漢文とか古文とかの基本的なやつ(副題 1万人の中の一人だけでもその中から出てくればいい)

 紀元前の中国の人らも、普通の生物学的人間なので寝たり起きたり飲んだり食ったりを普通にしている当たり前じゃないかwwwだからその手の漢字や表現は原文にも頻繁にあらわれる。特に暗記するまでもなく自然に覚える。何度も出てくると覚えるものなので、これが、たとえば史書で「300年に一回あるかないか」みたいな時に使うような漢字も出てくるが、それは読めないのが正しい。そのために辞書がある。で40冊の叢書でその漢字が出てくるのが3回だけ、とかだったらまるで記憶する必要もない。出てきたら調べりゃいいのだ、きっとほぼ出てこないけど。

 現代語訳されていない源氏物語を読んでみたい、という気持ちはわかる。岩波文庫で6冊本で出ている山岸徳平校注のあれだとして、ただ、古文常識古文文法知識が高校生や大学受験生、学部一年生レベルでもあれは無理だ。  

 所謂「原文で読みたい」のそのためには結構な基礎訓練を必要とする。まあNHK大河のおかげで各出版社のそれらは売れてるんだろうというのは、Amazonの販売ランキングの数字でわかるが、そのランキングくらいにまでなると、上記の基礎の出来てない方々が流行りモノとして買ってるのだろうなあと思うが、きっかけがあんなテレビのドラマ仕立てのあれでも興味をもつのはとてもいいことだと思うし、その全然読めないわーが1万人いたとして、その中のたった一人でも「よーし、やったる!」が出てくるだろうから、その手のブームを茶化したりバカにしたりは絶対にしない。あんなもんきっかけでも後世の大家なんてのが生まれるものだ。

 ただ、どうせなら、そんなハードルの高いものを買うより、現代語訳詳細な注釈付きのものを「日本の古本屋」サイトで買うほうがいい。原文対照現代語訳付きってのはかなりいいものなのだ。で、やまほど売れたものなので在庫もふんだんにあるはずなのだ(まだ確認してない)。全巻揃いで買うといい。本棚の飾りにもなる。飾りとしての書籍ってのはいいもんだ。洋書の壁紙なんかよりずっといい(嘉悦大時計泥棒)。その上、研究その他がかなり充実している題材なので関連書籍は山ほどある。個人的にはそこらのうんこ出版社のクズ本や便乗本に騙されてほしくないとは思うが、まあ期待しない。前述の1万人の中の一人だけでもその中から出てくればいい。

 あと、頻繁に出てくる単語は自然に覚える、というか、源氏物語とはいえ、人間中心の日常の物語なので、珍しい動作や珍しい事物が頻繁にあらわれるわけでもない。あの時代だって私らと同じように食うて寝て遊んでいるのだし。その時代特有の特殊動作だって、何度も出てくれば自然に覚える。

 現代語訳だけ、というのも結構な数の作家が出している。作家ごとのクセがある。図書館で確認するといいのだ。そういう文化施設は便利に使うべきなのだ。


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