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ウェブニュースから寄稿の依頼が来たものの、お断りしたハナシ

今日は、ウェブニュースについて個人的に経験したことを書きたいと思います。

先週末 (9/8) の夜、ツイッターの@ツイートを通して以下のようなメッセージをいただきました(一部モザイクかけてます)。

9/5に書いた eスポーツに関する記事を「ガジェット通信」の寄稿記事として掲載したいという依頼でした。

ガジェット通信さんは、興味のある記事があると読ませてもらっているし、その界隈の人たちにはけっこう知名度もあると思うので、さっそく指定されたアドレスあてに「大変喜んでいます。詳細を教えてください」というメールを送りました。

すると、30分ほどで担当の方から返信があり、

掲載にあたっては、ガジェット通信統一の記事体裁(タイトルや見出しなどのサイズ、書体など)へ変換させていただきますが、著作者様の文意を損なわないためにも抜粋や編集等は基本的に行わず、文章、画像などそのまま掲載させていただく予定です。

という説明がありました。ほかには、外部リンクはURL表記するとか、配信先のポータルサイトの紹介とか、過去の寄稿記事の紹介URLなどが書かれていました。

ひと通り読んでみて、何か違和感がありました。もう一度読み返してみると、寄稿に対する原稿料についての記載がありません。念のため寄稿記事の紹介先も見てみましたが、それらしい記載はありません。

ひょっとして、「寄稿」とは「無償で原稿を紙面に載せてもらう」ことを意味する言葉なんだろうかと思い、辞書を見てみました。

き こう-かう [0] 【寄稿】
( 名 ) スル
依頼されて、雑誌や新聞などに原稿を書き送ること。また、その原稿。 「雑誌に-する」
- 三省堂 大辞林

と書いてあり、無償の意味はなさそうです。似た言葉に、「寄附」「 寄付」「 寄金」というのがありますので、ひょっとしたら無関係ではないのかも知れませんが...

そもそも、上記の記事を note に書いたのは、一定期間を過ぎたら有料で公開しようと思っているからで、記事の最後にもその旨を説明書きをしてあります。

そこで、念のため確認で「今回のご依頼は原稿料なしに転載したいということでしょうか」と送ったところ、「大変申し訳ありませんが寄稿カテゴリでの掲載に関しては、無償での提供をお願いしております」との返信がありました。

私は知らなかったのですが、ガジェット通信さんは表現者に場所を提供するということを積極的に行なっているようです。その一環として声をかけていただいたのかも知れません。

ガジェット通信さんや、そこからポータルメディアに配信されれば、そのあと読者が増えるかも知れませんが、eスポーツに関してはこれ以上書く予定もないし、そもそもゲームをしない人間なので、eスポーツ以外で今後それらの読者が期待する記事も書かないと思われます。

そして、それ以前に商業ベースで公開しているサイトに無償で記事を提供するのは、個人的には納得しがたいこともあり、掲載をお断りすることにしました。


今回、私はお断りしましたが、ガジェット通信さんにはたくさんの人が寄稿しています。それらの方々も上のようなやり取りを通して、掲載しているのかと思うと、読み方も少し変わってきますね。今回は勉強になりました。

※この顛末について記事にしてよいか、ガジェット通信さんの担当者に確認したところ「問題ありません」との回答でしたので記事にしました。寛大な対応、ありがとうございます。


記事を楽しんでいただけましたか?気が向いたら、投げ銭などしてもらえるとウレシイです。コーヒー飲んだりしたいです...