誰でもどこでもどんなものでも作れるので主食になる

 文化鍋での炊飯。吹きこぼれが一切ない。ガスレンジが汚れない。もうそれだけで文化を名乗ってよいほどの鍋。羽釜も高い炊飯器も土鍋も鋳物ホーローの鍋も試したが、文化鍋が炊飯に特化しててもっともよい。変えるつもりはない。
 だからといって文化鍋じゃない上記のような土鍋だのルクルーゼだのストウブだのが最もいい、という方々と争うつもりもない。好きにすりゃいい。鍋も道具の趣味の範疇だ。どれが最も美味しいかなどというのは基本オーディオオカルトの、真空管の音がいい、とか、人工ガラス(ただのプラスチック)のスピーカーがよい、と思い込むひとらとあんまりかわらん(個人的にはwwwそんなもん、音がいいわけなかろうに、と思うが黙っておく、ここに書いたので黙ってないけどwwwあんな貧相なもんの音がいいわけがないがそいつにゃよく聴こえるのだ、ほっとくに限る。好きにすりゃいい。好きなもので作るのがよろしい。後半でも言うが、米なんてそこらの空き缶でも炊ける。しかも美味しく炊ける。
 文化鍋の場合、最初に強火で、この動画のように噴き出してから弱火で十数分放置して完成する。完璧な炊き上がりになる。水加減に気をつければ誰にでもできる。誰にでもできるから定着し、主食になる。特殊技術の必要な料理はその道をくぐれない
 つまりまあ、空き缶でも米は炊ける(二回目)。空き缶を丈夫にしてフタをつけたのが飯盒でありメスティンでありキャンプ用のクッカーだ。メスティンは流行りモノ好きの一般の人までもが買ったんだろう、どこにでも売ってた。ダイソーに並んだら「ああ、一般人まで浸透したな」の目印になる。そのうち投げ売り価格になった。そりゃそうだ。アルミ叩いてくっつけて作っただけの四角い箱だものどこでも作れる。
 主食となる炭水化物に手間が異常なぐらいかかったら、それは主食にはならない。誰でもどこでもどんなものでも作れるので主食になる。米とはそういうもの。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?