

思っている事と違う事を言ったり、言えなかったり、

感情を押し殺したりするのだけれど、動物は素直だ。



自分は小さな子供の頃から随分長い期間、動物と一緒に暮らして来た。

幼稚園、小学生低学年の頃は、庭付きのお屋敷に住んでいたもので、

いつも庭に有る犬小屋に自分が遊びに行っていた。

庭に有った犬小屋は自分が生まれる前から有ったもので、

6畳間くらいの広さを金網で囲った敷地の中に木造の小屋が建っている、

庭付き一戸建てみたいなものだった。

その小屋の中はサウナみたいに座れる様になっていた。

人間が4人並んで座れるくらいの広さが有って、小屋には窓もついていた。

犬と並んで座って、一緒に窓の外を眺めていたら雨が降ってきて、

二人で雨を眺めていた時の事を良く覚えている。

そんな感じで育ったので、動物を自分より「目下の者」と思った事が無く、

人間社会の中で動物を飼うスキルはあまり無いかもしれない。

ついつい対等な関係だと思ってしまって、きつく叱るのが辛かったりするのだ。

ずっと動物と一緒に暮らしていたけれど、社会人になってからはだんだん

動物を飼う環境ではなくなってしまった。

今から20年くらい前、シマリスを飼っていたのが最後だった。

りゅうのすけ、という名前をつけた。

りゅうのすけを飼っていた時、とにかく神経を使ったものだった。

ケガをしない様に、事故が起こらない様に、毎日緊張していたのを覚えている。

部屋の中でゲージから出して遊ばせていたので、

転落や感電などの事故が起こらない様に、ずっと見ていなくてはならないし、

留守にするのがいたたまれなくて、外出しても急いで帰宅する様な感じだった。

なので、一緒に暮らせて本当に幸せだった半面、

動物を飼う事の責任の重さや大変さを身に染みて感じたものだった。

りゅうのすけがお星さまになった時、悲しかったけれど、半面、

人生を全うさせてあげられてほっとしたものだった。

それくらい緊張して飼っていたのだった。

りゅうのすけは自分の顔をじーっと見つめてくれる事が多かった。

朝、目が覚めると、自分の胸の上に寝そべって

こっちを見てくれていた朝の事を今でもよく覚えている。


それ以降、責任の重さを考えるとどうしても新たに動物を飼う気にはなれなかった。

そうは思うものの、動物と一緒に暮らしたい願望は今でもかなり強い。

仕方が無いからYoutubeで動物の動画を見たりしているのだけれど、

ネコって本当にかわいいなあと思う。

ネコって、最も完成度の高い動物なんじゃなかろうかと思ったりする。

東京ではなく、田舎の野中の一軒家みたいな所に住む事でも出来れば

動物を飼いたいけれど、都内に住んでいるうちは無理なのだろう。


自分は5年くらい前からずっと、Youtubeで追いかけている動物が居る。

カイくんと、ふたばちゃん、だ。

お猿のカイくん、ハシビロコウのふたばちゃん。

ご存じの方も多いかと思うけれど、この二人は本当にかわいくて大好きだ。

カイくんも、ふたばも、見た目がかわいいというよりは、性格がかわいくて好きなのだ。
まだ暫くは動物とは動画で眺めるだけになりそうだ。


シマリス りゅうのすけ日記
https://r4.quicca.com/~kawai/kawai/ryunosuke/ryunosuke1001.htm




ふたば


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