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個人制作で短編などを作っています https://kawaifilm.jimdosite.com/

最近の記事

「ラストマイル」の感想

久々に映画を観に行った。「ラストマイル」である。 映画を作る時にまず考えるのは登場人物の職業だったりする。職業設定がリアルなほど説得力が増す。観客も働いている人なら共感を得られる可能性があるからより説得力がある。 そうやって職業のことを考えれば考えるほど、社会的なこととは無縁ではいられなくなる。 「ラストマイル」はどんな職種であれ会社員だったら身につまされる内容だった。働いていて会社の原理に従っていると社会的な存在としての自分が見失われている気がしてくるが、それは会社員

    • わざとらしさが出ない焦点距離

      ブライダルの映像をやっていると何かしら定番の撮影があってカメラに向かって「おめでとう」と手を振ってください。というやつだ。 最近はカメラの画質が上がってかつ背景ボケの映画のようなルックが主流になっていて、カメラ目線の手振りカットはややわざとらしく感じてしまう。 時代の変化もあるのかもしれないが、映画的な表現がブライダル映像でも求められているのかカメラ目線やヤラセ感ある動作は違和感を感じてしまうのかもしれない。 カメラを意識しない人間はなかなかいないので、自然な表情を撮る

      • 同質と差異

        ブライダルのエンディングを作る際に構成を練るのだが「同じ構図」「同じ動作」「同じ表情」で場面転換に使う場合がある。 ブライダルの撮って出し編集は私が始めた20年前に比べるとかなり複雑になっている。単純に撮った順に並べていただけのものが最近では時間軸をいじって並べている。これは一種の映画的な編集とも言える。 時間を飛ばせると言うのは映画が発明したものだから「映画っぽい」を表現するのに自然にブライダルの撮って出しでも使われるようになったわけだ。 時間や場面が変わる場合、わか

        • 高感度とオートフォーカス

          ソニーのFX3を使って3年くらいになるが動画のカメラとしてはこれ以上のものはない。 ブライダルをやってて恩恵を感じるのは高感度性能とオートフォーカス性能だろう。 ブライダルの現場は照明が暗めなので高感度は助かる。また映像上映中など会場が暗い時は照明を当てられないので感度を上げてもノイズが出ないのはかなり助かるし、最初使った時は感動した。 オートフォーカスはAIは入ってないが今ので充分だろう。照明やレンズによって認識が甘くなることもあるがここはマニュアルを併用すれば問題な

        「ラストマイル」の感想

          ブライダル撮影とデジ

          テレビ関係のお仕事をしたことないのであんまりデジという言葉は使わないけど、いわゆるデジの話をする。 デジというとハンドヘルドの業務用ビデオカメラのことを指していると言って差し支えないだろう。 具体的な機種で言うとSONYのNX5系が有名だ。デジはテレビだけでなくブライダル映像の世界でも重宝されている。 記録映像を収録する際は今でもデジは活躍している。デジは記録物を撮るのに操作性が良い上に音声もキチンと録れるようにキャノン端子が付いている。 記録物はまず撮れていることが

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          ブライダル撮影とデジ

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          映画制作

          今はしがないサラリーマンとして結婚式の撮影をひたすらしているが、学生の頃は映画が好きで自主制作映画を作っていた。 むしろ映画作るのが先で、結婚式の仕事は映画作るのに役立ちそうだと思って始めたのだった。 結婚式の撮影のお仕事をやっていると映画を作っていたり映画の現場に出ているフリーのカメラマンさんと出会う。そのつながりで映画の現場に遊びに行ったりもしていた。 最近はご無沙汰だけどまた映画作りに参加したいもんです 何気にオンデマンドで自分の監督作品を販売している。

          35mm

          35mmは難しい焦点距離でまだまだ掴めない。背景整理が難しいのが大きな理由だろうか。 結婚式の映像の仕事を始めた時はビデオカメラしか持っていなかったので焦点距離なんかを気にしたこともなかった。今にして思うとビデオカメラも焦点距離があるに決まってるんだけど、そんなことは意識してなかった。 一眼動画が登場して焦点距離を意識するようになったらそのついでみたいに構図を意識するようになった。ビデオカメラでも構図は気にしてたつもりだけど、焦点距離による違いまでは意識してなかった。

          ブライダル映像はスピード勝負

          ブライダルの撮って出し編集に関してになるが、スピードが速いと判断が速くなる。丁寧に編集した方がミスがないと思いきや、スピードが速いと迷いがない分編集に無駄がなくなる。 なので編集は早くなる方がよいのだろうか? 最近は何事も簡単に結論は出さないようにしている。無駄がないやスピード重視というのをベースに物を作るのは商品としとは大事だけど、作品としては何かを失っているような気がするのだ。 ハッとするような作品には常に余白があるし、余白こそがその人らしかったりする。 本でもフ

