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ドラマ版のGTOはとんでもないドラマだった

仕事が終わって家でAmazon Prime Videoを漁っていたら、GTO(1999)が目に入り、あまりの懐かしさと「実写化できるわけないだろうどれどれ」とやや上からほとんど期待せずに再生してました。そもそも20年も前のドラマだから出演している俳優もあまりわからなかったです。

適度な期待値で観はじめました。まあ予想に反さずそこそこ雑な筋書き(エンディングは未だに解せない)ながらも原作が好きすぎるのもあって気付いたら3日間寝る間も惜しんでぶっ通しで観ていました。

気づいたら本編だけじゃ飽き足らずスペシャルドラマと映画まで観てしまっているという結果に。。。

観終わったあと、とにかく言いたい事があり、こうやって久々に記事を更新しています。原作やドラマを知らない人のために簡単に簡単に紹介します。

GTO(1998年の学園ドラマ)
原作:藤沢とおる
脚本:遊川和彦、菅良幸
出演者:反町隆史、松嶋菜々子、近藤芳正、藤木直人、窪塚洋介、小栗旬

GTOの原作を読んだことのある人はなんとなく想像がつくと思いますが、主人公の鬼塚はとにかく物理世界からは反したアクションをします。

神崎麗美の高架線からのダイブといい、校舎屋上からの飛び降りをクレスタが受け止めるシーンといい、壁を突き破って勅使河原の首根っこをつかむシーンといい、実写化には相当な無理があるアクションです。自分がもし映画監督になるとしたらなるべくなら関わりたくないと思うでしょう。


やはり・・・




でも今日言いたいのは、ドラマの筋書きとか原作への愛とか脚本が柔軟で原作に拘らないスタイルになっているとかそんなことでは一切なくて、



いや、松嶋菜々子と反町隆史、微笑ましすぎない????



ということです。

このドラマを観た事がある人は100人中100人そう思ったに違いないです。もはや学園ドラマではないです。ラブストーリーだ。途中から非行に走る高校生とか、責任逃れする内山田教頭とか、サイコパス化する袋田とかもはやどうでもよくなってくきます。松嶋菜々子演じる冬月先生は原作の100倍大人っぽくなっていてそしてただひたすらに性格が良いです。結婚するならこういう女性が良いに決まっています。松嶋菜々子と反町が観たい。素直にそう思っていました。

反町の方は、原作ほどパンチはないものの、要所要所で良い言葉を残しているのも好感がありました。

「もし死んだら今度も俺のせいか。冗談じゃねぇよ。テメェの人生うまくいかなかったら何でもかんでも人のせいにしやがって。自分の周りがバカでしょうがないから自分の人生めちゃめちゃになるのかよ。(中略)お前の人生に奇跡を起こせんのは、お前だけなんだよ」(鬼塚)​

ちなみにびっくりしたのは、ドラマ版では当時高校生の小栗旬が生徒役で出ていて、チョイ役ながらかなり存在感を出していた。


でもやはり・・・

でも今日言いたいのはそんな原作やドラマの名台詞とか、若き日の小栗旬や窪塚洋介が割と存在感を発揮していて実力派は無名の時から輝くものがあるとかそういう話じゃなくて、



いや、松嶋菜々子と反町隆史、共演きっかけで結婚してたのかよ!!!!




びっくりだよ。芸能界にこんな素敵な話があったとは。プライベートでも結婚してる二人が演じるドラマ、そりゃ面白いに決まってます。GTOはかなり古い作品だけれども、そして筋書きだけで見ると相当にB級だと思うけれど、ドラマという枠から離れて観てみると、相当に面白い作品でした。
そして松嶋菜々子と結婚したかった人生でした。(未婚時に書いたこちらの1行は削除)

(おわり)

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