第二ボタンVSシャーペン

みなさん、こんにちは。
今月は私の初恋の話をしてます。

相手は、彼女持ちの1つ歳上の先輩です。
彼女がいても関係なく、先輩のことが大好きでした。

当時の私は、先輩の記憶に残りたい一心で自分からのアクションを心がけておりました。
例えば、学校行事の時は一緒に写真を撮ってもらい、連絡先を聞き、修学旅行のお土産を渡し、初雪の日にはLINEを送る等…
今見るとちっぽけなことですが、当時、恋する乙女だった私にとっては一大事でした。

上記のようなアクションはするものの、先輩の記憶に残るという目標がある私にとって、それだけでは満足がいかなかったんです。

一緒に写真を撮ると言っても、このご時世、イベントがあれば写真を撮ることは普通のこと。
連絡先を聞かれるのだって、大したことではなく普通のこと。
修学旅行のお土産だって、部活の後輩からも、普通にもらってるでしょう。
たま〜に勇気を振り絞って送ったLINEだって、LINEなんて色んな人(彼女とか、彼女とか、彼女とか)とメッセージを普通に送り合っているでしょう。

となると、記憶に残るようなパンチのあることしてないんですよね。
私は、ごく普通のことをしてるだけやないか!
そんな普通のことをしているだけで、先輩の記憶に残ることはできるのか?

私は、唯一無二の“もにこちゃん”として、先輩の記憶に残りたいんだっ!!

そうなると、私にできる特別なことはアレしか残されてないんです。
そう!「告白」

…といっても、よっしゃ!告白すっぞ!!とすぐになるわけではなく。
彼女がいる相手だし…こんな私が告白しても先輩が困るだけかな…と、ウジウジ悩みました。

けど、私の目標は「先輩の記憶に残ること」
この目標達成するためには、やるしかない。

キモいと思われてもいい。
嫌われてもいい。
私は、どんな子に告白されても嫌な気持ちにはならん!よし、いける!(自分がされて嫌なことは他人にしないというポリシーで生きています笑)

ここまでくると、逆に告白したくなってくるんですよね。不思議と。
だって、すごくすごく好きだから。
このすごくすごく好きな気持ちを、私は大事に大事にしてきたから。
そんな大事にしてきた想いを、相手に伝えないでいるなんて、私の「好き」という気持ちがかわいそう。
大事にしてきたものを、相手に伝わらず終わってしまうなんて、勿体ない。

よし!先輩と会うのが最後の日に告白しよう!
と思い立ちます。

最後の日と言えば、卒業式です。

どうやって告白しよう…
いつどのタイミングで告白しよう…
制服のブレザーのボタンをもらうか、もらわないか…

色々考えた結果、
先輩には、たくさんたくさん伝えたい言葉があったので手紙で想いを伝えることにしました。
当日、緊張してワタワタすることは目に見えていたので、伝えたいことをきちんと伝えるには手紙しかない!と思ったんですよね。
手紙には、先輩への憧れや尊敬や好きの気持ちを綴りました。
ただ、今回は彼女がいる相手への告白だったので「(告白に対しての)返事はいらない」と伝えました。

それから、私はボタンではなく、先輩が大学入試で使っていたシャーペンをもらおう!と思いつきます。
「制服のボタンくれ」って、あからさまな感じがして恥ずかしくて…笑
「私も、第一志望合格目指して勉強頑張りたいので、先輩のシャーペンください。」
これなら言える、と思いました。

卒業式の前日、先輩に「最後に写真撮りたいから会ってほしい」とLINEをしました。
確実に会えるよう、大体の時間と場所を約束したんです。

後にも先にも、こんなに準備や段取りをした告白はないです。

卒業式の日は、予定通り、写真を2ショットで撮ることができたし、先輩にラブレターを渡すのこともできたし、先輩が使っていたシャーペンをゲットすることもできました!
ミッションクリア!!!

その日の夜、先輩からLINEがありました。
「ありがとう」と「受験頑張れ」という内容でした。
いつもLINEをするのは私からだったので、先輩から送ってくれたことが本当に嬉しかったです。

私と先輩との関係はここで終わり…と思っていましたが、終わっておらず…

先輩は卒業後も、部活の後輩の指導に学校によく来ていたので、しばしば会うことも。
告白はしましたが、関係は変わらず、気まずさもなく、会えば少しお喋り…という感じ。

ここでも、やっぱり先輩っていい人やなぁ…とつくづく思いました。
自分の想いを伝えてしまったから、距離を取られてもおかしくはないのに。

私が高校を卒業してからは、会うこともなくなりましたけどね!

会うことはなかったけど、この先輩の存在は、その後の恋愛にかなり影響を与えてきます。まぁ、苦しかったです!笑

次回は、この先輩への恋に対して、24歳になった私が思うことを話していきたいと思います。

最後まで読んでくれてありがとうございました。

可愛げがある、もにこ

p.s 先週体調を崩しておりました。みなさんもお気をつけて…


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