          ブライダル映像はスピード勝負

          半分くらい

          仕事でやりがいを求めたり夢を叶えようという思想がどうしても抜け切れないので、仕事が人生の全てになってしまいがち。 仕事を半分くらいに減らしてそれ以外の時間で映画やカメラのことをやれた方がきっと良いのだろうなあと思っている。 わたし特有の年代的なものではなく会社にいると仕事のやりがいや夢みたいな思想は今でも根強いのでこれを帰るのは難しいんだろうけど、人に教える時に「会社の仕事を最優先にしなくても良いよ」というのは意識的に伝えている。自分がそれとは逆なのであまり言葉は響いてい

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          構図を決める時に考えること(映像の場合)

          主に結婚式の撮影ばかりしているので話は限定されるかもしれないが、構図は大事である。素人っぽい構図は確かに存在して、映像の場合は頭が空いている(天あき)や逆に頭が切れているもの、中途半端に空間が空いてたりする。 ところが映像は写真ほど構図が厳密ではなく写っていればOKみたいなところがある。構図に凝って決定的瞬間を逃すくらいならとにかくまずレンズを被写体に向けるというのは最初に教えていることだ。 それでも構図は気にすることがあるが、上記のようなことではなく、いかに現実感をなく

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          構図を決める時に考えること(映像の場合)

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          動画編集でストーリー性を作る

          動画編集は撮ったものをただ並べるだけで成立するものだから、最初はそういう教え方をする。というのも動画編集をやるのが初めてという方が多いので難しい話以前に編集ソフトに慣れてもらう必要があるのだ。 ある程度覚えたら編集にストーリー性を持たせることを意識してもらっている。 すごく簡単なやり方は一つのクリップがあって、それの真ん中でカットして、関係ない映像を2,3カット入れてみる。 これであたかも被写体が何かを思い浮かべているような動画が完成する。 そこから一歩進んで関連性な

          動画編集でストーリー性を作る

          台風

          撮影の仕事をしていると天候に左右されやすい。外で撮影するはずが雨が降れば中での撮影になるし、雨の中強行するとこもある。 ただ、台風となると話が変わってくる。撮影をすると言うのは基本的に被写体がいるわけでまず被写体が現場に来れないなら撮影は不可能になる。 結婚式は一度契約すると滅多に延期はしないものである。結婚式の撮影してて延期という話が出た経験はなくはない。それは

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          編集しずらい動画の素材

          どんな素材でもうまく編集するのが動画編集者の仕事なのかもしれない。地獄の黙示録の編集者ウォルマーマーチは誰も手がつけられなかった膨大な量の素材をうまく編集してアカデミー賞を受賞している。 とは言え形になれば良いが形にするまでの苦労は素材によってちがうものだ。 編集しずらい素材は動きすぎている素材だろう。動いても良いけど使えいない映像だと困るのだ。 写真と動画の区別がつかないとどうしてもタイミングに間に合わすことを優先してポジションチェンジをしまくって編集しずらい素材を撮

          編集しずらい動画の素材

          イベント(ブライダル)を撮るときの勘

          撮影の仕事を勘でやる訳には行かないが、経験を重ねると勘がものを言う場合がある。 撮影の仕事を始めたばかりの人やいつまでもなかなか実力が上がらない人に特徴的なのは、何か事が起こってからポジションに構えることだ。 だから慣れてないカメラマンはよく現場で走っている。基本的に現場では走らない方が良いのだが、何かを撮り逃さないためには仕方ないのかもしれない。 勘の話でいうと事が起こる前の予感みたいなものを感じるのが勘である。それはイベントに参加する時にいきなり撮るのではなく資料を

          イベント(ブライダル)を撮るときの勘

          ブライダル動画での便利ズーム

          ブライダルに限らないけどイベント系の記録撮影する場合にレンズの選択肢で出てくるのが24-105になる。実際、人におすすめ聞かれたらとりあえず24-105買っておきなさい。と伝えている。 ブライダルやイベント系の撮影は立ち位置が自由に決められないのでやむなく遠目で撮ることが多く、70mmだと物足りないことも多い。 じゃあ24-70だとダメなのか?というと意外と工夫次第でいけるようで、人によってはクロップを利用している。その場合APS-Cのボディだと厳しかったりする。あるいは

          ブライダル動画での便利ズーム

          ブライダルの撮影は誰でもできる?

          ブライダルの記録撮影は歴史が古く、50年前からやっている業者なんかもある。当然動画を撮るカメラを持つ人も限られていたので、誰でもできる撮影ではなかった。 現在は下手したらスマホですら高画質な映像が撮れるだろう。 じゃあ誰でもできるか?というと答えは半々だろう。とりあえず起こった出来事を残すだけと言う意味での撮影はスマホがあれば可能だし、式場に高い費用を払うくらいなら・・・と言う考えは否定できないだろう。それでもブライダルを記録で残して付加価値を提供している会社なり個人がい

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