屋外キャンプ&畑のできる場所を持ってた時の話。売地に誰が管理してるかわからんような他人の墓があったりするととても安く買えるのでマメにみるといいです。

冬に競売でそこが出た。よく知ってる場所だった。競売不動産は売れないと三回ぐらい値下げして出される。その三回目にぶち当たった。不動産屋は土地を集めるのが商売ではなく、入手した土地を売るのが商売なので、しらんやつの墓があったりすると手を出さないのだった。そこらはドライに考えてガシガシ買えばいいのにと私なら思う。私が不動産屋になったらそういうの専門で買う。実際、その上知ってる場所だし行くのにもさほど苦労がない距離だったので入札した。他の入札者がいなかったのでとても安かった。春になってそこで遊ぼうと思って現地に行くと、そこは笹薮になっていた。競売の写真は雪に覆われていた。しくじった。

刈り払い機を借りて一面の笹を全部刈り取った。きれいになったと思うだろう。きれいなのは一週間だ。笹のやつら、切ったそばから新しい芽を出してきやがる。刈り払い機では駆除できない。根を分断しないといけない。ツルハシで畳一枚分やってみたがとても時間がかかった。二反もある。無理だ。

笹薮の根っこを分断するには重機だ。トラクターのロータリーだ。手押しの耕運機を買いに行ったが並んでいる大型トラクターのかっこよさに心が動いしまい、そこでトラクターを買った。すみずみまで深爪ロータリーをかけた。

元地蔵堂や寺っぽいものがあったそこをロータリーがけをすると、処置に困って埋められた地蔵や蓮華台がどんどん出てくる。奉納の、名前と金額を書いた石柱も出てくる。地蔵関係はヤフオクで全部売った。いい値段で売れた。奉納石柱は売れないだろうと思ってまとめておいた。

火遊び場アンド菜園にしていたその開墾したカワイベースは一部境内地でその部分だけ固定資産税はかからなかった。その奉納石柱をかまどにして屋外料理を行った。友人をいっぱい読んでそこで大火遊び大会アンド料理退会アンド焚火ごっこをやった。全員大人だ。みんないろんなものを燃やしたがる。近所のおじさん(よく知らないが気立てのいい人)もくる。大人の火遊びは誰にも怒られない。

何度も使ってるうちに奉納石柱がガシガシ割れたり折れたりしていく。ただのあそこらへんの石はかまどに使うには弱いのだなと知る。

雪がとけてもしかまどを作ることがあったら耐火煉瓦とかそういうものにしたいが、材料費組み立て費、自作でも結構高い。やっぱり薪ストーブの使い捨てにする。

今回は長かったですね。最後まで読んでくださってお疲れさまでした。

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